江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

韓棟版鹿鼎記 その2

5~13集

 
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 前回までの分に比べると「こなれてきた」感じ。
 見てるこっちがなのか、ドラマ自体がなのかは不明。

 韋小宝が宮廷に紛れ込んで、小玄子こと康熙と知り合い、二人して遊びまわってるうちに親友となって・・・という原作の展開を、そのままたどってるんではありますが、みんなが大人の俳優なんでそこに無理があったようです。
 そもそものドラマのスタートから鳌拜を捕えるまでが一年という設定なんですが、そうでしたっけ?

 特に、韋小宝が小玄子と出会ってから、彼が皇帝だと知るまでがまるで二、三日しかたってないような印象なので、ドラマ展開があわただしく、視聴者としては乗り切れないままになってしまいました。そこに、子ども時代だからとやたらテンションの高い韋小宝なんで、ハイテンションで平板なイメージになってしまいました。

 ところが、鳌拜殺しのあたりになると、それなりに登場人物の年齢が上がってきたんで、「早送り」だったドラマが普通の再生速度になったって感じでしょうか。

 13集までで鳌拜を排除し、青木堂の香主になり、雲南から呉応熊が建寧公主をもらいにやってきて、沐府ともめて小郡主が小宝の部屋に運ばれてきました。
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 このドラマ、改編版をもとにしているそうなんで、どこまでが独自展開なのかわかりませんが、なにこれ~~と思ったエピソードがいくつか。ま、神鵰侠侶に比べりゃ、落ち着いて見てられます。

 以下アトランダムに、あれれ~を

・何しに出てきた釈小龍?
 静圓法師という役で、20分ぐらい登場。康熙から鳌拜をやっつけるための依頼を受け、特別な訓練を受けた小坊主を連れて紫禁城にやってくるんですが、これが単にコーチをして、すぐに退場。別に鳌拜とやりあうわけでもなんでもなく、いったいなんで出てきたのかがまったく不明。
 それにここで8人も武芸の達者な10歳ばかりの少年たちを出すなら、子役をだせばよかったんだよなあ。

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・双児がやたらに出てくる。狩りにでた康熙をおそったり、捕まってる鳌拜を毒殺しようと毒入れの食事をもって行ったり、康親王邸に侍女として潜り込んだりしてます。
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・風際中が息子を連れて登場。この息子に青木堂の香主の座を与えようと、鳌拜と手を組んでるちゅうのは、ありなんでしょうか?

・で、その息子と沐剣塀が恋仲、ただし、あっという間にふられた。

建寧公主もやたらに出しゃばってくる。結婚相手の呉応熊を見に康親王邸に侍女の格好で紛れ込んで大暴れってのは・・・あり?
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・小宝ママの韋春花も青木堂で小宝が香主になる場面に出現、大いに口だし。その後、紫禁城にまでやってきましたが、これもあり?
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・そうそう忘れてはいけない。計春華の海大冨は、武功も高く、不気味度も高く、もうちょっと何かやらかすかと期待したけど、原作通りに退場しました。

 鳌拜に康熙と小宝が飛びかかっていく場面で鳌拜の辮髪がカットごとにほどけてたり三つ編みのままだったりしたとか、皇帝の座る龍椅の周りがほこりだらけだったとかetcは、この際スルーしときますか。
 とにかくも全体的にトーンが少し下がったというか、落ち着いたんで、楽しく突っ込みながら見られるようになりました。