1~6集
この夏、迷子的には老九門と並んで楽しみにしてたのがこれ。
期待はずれにはならなかったようです。
同時期に公開になった幻城に比べれば、ずっと中華なストーリ展開というか舞台設定です。まあ比べられるのは仕方ないこの二つですが、どうしても幻城が色んな意味でなんか無理してるよなあというイメージが付きまとうのに対して、こっちは手慣れた感じがします。CG的には主人公にアメディオ風な子ザルのペットができましたが、人と絡むCGの動物の出来は毎度おなじみの程度。
主人公の張小凡は、大虐殺にあって絶滅した村の生き残りで、友人の林惊羽とともに、星雲山に引き取られ弟子入りすることになった。
彼の弟子入りした大竹峰にはぶっきらぼうな師父田不易@謝寧と優しい師娘、その娘霊児@唐艺昕と兄弟子たちがいて、料理の腕が立つ小凡はたちまち七人目の弟子として受け入れられるが、5年たっても彼は全く仙術を身に付けることができず、引け目を感じている。
5年もいるうちに、曽書書@秦俊杰という遊び仲間もでき、それなりに楽しい修行ライフを送っている小凡。一緒に青雲山に来た林惊羽は蒼松道長の弟子となり、たちまち弟子のトップに立ってしまった。
なんとか小凡に法術を身に付けさせたいと霊児は親に隠れて、小凡を特訓するが、成果は上がらない。
ところが、この小凡はそもそも村が滅ぼされる前に出会った謎の人物から噬血珠を与えられ、死ぬ前に弟子になっていたという誰も知らない過去があって、本人も知らないこの噬血珠の秘密がこれから彼をひきずりまわすことになりそうです。
早速魔教の娘碧遥@趙麗穎とも知りあったし、水の中から飛び出した杖と噬血珠が合体して彼の武器になったし、これから彼の隠された力が引き出されることになって、正邪両方からつつきまわされるんでしょうなあ。
この流れは、古剣奇譚の百里屠蘇が無表情からだんだん感情を表すようになったのと逆方向になるのかなあと妄想中。中の人は同じ李易峰ですから。
で、元に戻って、幻城。こちらはいかにも絶対的なヒーローらしい卡索@馮紹峰とその弟櫻空釋@馬天宇がメインなんですが、弟キャラ馬天宇がこれから闇落ちしそうな展開?こっちの青雲志では、張小凡@李易峰が闇落ちするのかブラック化するのか・・・
なんか設定にも似たようなにおいがして、同じ時期に同じようなテーマの作品をぶつけあいっこするのが中華なドラマ世界の伝統?
俳優のキャスティングもいったん人気が出るとその人をどっと使おうとするので、老九門にも青雲志にも出てる趙麗穎なんかまだほかにも出てる。琅琊榜の靖王・王凱もこの数か月でドラマやバラエティにいくつ出てるかわからないぐらい。今年はドラマには出ないという胡歌は正解だったかも。ドラマのぶつけ合いは、おもしろいものを生み出すことも期待できるけど、俳優の方はつぶされてしまわないかちょっと心配。
ま、この青雲志も55集もあるので先の不安はありますが、結構好調な滑り出しに次を見るのが楽しみです。
次は、青雲山の弟子による武術大会七脉会武が始まるところからです。