江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

蜀山戦紀 その6

テレビ放送版 大結局

 ネット版とはストーリーの順番が入れ替わっていたり、結末が違っていたりするという話だったテレビ放送版。
全部見てる余裕はないので、大結局とその前の2集だけ見ました。

 とりあえず、ネタバレをお断りしておきます。

イメージ 1

 ネットもテレビも画面的にはそう違いはないんですが、結末のつけ方としてはかなり違っています。

 そもそも大して違いないだろうから、ほっとこうと思ってた迷子が見る気になったのは、こういう「孫」を抱いてる緑袍尊者こと上官警我の呉奇隆の画像が出てきたからです。いったいこんなホームドラマにして、どんな結末つけるんだ?ということです。

イメージ 2

 結果的には、この画像は「あの時、ああでなかったら、こうなってたかも~」という想像図という想定内の結果。

 けど、蜀山でのラスボス公孫無我との戦いで、緑袍と丁隠の二人が共に災いの元である赤魂石を持つ身として自分たちと公孫無我を封印させてしまったというのは同じ。でもその後、どうやら二人は封印された下でまだ生きてる、鼓動が聞こえる・・・と玉無心たちは希望をもち、無心は西域にあるもう一つの封印を見守りに去っていきました。その無心に青雲が、丁隠との縁切り状を渡して、再び生き返ったら二人で幸せにと送り出しています。
 テレビ版では、この鼓動が・・・のくだりがなく、二人の遺志をついで、封印を見守りに行くことになってます。縁切り状も丁隠が遺書として青雲に残しているんで、ころっと話がひっくり返っています。そして、青雲は、蜀山派の掌門になり、西域の無心には変わらず五鬼が寄り添っているということで終わり。

 ネット版で、希望の持てないこともない救いようのある終わり方をしていたのをひっくり返した最後のエピソードは丸ごとカットされています。結果的にはテレビ版の方が、何とも救いようのない終わり方かと。
 まだ赤魂石が封印されずに残ってしまっている、しかもそれが発動してきている・・・というこの場面がなくなると、後に続きにくいと思うんですけどねえ。

 まあ、マルチエンディングは最近の流行ではあるようです。