36集から36集w
今まで見ていたテレビ版があんまり進まないうちに、別のところではもう54集大結局まで配信が終わっていた。
前に見ていたところでは一話25~28分だったのが、今回のところでは一話45分で予定通りの54集。
それで前回の36集は45分バージョンでは26集辺りになり、改めて36集までということになりました。めんどくさい。
中味としては、瀕死の阿紫を抱えた蕭峯が西夏を経て、遼国へたどり着き、南院大王となるまで。
阿紫がどうして瀕死になったかというと、蕭峯に暗器を放ったせいだったはずですが、このドラマでは死んだ姉阿朱を思うだけで自分をかまってくれない蕭峯へのあてつけに自分で死のうとしたことになってました。こでも金庸先生の改作なんでしょうか?
原作や張P版に比べて、阿紫が早くから蕭峯を意識している演出です。
游担之も再登場して、阿紫に凧あげされたり、餌にされたりしとりました。
ここで蕭峯パートは一休み、よせばいいのにの段譽パートから虚竹パートに。
段譽はずっと王語嫣の後を追っかけている江湖なストーカー。彼女の従兄慕容復やその配下の風波悪たちが気に入らないのは当然ですが、だからといって語嫣の隣を争って肘で押しのけあったり、押し出された段譽がふくれっ面をしたりはやめてほしい、幼稚園児が喧嘩しているみたいだ。情けない。段譽パートはギャグだと割り切ってみるしかないんだろうか・・・
それにしても、疲れてるのかパンダ目の段譽に、倚天屠龍記の大根に負けない厚化粧の王語嫣。幻滅だわなあ・・・
虚竹は登場してから、いきなり全力疾走です。無崖子に逍遥派の掌門を譲られ、天山童姥に武芸を授けられ、氷室での夢姑とセッティングされ、李秋水と天山童姥の30年の争いに巻き込まれ・・・と巻き込まれ人生を送るうちに、あれよあれよと霊鷲宮の主になってました。
でも、まあ韓棟の虚竹じゃ「小和尚」という呼ばれ方には違和感あるなあ。なんといっても片っぽの笑傲江湖じゃ不可不快和尚だし、封神榜じゃ二郎神だったし、歩歩驚心じゃ九阿哥だし・・・いろんな意味でキレが良すぎますわ。
ちなみに、梅竹菊蘭の四剣は今回も梅と竹しかでません。そりゃ別にいいけど、張P版の愛らしい周姉妹とはがらりと違って、余婆が後二人いるみたいです。
霊鷲宮で段譽と虚竹が、互いに結ばれることのない恋人のことを嘆きあい、義兄弟の契りを結ぶという場面。設定自体はそのままなのに、根本が違う。
虚竹が「あなたの想い人は、王姑娘ですよね」というと段譽は「いや、違う。自分が思うのは結婚の誓いまでしたのに、兄妹だったために、結ばれることのなくなった木婉青だ」と答える。
おい、これって~
これは間違いなく金庸先生の改編部分か、出なけりゃそれを踏まえた演出なんでしょうな。
でも、じゃあどうして、段譽は王語嫣をストーカーしているわけですか?気が多いから?ただの暇つぶし?
洞窟の神仙姐姐の像そっくりだから?
それにしては今回、段譽は彫像に一目ぼれしてないようなんですが・・・改編版読まなきゃいけないんでしょうか(;;)
とにかく、今回視聴部分の個人的クライマックスは、蘇有朋@無崖子@張無忌、李秋水@賈静雯@趙敏、李碧雲@高圓圓@周芷若の倚天屠龍記トリオ。蘇有朋と賈静雯はそのまま老けメイクで現在バージョンも演じているんですね。これだけは掛け値なしに楽しみにしてました。そういや、倚天屠龍記からは小昭の陳秀麗も甘宝宝で、阿離の陳紫函も蕭峯の母で登場して、張無忌と4人の「妻」勢ぞろいなんですよねえ、本筋とは関係ないけどw
ここはまあファンサービスなんでしょうから、年端の行かない少女だったはずの李秋水の妹がもうけっこういい歳の高圓圓だったりすることには目をつぶっときましょう。
この3人の「30年前」の画像ばかり流出していたんで、その場に若き日の天山童姥もいたのに気が付かなかった。そのくらい、カリスマ性のない天山童姥です。
ここまで話が来たら、次は丐幇の話になるわけですね。見せ場の少林寺決戦とかが待ってるわけですが、あんまり期待しないほうがいい?
しかし、この神仙姐姐の彫像なんとかなりませんかね。明るいところで見ても不気味な上に、なぜか乳首がありありと・・・