江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

琅琊榜 その16

小説の156~163章

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 最後まで読んだ。読みましたとも~
 この前のところから残りは19章だけしかないんですが、中身がありすぎて、一度には無理。
 基本のストーリは同じでも、展開が違いすぎる。
 申し訳ないけど、続き明日ということで・・・
 
 前置き長くなってしまいますが、これまでずっとドラマの方がドラマチック(いや、まじで)な展開をしてると見てたんです。でもなあ、今から紹介するパートは小説の方もドラマチックではないかと・・・どこまで、お伝えできるかわからないけど、とにかくやってみます。
 
 ずっと蕭景琰は靖王で書いてきたんだけど、太子になっちゃった。でも、太子だと固有名詞じゃないんで、結局景琰で行きます。いや、靖王の靖がちょっと好ましかっただけなんですがw(わかる人にはわかるw)
 
 このあたりになると、何月何日に何があったと、日付入りで話が進むので、ちょっと拝借。
 
3月27日 春の狩りに九安山に出発
4月下旬  金陵に帰還
  このあたりで誉王に死刑判決?
  藺晨、蘇宅に到着 夏冬と宮羽すり替わり 聶鋒治療
6月16日 蕭景琰、東宮冊立。
6月17日 梁帝から、監国を命じられる
6月30日 中書令柳澄の孫娘が太子妃に決まる
7月 5日 静貴妃誕生日 
 
さてと~~
 
 静貴妃の誕生日祝いの後、紀王と言闕は太子=景琰のところへ、宗室減俸についての話。そこに、皇帝の使いで蒙摯が来る。
 紀王が「太子がもし江湖の人間なら、琅琊高手榜に載るだろうか。」と話を切り出したところ、言闕が若いころに林殊の父と一緒に江湖を渡り歩いた頃の話になる。
 その時に、適当に思いついた姚一言という仮名を使っていた、そこら辺にある木の名前を使ってた人間もいた・・・
「それは、林帥か?林帥は何と名乗っていたんだ?」
「石楠」と聞いたとたん、持っていた茶器をとり落とし、固まった景琰。頭の中には「あなたを選びます」以来の梅長蘇の姿が・・・
 
 そうなんです、ドラマであった夏江の告発から梁王の審問、梅長蘇毒殺を図る梁王、そこで梅長蘇が林殊だったと知る景琰というパートはないんです。ドラマでは、横で梅長蘇=林殊の顔をまじまじと見る景琰の表情が見ものだったんですけど、ま、小説は脳内変換で好き勝手w
 
 ついでに、「反乱っていのうはどういうものか見せてやる」と啖呵を切る霓凰郡主の雄姿も見られなかった。この場面、ほんと緊張感あってよかったんだけどね~
 
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 しばらく固まっていた景琰、突然馬で東宮を飛び出し、一目散に町中を走り抜ける。必死で追う蒙摯。
 
 角を曲がれば蘇宅の正門というところで、突然馬を止めたために景琰落馬。。やっと追いついた蒙摯は、地面に座り込んだまま血の気の引いた顔をした太子をゆっくりと助け起こす。
 
 すぐそこには林殊がいる。でも、馬で走っていく間に、誇り高い赤焔軍の小帥、キラキラ輝いていた天才少年、小さいころから一緒に遊び、競い合い、戦ってきた友だちを思い、彼が言わないにはそれだけの理由があると気づいた景琰は蘇宅に入っていくことをとどまり、戻っていく。
 
 「知ってたんだな、ずっと」と蒙摯に言うが、「彼が連絡してきた」と認めるものの、なぜ景琰には連絡しなかったのか、なぜ今のようにかわってしまったのか、病はどうなってるんだという質問には「約束したから」と何も答えない。
 
 そこで、今度は母親のもとに急行。
 いきなり「小殊はなんの病なんですか」と詰め寄る。
 息子が梅長蘇の正体に気づいたことを察知した静貴妃が、林殊の思いを代弁するのはだいたい一緒。
 
 二人が直接会わないまま、話が進みます。
 
 夏冬と宮羽の入れ替わりがばれて、蒙摯が一芝居。
 夏江は范呈湘のところに隠れていたが、裏切りに気づいて范呈湘を殺して逃走。
 
7月15日 太子大婚
 
 梅長蘇が大婚の祝いに東宮を訪れると、沈追と蔡荃がいる。
 すでに正体を知っている景琰は動揺、やっぱり疲れはしないかとかいろいろ気を遣ってしまうんですな。
 
 范呈湘事件の書類に見入っていた梅長蘇は、手元にある茶や菓子に何気に手を付ける。それを見ていた景琰が突然、彼の手から菓子を叩き落す。驚愕する一同。梅長蘇はその菓子が榛子酥だと知って、固まる。景琰が正体に気づいた・・・
 
 うろたえ、いきなり別れの挨拶をする梅長蘇。
 
 宮殿の外に出ると、飛流が佛牙の死骸を抱いて現れる。列戦英に「佛牙は寝ている」と言われた飛流は、どれだけ呼んでも目を覚まさないことにパニックを起こしている。蘇哥哥がそうであったようにどれだけ長く寝ていても、また目を覚ますものだと思っている飛流には、死というものが理解できない。
 
 重い佛牙の死骸を飛流に渡されて座り込んだ梅長蘇に、不安に駆られた飛流が同じようにもたれかかる。佛牙の死骸を抱き上げた景琰が、梅長蘇に手を差し出す。その時、二人の視線が交わり、激しい痛みを感じるとともに、相手の痛みを理解する。
 
 梅長蘇と飛流が去ったあと、景琰は沈追と蔡荃に13年前の赤焔軍と祁王の汚名を雪ぐことへの着手を命じる。
 
 この日のことは、飛流が知るだけで、蘇宅の一同は東宮から戻った梅長蘇が突然血を吐くほど体調を壊した理由がわからない。
 
 というところで、後11章。
 
 こんなに細かいのは今回分だけ。「なんとかで、おもしろかったです~」だけでは芸がないとは思うんですが、結局読書感想文並w
 かといって、細かくすればするほど、かえって何が言いたいのかわからなくなってしまう文章力のなさが、つらい。
 
 とにかく、今回分では林殊と景琰が互いを思いやって、心を痛めるという二人の友情がクローズアップされています。ドラマじゃ、霓凰郡主にいいところを持ってかれたせいもあって、いまいち景琰の主役感が薄いんですが、このあたりしっかり主役はってます。
 
 続きは、明日!(多分)