31~47集
あかん。はまってしまった。これおもしろいわ。
晋王に呼ばれて、都に戻ったものの、張貴妃の讒言でまた天牢に放り込まれた楚北捷。張貴妃は他の女に産ませた子どもを王の子だと思わせて王を殺害、自分が皇太后として国の実権を握ろうとするが、牢を脱出した楚北捷の書置きで事を察した王に幽閉される。
楚北捷は王を助け、朝廷の正常化に成功。
隠宅に残った白娉婷を何侠の率いる兵が襲い、楚北捷は死んだと思い込んだ白娉婷を何侠が密かに白蘭に拉致する。
それを知った楚北捷は、白蘭に兵を進める。
白蘭では、彼女が連れてこられていることを察知した陽天公主が白蘭を囲む軍を撤退させる方策を教えることを条件に白娉婷を何侠の元から脱出させる。
薬のせいもあって、体調がどんどん悪くなっている晋王司馬弘は弟の楚北捷を早く呼び戻したいと命じる。しかし、この晋王、すぐに気が変わる。
しかし、自分を救いに来た楚北捷が白蘭を囲んでいるとは思わなかった白娉婷は、もう夫に合わせる顔がないと酔菊を連れて涼を目指す。
これで、二人のすれ違い決定。
涼では、彼女の幼馴染陽鳳が彼女を迎える。しかし、その以前に白娉婷は死んだと思い込んだ陽鳳夫妻が墓を造り、葬儀を行っているところに楚北捷が来て、妻白娉婷は死んでしまったと嘆き、葬礼を行った後姿を消す。
楚北捷が探しに来たことを陽鳳に告げられるが、合わす顔がないという白娉婷とともに、陽鳳夫妻も公職を退いて、隠棲。
そして、数年。
白娉婷は、楚北捷の子どもを産み、陽鳳夫妻とその子とともに梅林を経営している・・・この子役がまたかわいい。
というところまで、一気に来てしまいました。
とにかくテンポがいい。けっこうねばねばしそうな展開にもなるんですが、しつこくなりそうなところで場面が切り替わる。
恋愛ドラマが基本なんですが、白蘭朝廷での公主、その夫でとにかく戦争をしたい何侠、自分の権力も維持したいが戦争は避けたい丞相たち守旧派の三つ巴朝廷権力争いはけっこうおもしろい。大奥ドラマにしなくても、女性が主役の朝廷ドラマはできるということですね。
戦争に巻き込まれる一般民衆や、軍に食料を巻き上げられる民衆、脱走兵とかそういうところの描写も思いがけずしっかりしている。
そして、戦闘シーンがけっこうしっかりと見せてくれています。ドラマが始まったころのような人物が浮き上がってしまってるようなCGは影を潜めています。
白娉婷の無双ぶりは相変わらずですが、まあそういう設定だと思えば腹も立たない。楊穎もそんなにうまいわけではないけど、少なくともあの雲中歌よりはずっとましです。
このドラマ、ほんとに「ベイビーでしょう」と放り出してしまわなくてよかったです。おもしろい。
つまるところは脚本がしっかりしてる。そんなに伏線はりまくってるような複雑なドラマじゃないんですが、今のところ「前に何があったか」は忘れずに進行しています。当たり前といや当たり前のことなんですが、これがなかなかな実現しないのは中華ドラマの常ですからw
もう一つ、誰が主人公かがはっきりしてる。楚北捷や白娉婷がいない場面でも、彼らが今どこで何をしているかということが忘れられていないので、見てるほうが迷うことがありません。
司馬弘にお前は私の弟だ、後を継いでくれと言われたが、それを断って姿を消した楚北捷が、琅琊閣の閣主みたいになって再登場したところで47集終了。
全62集で、もう59集まで公開されていますので、うまくいけばリアルタイムで視聴完了といけそうです。
ところで、どなたかこれ日本で公開しませんか?琅琊榜と同じく架空の歴史だから、歴史的背景知らなくてもいいし、とりあえず美男美女そろってるし、男性も女性も基本的には愛する異性に一途だし、衣装やセットも見栄えがするし、何よりテンポの良いドラマ展開がここまでヘタレることなく続いている。
私の趣味が偏向してるのは承知していますが、これなら普通に受けると思うんですけどねえ?どんなもんでしょ?