江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

陸小鳳与花満楼 その4

35~43集


最後まで見終わりました。
ネタつうほどのネタはありませんでしたが、一応画像(眉姐姐vs温太医w)下からネタバレのお断り。
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 前回視聴分過ぎた後、大結局に向けて少しはテンポアップ。

 霍休は珍しくちゃんと死んだようで、再登場はありませんでした。

 ここからは、新たに登場した「殺無赦」ってこれまた黒い仮面の男が悪の総元締めの位置につきました。

ってなあ~

 どう見ても、衛王@宗峰岩なんだよねwww

 これが悪い方もいい方も、二枚目も三枚目もできる韓棟あたりが配役されてると、もう少し見る方としては「謎」を楽しめるんだけど、配役が鉄板過ぎてwww

 でまあ、こ奴が金鵬王朝復活を目指す丹図の後ろで糸ひいていたわけです。

 この衛王の出生の秘密なんてのも出てきましたが、これが皇太后の浮気でできた子という段譽設定。ただし皇帝は知ってる。
 それがために、皇帝にはなれないわけですが、本人は知らない。
 だから、なんでぼくちゃんだけといじけまくった結果、武芸を身に付け、人間のできた衛王の裏で皇帝の位を狙って、実兄の皇帝に毒を盛り、皇太子や諸王を殺しまくり、資金稼ぎに悪事を働いてきたということです。皇帝の子ではないと知って、なおさらふてくされて、ヒートアップ。

 こうなった原因は、皇太后が前帝に不義の子を押し付けたせいだし、自分の息子を皇帝にするために画策したせいだし、衛王がふてくされる原因のあれこれもつくってきたわけで・・・やれやれですわ。
 結局この母子がみんな悪いw

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 最終的に、金鵬王朝の財宝と共に衛王はおしまい、丹鳳も去っていくというのも意外性ない。

 けど、このドラマの「まとめ」部分が、皇帝の解毒に成功した花満楼と陸小鳳、阿信の三人が皇帝からお褒めの言葉を・・・ってで終わるんだもんなあ。
 さすがに褒美には、自由に皇宮の酒を三日間のませてくれということになってたけど、太医よりあてにされてる神医に、大理寺よりあてにされてる探偵という設定なんでなあ・・・

 なんか最後まで主人公が陸小鳳であっても、陸小鳳ワールドでないドラマでした。

 于正のドラマだったら、絶対にこの話10集かそこらで終わってるか、ぶちぶちもっといろんな事件が主人公を襲うに決まってる。

 丹鳳が霍休に操られて衛王のところに行ってどうのうこうのというような話を延々とやったりはせんだろうなあ。

 けど、一つ一つのエピソードの間に脈絡がないのは一緒か。

 阿信が突然天松に惚れてすぐ結婚、すぐ死別エピソードに何の意味があったんだ?
 霍休が突然結婚して、跡継ぎを作ろうとしている話には、なんか意味が?
 突然徳王のブレーンとして出てきて、すぐ殺された木清風には何の意味が?

 とか、脚本がヘタレなので・・・としか言いようがないなあ。

 見始めた時には、林峯の陸小鳳は見かけなかなかはまってるし、中華電視劇にしてはCGもまあまあなんで、けっこう期待したんですけどねえ。
 まさが、最後まで「へびさん」だの「鳥さん」だのが大活躍する童話路線とは思わんかった。

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 それでも、途中で三倍速鑑賞にしてしまった蘭陵王よりは迷子的には「見られる」ドラマだったのが、主人公たちが流されるままになってなかったからです。ヘタレてるとはいえ、ちゃんと襲いくる運命やら悲劇やらに対抗していたからです。そうでなかったら、また三倍速確定でしたねw

演職員表

陸小鳳 林峯
阿信 張檬
花満楼 張暁龍
上官丹鳳 斕曦
衛王 宗峰岩
太后 劉雪華
上官飛燕 陳雅婷
霍休 鄭則仕
霍天青 蔡俊涛
西門吹雪 譚俊彦
育王 娄亜江
孫秀青 毛林林
上官丹图 斕曦
金鵬王 任学海
老板娘 王妍蘇
天松 応昊茗
朱停 魏震


制作人 陳新梁,楊亜玲
原著 古龍
導演 潘文杰、徐恵康、任海涛
編劇 江旋、邱琼、趙莉