江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜 その14

小説の106~137章

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 衛崢救出、梅長蘇vs夏江、誉王失脚と切れ目がないまま、一気に行っちゃいました。間に景睿との別れ、童路失踪とか太子廃嫡とかまあいろいろ。
 
 基本はもちろん同じなんですが、ドラマでお気に入りだった場面がすっぽりなくなっているとか、全体的にドラマより淡々とストーリが進んでいく感じはします。ドラマ化するときに、演出サイドとの協議の中でストーリが練り上げられていったのじゃないかと想像しています。
 全体で174章、8割近く進んで、これから九安山です。ドラマだと42集くらいですから、進度は同じくらいなんですが、場面を切り替えて誉王サイドの動きや後宮での事件、皇帝と高湛のやり取りなどが入っているドラマの方が密度が濃く感じられるところです。
 
 で、今回「読んだ」分。順序が入れ替わってしまってたら、ごめんなさいです。
 
 二度目の正月が近づく中、体調を崩している梅長蘇。言闕のところには自分で行ってません。黎綱が使者として行って「了解してもらいました」と報告を受けるだけ。豫津を入れた父子との場面、好きなんですけど、なかった。
 
 もう一つ、なかったのがかの「没脑子」エピソード。すっぽりないんです。そもそも地下の密室で衛崢救出について靖王が相談しに来るまでの梅長蘇が寝込んでいる間のあれこれの企みの描写はほとんどない。衛崢救出に反対する長蘇、決別を宣言する靖王という流れは一緒だけど、それに続いて「しかたない、じゃあそれは江左盟が・・・」となってしまうんです。没脑子~~残念だわ~
 
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 なかった場面の代わりにというわけでもないけど、衛崢の妻雲飄蓼(蕭景睿の失恋相手で、琅琊榜の美人榜に10年載っていたという美女)が救出を求めに蘇宅を訪れていました。
 
 衛崢救出作戦、続く朝廷でのやりとりはそんなに違いないんですが、ドラマじゃ静妃に命を助けられたスパイの侍女はあっさり殺されてしまいました。
 
 夏江に囚われた梅長蘇、7日後に死ぬという毒薬烏金丸を飲まされる場面。ドラマではどうも飲んだことになっていて、前後の描写から考えてみるとすり替えてたんじゃないかと疑問だったんですが、小説の中では「中毒してない。それほど馬鹿じゃない。」とあっさり答えていました。これですっきりしたんですが、後の話はどうなるんですかね?
 
 救出した衛崢がどこにいるかというところ、あっさり靖王が見破って梅長蘇も認めています。穆青が持ってきた手紙も雲南から来たもので、あれ以来郡主は聶鐸も一緒に雲南にいるようです。
 
 これから春の狩りに出かけるというところですが、本来行く資格のない蘇哲が同行することになるのは、一度会ってみたい~と静妃が言ったのを皇帝が承認したからだとここらへんは小説はしっかり設定を入れてきます。
 
 ほかに・・・
秦般弱が美貌と色仕掛けで童路をひっかけてくれと依頼した四姐・・・彼女はかつて琅琊美人榜に入ったことがあるという設定なんですが・・・そんな美女とは思えないけどなあ。
 
 飛流はこの後も「水牛」と言って、「靖王殿下」と呼べと注意されてます。でも、言い直さないw
 
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 親王に昇進してからの靖王が、軍事方面はともかくその他の政治には疎いところを梅長蘇が個人教授していますが、他にも宮中の儀式や作法についても老臣から特訓を受けてます。彼は、小さいときは宮中で母の静妃と辰妃が教え、少年期には祁王に教わっていたわけですが、同時に林殊という天才がいたために才能が目立たなかった。赤焔軍の事件があってからは、皇帝から冷遇されずっと戦地にいたので、学ぶ機会がなかったが・・・という話で、決して「没脑子」ではないとw 
 
 藺晨はまだ出てきませんが、宗主は病重く寝込んでいる、衛崢は捕まる・・・対策に頭を悩ます黎綱と甄平の二人が「こういうことにいてくれたら助かるのに」「でも、あの人は今南楚にいる」「肝心な時にはいない」「もともと宗主以外のことには興味ない人だから」とディスられています。まあ、腕はたつけど、扱いにくい人ではあるw
 
 さて、これから九安山。ドラマじゃカットになってたワンちゃんの出番が楽しみです。