３３～５０集
あっさりと見終わりました。
琅琊榜のような緻密さもなく、けっこうアクションシーンは多かったもののまあまあそこそこ。原作は一応ストーリ追っかけてたのは最初のころだけで、なんじゃそりゃ？な展開、それでも、なんか憎めないおもしろさは確かにありました。
待ちに待ってた修慶の李尋歓が登場。
だいたい撮影しているときに現場で彼がいるのを見つけたあちらのファンが、「あれ？修慶がいる」、「なんでだ？まさか李尋歓？？？？」と微博に書き込みしてたのを見つけて以来、怖いもの見たさで待ち構えてたんです。何しろ、本家ウネウネビンセント李尋歓も花寒衣で出てるんで、濃ゆ～～いおじさん対決！！！これは見ごたえ！と待ってたんですけどね～～
残念。
至極普通の師父でした。
登場した時は葉開が化けたおちゃめな李尋歓だったんですが、「何やってんだ？」と出てきた李尋歓は普通すぎるほど普通で（悲哀）
ともかく、葉開にお前がほんとの白天羽と花白鳳の息子、傅紅雪はそこら辺で死にそうになっていた子だったと告げる。
葉開は呆然自失するものの、すぐに立ち直る。
立ち直れないのは傅紅雪。
心身共に傷だらけになってしまう。
馬芳鈴が自分の子を妊娠していたのに、流産、子どもの持てない体になったと聞いて、またぞろ彼女と結婚しようとする。
馬芳鈴の方も、嘘つきだ、仇だなんだと言って、父子でさんざんいたぶっといて、結局それなら～～と結婚しようと言い出す。このドラマの中でいったい何回こういうの繰り返したことやら。
とにかくこのＳＭコンビがこじれる裏には、武林制覇を狙う父親とそれを利用して自分が・・・と企む花寒衣がいるわけです。
その花寒衣は、紅雪をかばって死んだはずの翠濃を怪しげな技で生き返らせ、自分の妻にしようとする。なんでも力任せなこの人物が、翠濃だけには甘ったるく迫るんでかえって気味悪い。その翠濃は馬芳鈴と傅紅雪が結婚するのなら、バンパイア状態の自分は身を引くと花寒衣との結婚を承諾するけど、紅雪に未練たっぷり。
葉開と丁霊琳は、記憶喪失のふり事件とかありながらも、けっこう順調に結婚にこぎつける。
実は白天羽のもう一人の息子だった路小佳も合流して、ラスボス花寒衣に挑むことになるわけです。
けど、馬芳鈴が捕えられて、またしても怪しげな術で殺人マシーンにされて・・・とかいろいろ。
だいたいが「なんじゃ？」という場面がてんこ盛りなんですが、このラストバトルで路小佳が胸を刺されて死ぬんですが、前にも二回も同じように刺されてるのに大丈夫～～とすぐに普通に動いているのに、なんで死んだのか不明。
怪しげな術や薬でどうのこうのという話も何回かあったけど、なにやらあっさりとクリアしてしまう。特に最後の馬芳鈴が花寒衣のロボット化する話なんか、最初から天下の一大秘密だった生死経を修錬した成果だというのにあっという間に・・・だもんなあ。
伏線というほどの伏線もないんですけど、登場時点のものすごい達人とかすごい秘密とかなんとかがすべて大したこともなく、しりすぼみに終わってしまった感じです。
古龍の話では、悪女が魅力的だとよく言われるんですが、悪意のあるほんとの悪女より、馬芳鈴とか水霊光みたいな自分はいい子～という鬱陶しい結果的悪女のほうがよほど強烈にはた迷惑ですね。馬芳鈴のせいで、傅紅雪なんかぼろぼろ。
まあ、崖落ち、崖やら地下の穴倉の秘密やら謎の老人、実は大悪党のいい人、怪しげな客䙁、怪しげな老板、怪しげな秘伝とか舞台づくりもお約束。
無口で根暗なの一人と、おしゃべりで調子いいのが二人の若い男主角陣に、居丈高なツンデレ周囲の迷惑お嬢様、悲しい過去を抱えた我慢強いお姉さんキャラ、キャーキャー好きな男に付きまといながら結局思いを遂げる純情娘と女主角陣もよくあるパタン。
年長者組も、ヒロインの悪い父親、ずっと正体を隠していた魔境の教主、復讐に凝り固まった主人公たちの母親と、迷惑なのが勢ぞろい。
絶対おすすめ！ってものでもないけど、お時間があれば見てもいいかも程度にはお薦め。
でも、傅紅雪と馬芳鈴と翠濃のくっついたり離れたりのぐちゃぐちゃ恋愛関係はウザかった。
演員表
演員 角色 配音
朱一龍 傅紅雪 張杰
張馨予 馬芳鈴 季冠霖
于青斌 葉开 王凱
柴碧雲 翠濃 李詩萌
焦恩俊 花寒衣 張震
張峻寧 路小佳 劉思岑
貢米 丁霊琳 喬詩語
邱心志 馬空群 呉凌雲
楊净如 沈三娘 鄧小鴎
王艺曈 花白鳳 李世栄
張天陽 白天羽
黎源 公孫断 彭尧
修慶 李尋歓
職員
原著 古龍
導演 黄祖権
編劇 王瀟涵
