江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

軒轅剣之天之痕 その1

1~4集 崑崙鏡篇

 
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 胡歌プロデュースのゲーム原作ファンタジー武侠ドラマということでいいんでしょうか?
 女媧が残したという太古の5つの宝を手に入れたものは天下を支配できるという世界。
 時代背景は、隋代。征服された国々の元王族や元家臣たちは隋を倒し、国を復興させようとあちこちに潜伏、機会を狙っている。
 
 主人公その1の陳靖仇(飾演 蒋劲夫@新人)は、陳の皇子で陳の復興の夢を一身に集めている。人柄はいいけど、武芸は、からきし・・・という設定。
 
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 主人公その2の宇文拓(飾演 胡歌)も隋に滅ぼされた北周の皇子で先祖伝来の秘宝軒轅剣を持つ。だが、母を囚えられ、隋の煬帝(飾演 趙毅@安剣青@碧血剣)を操る怪人楊素(飾演 巴森@成吉思汗@射鵰英雄伝)の弟子になることを強要され、今は冷酷な隋の将軍となっている。
 
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 宇文拓が手に入れた河洛石刻を奪った拓跋玉児(飾演 劉詩詩@)も、父を宇文拓に殺された拓跋氏の公主。
と、出てくる人間がみんなプリンス、プリンセスってのもあんまりだと思うが、まあそうなっとります。
 
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 この河洛石刻ってのは、まるでタブレットPCのごとく必要な情報を提供してくれるアイテムだったり、プロジェクタでスクリーンに動画を写したり、なんやかんやとどこが隋朝なんやねん!と突っ込みたくなる設定が続きます。
 
 とにかく、世界を手に入れるために必要な太古の宝その1の崑崙鏡は、陳靖仇の手に。
 
 次は、月河城にある女媧石を探すことに。
 ところが、これを手に入れるためには、善良な人間でないといけない、罪悪を重ねてきた宇文拓ではダメ。そこで彼は独孤寧珂(飾演 唐嫣)の助けで、善良極まりない「剣痴」というまったく別の人間になって、再登場。
これが、いつもの胡歌キャラ。
 
 いくら黄金の仮面をつけて、冷酷ぶっても、目の前の陳靖仇の蒋劲夫がいつもの胡歌そっくりの出で立ちと演技でそこにいるもんで、なんか収まりが悪いことこの上ない。
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 こういう場面なんか胡歌vs胡歌に見えたりしちゃってw
 若手育てるつもりなら、別のキャラしたてた方がいいんじゃないかねえ。
 
 今までみたいに、宇文拓の方は、袁弘か誰かに任せて、自分で陳靖仇やったほうがよかったんじゃないか?「ほら、こんなにそっくり。胡歌と陳靖仇@蒋劲夫」なんて画像を作ってる中華ファンがいたけど、その気持ちわかるわw
 
 しかしまあ、ストーリ展開的には、(極悪宇文拓+極善剣痴)÷2で、第3の新宇文拓が出現しそうな気配がありますからなあ。これでいいのかもしれんと先読み。
 
 まだ、全体の9分の1にあたる4集分を見ただけですが、36集分にしては、盛り沢山で豪華な配役です。
 その割には、CGが残念なのはまいどのこと。
 アイテムも役者も、エピソードもいっぱいで、かえってストーリ展開が散漫にならなきゃいいがなあと不安を覚えつつ、次は「女媧石篇」です。