白髪魔女之明月天国
練霓裳を范冰冰、卓一航を黄暁明がしている白髪魔女。
そろそろ白髪魔女トラウマもクリアされてきたんで、改めて見ました。
100分ぐらいの映画にするんで、大胆に原作を改編した脚本になっていますが、よくまとまっていたと思います。
この二人のネバネバ恋愛ドラマだけではくどいんでいやだなあと思っていたら、最近話題の人王学兵の慕容冲とか厳寛の皇太極とかが話にアクセントをつけてました。
あのなつかしい武当山を背景に于爺が見られて、眼福でした~
前にいるのは張無忌じゃなくて、卓一航w
ロケの時は看板とか机とか片付けるんだw
明末を舞台にしてるこの話、最後まで行ってもラスボス倒してすっきり終わるというわけにはいかないんで、ラスボス代理の趙文卓の金独異を練霓裳と卓一航の二人で倒すところで終わってます。その他もろもろは省略w
で、この金独異の計略で、卓一航と武当派が皇帝毒殺の疑いをかけられたり、練霓裳が卓一航の祖父殺しの濡れ衣をかけられたり・・・
武当派の名誉を回復し、袁崇焕を助けるために、武当派を裏切り魏忠賢に従ったと見せかけた卓一航。だけど、魏忠賢の娘と結婚までしてしまうので、練霓裳が白髪に・・・
このあたり無理に話持ってきてる感じだけど、そうでもしないと練霓裳が白髪になる理由ができないからなあ。
とにかくこの二人、助けたり助けられたりしているんですが、ジェンダー的にはどっちも男性な感じ。
恋愛場面になると練霓裳は女性になるんですが、そのほかの面では思いっきり漢です。大侠です。
卓一航も、武当派の新掌門で、正義感の強い若者なんですが、練霓裳に負けてる。
金独異につかまって、鎖でぐるぐる巻きにされた卓一航を助けに練霓裳が現れて・・・という場面、地面に転がった黄暁明が頼りなくて、色っぽくてw
映画の中のジェンダーを考えるには興味深かった。こういう場面って出てきてもお笑いにされてたり、思いっきりデフォルメされてるキャラだったり、普通に男女の主役が対等にするってまだまだ数少ないようなんでなあ。
とはいっても、エロチックな空気いっぱいだった林青霞・張国栄版に比べると、たいしたことはありません。
范冰冰のアクションも久しぶりに見た感じです。私的には、よせてあげてした結果首だけにされたり、胸当てつけられた武則天伝奇なんかよりずっと好みです。
そうそうエンディングテーマが張国栄の紅顔白髪だったのも、ポイント高かったです。
演員
角色 演員
練霓裳 范冰冰
卓一航 黄暁明
金独異 趙文卓
慕容冲 王学兵
皇太極 厳寛
魏忠賢 倪大紅
客娉婷 童瑶
凌慕華 葉童
紫陽道長 于承恵
鉄珊瑚 李欣汝
白石道長 徐向東
袁崇焕 肖栄生
職員
▪ 出品人:于冬
▪ 制作人:于冬;徐克;黄建新
▪ 原著:梁羽生
▪ 導演:張之亮
▪ 編劇:康橋;王冰
▪ 芸術指導:徐克
▪ 美術設計:葉錦添
▪ 動作指導:董瑋
▪ 監制:黄建新