江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

盗墓筆記(電影版)

盗墓筆記(電影版)

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 ドラマの盗墓筆記の後、作者の南派三叔が「こんなはずじゃなかった」と自分で制作から脚本、ついでにほぼ自分の役で出演までしてしまった映画版。

 まもなく日本でも公開されるらしいので、詳しいレビューは自粛。なので、いつも以上にばらばらとした思い付きの書きなぐりご容赦。

 とにかく、元はどうだったか知りたきゃ原作読めよと言われてるような経過なんですが、12集作って途中でちょん切れたままになってるドラマ版よりは、コンパクトにまとまっています。

 私はもともとこの映画、配役を聞いたときに呉邪が鹿晗?若すぎやしないか、線が細すぎないかと思ったわけですが、まあ映画のメインの時間軸では学校出たてほやほやなので、違和感なかった。でも、この話では、若いころの話を老呉邪がインタビューに来た作家に語るという組み立てになっていて、そこで手だけ老人と吹き替えて、鹿晗が老けメイク・・・これは無理がある。別の俳優入れるべきだったと思う。

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 もう一人の主人公謎に包まれた張起霊は井柏然。ほとんどのアクション場面は彼の一人舞台みたいなもんで、大活躍でした。この映画の主役は彼です。

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 盗墓筆記の鉄三角のもう一人王胖子は、張博宇。今回は出てきただけという感じです。この人、あの張豊毅と呂麗萍の息子なんだそうで、そういやほっぺたお父さんそっくりw

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 もう一人、彼らに関わってくる阿寧が馬思純。ショーットカットで、男ども引き連れて、呉邪たちの妨害を図っています。ほんと見た目がすっかり違うので、「他来了、請閉眼」のヒロインだとすぐにはわからなかった。しかし、見た目がイーオン・フラックスそっくり。アクションもがんばってました。

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 物語の語り手でもある老呉邪が語る張起霊と出会った最初の冒険の話。西域の古代ペルシャの墓に眠る秘宝の鍵を手に入れた呉邪が、叔父の呉三省やその仲間たちと共に墓を暴きに出かける。

 ところが、その墓にある秘宝を50年来狙っていたヘンドリックス(老九門にも出てきた裘徳考。やっと読み方分かったw)は阿寧たちに呉邪たちを排して、秘宝を手に入れてくるように命じていた。

 というわけで、大きな墓の中で、呉邪一行vs阿寧一行の争いが展開するのですが、そのうち墓に仕掛けられた奇想天外な罠やあれやこれやが出てきて・・・という流れ。

 張起霊の秘密とか呉邪との関わり、最後になって二人と絡んできた王胖子とか、物語は始まったばかり。これも次を作る気満々です。
 原作は、盗墓筆記前伝にあたる老九門まで入れて相当量ストックがあるので、ドラマも映画も続々作られていくんでしょう。期待していいのかな?

 どうやらこの作者南派三叔、張P並に作品に登場するのが好きらしい。自分の作品でなくても、暗黒者第2季の第1集に本人役で出てきたもんなあ。あの時、校正してたのが老九門だったっけ。

 CGも派手に使っていますが、動物でない分、安心の品質。「虫」はドラマのお笑いバージョンから考えるとまとも。
 墓の中の木偶の群れとか、なかなか不気味で落ち着かない感じでよかったです。

 正直、あまり期待はしてなかったんですが、とても楽しく見られました。


演員表
 
鹿晗     飾    呉邪
井柏然   飾    張起霊 
馬思純   飾    阿寧 
王景春   飾    呉三省
張博宇   飾    王胖子
涂聖成   飾    潘子
Vanni Corbellini       飾    裘徳考
姜皓文   飾    大奎
敖嘉年   飾    阿忠
Mallika Sherawat    飾     蛇母
洪天照   飾    古象王
南派三叔  飾    作家

職員表
出品人 任仲倫、張昭、葉方堂、陳翰海、汪耀元、杜俊
制作人 任仲倫、張昭、葉方堂、陳翰海、葉方倉
監制   曾佩珊、任仲倫、張昭、葉方倉
原著   南派三叔
導演   李仁港
編劇   南派三叔、杜俊、孫武、王小苔、葉長清