江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

張P版西遊記 その7

43~49集

 たまには自分がと托鉢にでかけ、蜘蛛の精にとっつかまってしまった三蔵。
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 ほんっとに嫌そうにしてますねえ。
 三蔵を助け出そうとやってきた八戒が水浴している蜘蛛の精たちの中に・・・というおなじみの場面。ずいぶん寒そうな撮影だったはずなのにここだけはなんか暖かそうです。きっとプールかなんかで撮影して合成したんでしょうが、けっこううまくつなげているように見えます。
 しっかし、へそから糸を吹き出したんには笑ったわ(^▽^)
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 蜘蛛の精の大姐黒蜘蛛は孟广美@李莫愁で、彼女たちの義兄弟蜈蚣の精多目怪は周暁浜@洪勝海@碧血剣とおなじみの面々。
 当初の演員表にあっても出てこない人がいっぱいいるというのは毎度のことなんで、かえってちゃんと前振り通り出てくると「あったり~~」みたいなお得感があります。
 今のところ、唐国強@元始天尊、金角・銀角の修兄弟は別の人だったし、于承恵@太乙真人は根本的に出てきてないです。黄暁明の二郎神とか李亜鵬の李世民なんかは撮影開始からもうこけたってわかってたから、なんの期待も失望もないけど、あとは出てるか出てないか毎回くじ引き気分ですw
 
 いよいよ西域にはいってきて、これから今まで以上にやっかいな妖怪たちが出てくるから用心しろとわざわざ太白金星が警告にやってきました。
 そこに現れた妖怪の一群。
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 偵察に行った悟空がまたしてもツボの中に閉じ込められたのを皮切りに、師父たちが殺されてしまったと悟空が嘆いたり、お互いにわーわー泣きあうこと数度。
 巨大なセイロで4人がむされそうになったりした挙句に、助けを求めに行った悟空に如来が言ったのは「あ、それ。それならわかってる」そりゃ悟空怒り心頭ですわ。さんざん悪態をついて、さっさとなんとかしろと迫ります。
 
 このあたりは、西遊記の神仙や仏はどんなに悪いことをしてても、知らぬ顔ってのが大嫌いな迷子の感覚から言いうと好ましいのですが、きっと本国では原作の改悪だとかなんとかブーイングが出てるんでしょうね。古典に現代的価値観を持ち込むことの是非はあるとは思いますが、見てて気分悪くなるのは願い下げにしたいものとしては一応歓迎です。
 
 結局、唐僧一行を襲ったのは、文殊の乗ってる象と普賢の乗ってる獅子、それに孔雀というまたしも神仙や仏のもとから逃げ出した連中。「いいかげんにしろ」と悟空が怒ること怒ること・・・
 
 次にやってきた比丘国では、不老不死を求める国王が子どもたちの心臓を薬にすればいいと怪しげな道士に吹き込まれ、子どもたちがかごに入れられあわやというところ。
 仰天した悟空たちの活躍で、道士の正体が暴かれ、国王は自分の過ちに気がつくという話。
 子供より効き目があるからお前の心臓をよこせと迫られた三蔵のかわりに彼に化けた悟空が次々と違う色の心臓を取り出して見せるという見せ場なんかもありました。この唐僧、けっこうよくぬぎますなあw
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 でもって、この道士の正体は寿星の連れてる鹿!たいがいにしろというわけです。
 籠に入れられて殺されそうになった子どもたちにわびを入れろ、殺してしまえという悟空に、厳しくしつけるから命だけは許してやってくれという寿星。身内にだけ甘いのよ、神仙なんて!
 
 さて、というところで49集半ば。
 次に出てくるのは、地涌夫人ということになりました。
 はやいもので、後10集。工事より先にこっちが終わりそうですわ。