江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

六扇門 その3

21~33集

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 思ったより粘つかないままに二人目のうざいキャラ退場。もっともその代わりに本来のヒロインがうざキャラ化・・・いや、悲劇のヒロイン化。ま、こっちは想定範囲内。

 そのウザいキャラ、世間的には悲しい運命を背負った哀れなお嬢様キャラと見てほしいんだろうけど、ある時点でウザいのもなんもひっくるめてギャグキャラにしか見えんかった。

 母親の葬儀を出すために、だまされて妓楼に身を売った曹懿恩。親の仇の申力行も「崖から落ちて」死んだと聞かされ、葬儀もすんで、自殺を図る。一度目は失敗、二度目はほとんど成功して運び出されてく時に、ちょうど申力行が通りかかり、まだ「親の仇申力行」が生きていると知って、急に元気に復活。以後、海千山千の妓楼の女主人を相手に、もっと悪辣な取引を持ち掛ける。一瞬のうちに、世間知らずのお嬢様消滅。身は売らないけど、芸を売って、たちまち売り上げトップの花魁に・・・そんなお嬢様の素人芸が通用するはずもないんですけど、そこはまあ目をつぶっときます。

 でも、顔ひきつらせて「為父親報仇~」とかやってるけど、このキャラになんも感情移入できないと、ギャグにしか見えない。

 申力行の方は、最初に殺されたはずの太監江陵が生きていることを発見。まずます斉王の動きに取り込まれていく。
 ところが、もう少し冷静に全体を見ていた父親の申梓木が、謎の女に殺されてしまう。犯人を追う申力行だけど、そのうちに斉王と蘇溢清への疑いを持つようになって、彼女との関係がこじれる。

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 申梓木を殺したのは、蘇溢清の師父で斉王の昔の恋人単青だというんだから、まあ、当然。
 ネタバレしてるんじゃないです、申力行と仲間たち以外はみんな知ってる。

 朝廷の方は、皇帝が強気に出て皇后一派を冷遇、ただこの皇帝も何を考えているのか、怪しい。斉王が保護した江陵によると、皇后と皇子には秘密があるとか・・・別の側室が同時に妊娠してたというしひょっとして換太子かね。主人公自身がもう一人の皇子でもわたしゃ驚かない。

 そして、単青はすべては劉吉が黒幕と言い残して、自殺。皇帝は劉吉を処分というところで33集終了。

 劉吉にさんざん利用された曹懿恩は、六扇門の言亦冬をだまして申力行と対立させる。これから劉吉のために役立てようというところで、単青に殺されてしまいました。

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 斉王に全幅の信頼を置くことができなくなり、劉吉とも行き来をするようになった申力行。もう朝廷の権力争いの中に首までどっぷりです。頭がいいばかりに、両方からうまく利用されてますな。
 もっとも、全体的に怪しいおじさん、おばさんが、若いのを利用しまくってる話ですが・・・

 ドラマも4分の3を過ぎて、準々主役キャラあたりが次々に退場し続けています。

 中華ドラマお馴染みのネタバレオープニング、エンディングを見ると、なんかほとんどのキャラは死に絶えるような・・・

 誰が、誰を殺したのか、それは何故なのか、所詮黒幕は皇帝、皇后・劉吉、趙無極、斉王のいずれかなのは確か?ですが、こっちはまだモチベーション維持できてるので、腰砕けにならないことだけを希望してます。