38年後・・・
スターウォーズが初めて世に出たとき、日本での公開は確か2年近くも遅れた。
当時、ばりばりのSFファンだったもので、ものすごくおもしろい映画だ、これぞスペースオペラ、特撮がすごい、とか噂ばっかりが入ってくるのに、いらいら。いっそハワイにでもスターウォーズ見に行くツアーでも組むかとか言ってる間に、翌年の日本公開が決まったんだったと思う。それから、映画は来ないのに、雑誌に特集が組まれたりして、いい加減待ちくたびれたときに、やっとこさ日本公開。
それで、続けて帝国の逆襲、ジェダイの帰還と3部作がそろったところで、こんなインタビューがあったのを今でもはっきり覚えている。
「スターウォーズは全10作ということですが、次はいつ?」と尋ねられたルーカスのスタッフが、「監督は一生こればっかり作っていくわけにはいけない」と答えたんですよね。忘れられない。
ところが、20年近くたって、エピソード1~3が出たんで、あのやろ~~と思った。
今度もまたあのやろ~と思ったものの、結局スターウォーズに一生付き合っていくことになったのは、ファンも同じことですな。
かつての主人公トリオが登場したのを見て、彼らがスクリーンの上で刻んだ時間も、その外での時間も、どっと自分のところにも降りかかったような気がして、思わずめまいがしたのは私だけでしょうか?
今度の映画は最初の映画をなぞって展開していくとだけ聞いていて、あえて事前に下調べとかしないで、主人公の名前も知らないままに見に行ってきました。
字幕派なので、2Dです。
確かにその通り、砂漠の星から、森の星、雪原の星に、水の星と舞台も最初の3部作をなぞり、主人公が砂漠の星を出ていくストーリ展開も同じ。
そこに、登場する主人公たちが新キャラも懐かしいキャラもそれぞれにトラウマみたいなものを抱えていて、いけいけどんどん~ぼくはヒーロー!ではなくなっているのが、現代的でしょうね。
ジェダイの帰還あたりでも、そういう気配はあったけど・・・
38年の時間を経ても、やっぱりあの圧倒的なテーマが流れ、文字が流れていくと心が躍りました。
ストーリそのものについて、記事にするのは避けておきますが、見て損はないと思います。