1~11集
昨年の秋ごろ日本でも放送され、DVDも店頭に並んでます。
実は、これと后宮甄嬛伝と宮の三作は、それぞれ現地で放送されたころに入手してはいるんですが、正直なかなか積極的に見ようということにはならない、どろどろ恋愛もの嫌い。
実は、これと后宮甄嬛伝と宮の三作は、それぞれ現地で放送されたころに入手してはいるんですが、正直なかなか積極的に見ようということにはならない、どろどろ恋愛もの嫌い。
后宮甄嬛伝はあと少しで半分というところで放り出したまま。
じゃ、なぜ今頃歩歩驚心なのかというと、早く見ないとHDがいっぱいになってきたからです。そりゃ、日本語の字幕ついてる方が見やすい。
さて、この電視劇日本では「宮廷女官若曦」という身も蓋もない韓流ドラマまがいの邦題が付けられてました。そして、タイムスリップしていった清時代の朝廷では、美しい9人の皇子がヒロインを待っていたというような宣伝文がついていました。
我が事ながら呆れるのは、この9人の皇子。全部見分けが付いた自分・・・すっかりお馴染みさんですわw。
恋人と喧嘩したあげくに、電気ショックで清代の康熙帝時代にタイムスリップした主人公の張暁。
本人がまるごとじゃなくて、意識だけが清代の貴族の娘、若曦に乗り移ったという設定です。
本人がまるごとじゃなくて、意識だけが清代の貴族の娘、若曦に乗り移ったという設定です。
これだと、いきなり康熙帝の皇子たちと知り合うこともできて、お手軽ではあります。
しかも、この裏バージョンで現代にタイムスリップした清代の貴族の娘ってのもできるわけで・・・ひょっとして、歩歩驚心2って?とかも妄想中。
その若曦は、八阿哥の第二夫人若蘭の妹で、本人は次の康熙帝の后候補の一人として、姉のもとにいる。おてんば、勝気、負けず嫌いで怖いもの知らずといういかにもなヒロイン像です。
八阿哥というと雍正帝に、ディスられたあの人。次々に目の前に現れる華麗なファッションの皇子たち、その末路を知っている若曦には複雑なものがある。
で、遊び相手の十阿哥には惚れられ、人格者の八阿哥には自分が惹かれ、将来の雍正帝と知っている四阿哥には畏れを感じ・・・とそれぞれの皇子たちとの楽しい日々を送ってたりします。
いよいよ后選びのとき、皇子たちは父親に取られては大変と母親たちに頼んで、后候補から彼女を外させる。その結果、若曦は皇帝のお茶係の女官になることに。
ここから、彼女の性格が一変。それまでは、どちらかというと黄蓉か夏青青だったのが、いきなりチャングムになってしまった。
キャワキャワやってた女子高生がいきなりキャリアウーマンになってしまったのが、変といえば変です。
太子の二阿哥は父親には愛されているものの、周囲からは次期皇帝としては不適格とみなされている。
その代わりに自分が皇帝にと事実上手をあげたのが八阿哥、それを支える九、十、十四阿哥、本心を見せないが実際には次の皇帝になる四阿哥と十三阿哥という皇子たちの勢力分布。これで7人。 それに、全くのおまけ扱いで三、五阿哥。一人おっさん世代の長兄大阿哥ともっと年少の皇子たちは勘定に入っていないらしいです。
未来の雍正帝四阿哥の呉奇隆は、全然表情を変えない。役作りなのか・・・最近こんな役ばかりのような気がします。というか四小天王時代の昔の台湾映画見ていても、林志頴や蘇有朋はもちろん、金城武と比べても表情の薄い役が多かったような気がする。
ところで、この呉奇隆、1970年生まれだそうで、今年もう42歳あたり。后宮甄嬛伝で雍正帝をしていた陳建斌も同じ1970年生まれ。なんであっちは・・・とぼやいているそうですがw
人格者で若曦が惹かれる八阿哥・・・中の人の鄭嘉頴って、林志頴と蘇有朋が主演した絶代双驕でおまぬけな悪役江玉郎を演じていて、小魚児にさんざん弄ばれてた小悪党のイメージが強くて、いずれ「善人」の化けの皮が剥がれると期待してます。
蒙古王で巴森が出ていたり、現代の張暁の恋人役で馬天宇がちらっと出ていたり、配役的にはけっこう楽しめています。
恋愛ドロドロ化しなければ、このまま最後まで見られるのではないでしょうか?