小説の85~105章
中盤最大のクライマックスなんで、さすがに話の流れは、大きく違ってません。ここで一番の大きな違いは、太皇太后の大葬の時に霓凰郡主が戻ってこないことでしょう。代わりにやさしかった大おばあさまの思い出を語り合うのは蒙大統領です。けど、やっぱり「恋人」の霓凰郡主との会話とは自然と中身を違ってくるもんで、いたずらばかりする腕白林殊がどんなにひどいことをしたか、お仕置きだ!と怒る父帥、かばってくれる太皇太后の思い出。
けど、ここで彼女帰って来ないと、次どうするんだろ?
大きな違いを別にして、目についたところ
景睿誕生日を控えて、梅長蘇が配下の童路たちに休みを与えようとする場面。明日は来なくていいと言われた童路が「なんか不始末しましたか!」と叩頭してしまうなど、社畜ぶりを発揮する江左盟のみなさん。
飛流は例の「どっちの手に入ってる」ゲームで三回負けて、罰に瓜を剥いてくる。蓮の花の形の飾り切りなんかして、一番大きいのを蘇哥哥にあげてほめられたのはともかく、失敗した分をたんと食べていたんで、みっちり叱られる。ちょっとお休みな蘇宅の一日。
誕生日当日、やけに客が少ないと思ってたけど、例年は豫津あたりがしきって大勢集まってどんちゃん騒ぎしてたもよう。今年は、蘇兄がきてくれて、宮羽が演奏に来てくれるんで静かに過ごしたいという当事者の景睿の希望で、少人数になった。でも、ちゃんと前日に豫津のしきりでどんちゃんやったんだと。
そのわずかな客を迎える場面。暗殺失敗以来の謝玉vs梅長蘇にひやひやする景睿だけど、もう一人の父卓庄主が梅長蘇に年少者に対する礼ではなく、対等の礼をしている様子を見て、豫津と二人で改めて梅長蘇の江湖での立場に気づかされてしまうとか、これからの「事件」に向けてテンションあげてます。ドラマだと表情とかの画面で伝えられることも言葉にしないといけないんですね。
その景睿に突然の妹出現ですが、ドラマでは「哥哥 我是念念」と名乗りを上げていますが、小説では顔を覆う布をとったら公主の顔は景睿そっくり・・・と一言で、一同納得。言葉は便利ですなw
大楚から卓鼎風への挑戦者の登場、宮羽の爆弾発言からの大混乱というところは一緒でしたが、最後の最後で脱力していた景睿が刺されてしまいました。気の毒な人に追い打ちかけてたんですな・・・
ついでに、夏冬が懸鏡司の合図の花火を上げるところ、激甘にいちゃん梅長蘇が「あ、それ、飛流にさせてやって。大好きだから」とか頼んでいて、ワロタ。こんな時にも徹底して甘やかすんだよな~
謝玉流刑の場面、豫津も念念も来てました。豫津が景睿との楽しい青春時代が終わってしまったことを知ってしまった場面にもなっています。
最後。ドラマじゃしないこと。皆がきちんと戸を閉める。雪の降る中、開けっ放しでいるなんということはない。やっぱりな~
静妃の誕生日に皇帝が靖王にいつでも母親に会える権利を与え、それが親王への昇進だと、誉王が焦って、梅長蘇に相談に来る。ここらへんから宮廷内での出来事も伝聞ではなく、ライブで話に登場してくるんですね。
そろそろ秦般弱がおかしいぞと気づいて、探りを入れ出すところまでたどり着きました。
とにかく半分過ぎた!がんばれ、自分!