41~51集(大結局)
大秦帝国3の崛起が突然始まって、その前の縦横をあわてて視聴中の迷子です。
奇星記ですけどね~~~
これ、脚本悪すぎ。
もともと元気な呉磊の活躍と、意外な懐かしい顔ぶれを見たかっただけで、あんまり内容に過度の期待を持っていたわけではないですけど、それにしてもあんまりまとまりがなさすぎる。
原作があるのかどうかもはっきりしませんが、どうしてこんなことになってしまったんだろうというのが素朴に疑問。
キャストは飛流あらため飛哥の呉磊をメインにしているんだけど、その他のメインキャストが10歳前後年上なので、やっぱり無理がある。いっそ同世代の子役ちょっとすぎって若者を集めて、それを兄さん姉さん、おじおばが支える形の方がよかったと思う。
16歳の呉磊@展雄飛が、設定年下?だけど中の人20代半ばでそれ以下には絶対見えない紫蘇にプロポーズなんていうのは、笑うしかない・・・しかも、何も値打ちのあるもの持ってないから僕の髪の毛受け取ってと一房切ったのを差し出し、受け取ってもらえないというのに君のもおくれ~と切りにかかるなんてのは、ストーカーですよ。
音楽は片頭曲五月天だし、なんでかたくさん日本人スタッフも入っていて、そう悪くもない。
ロケ地は、とにかく極寒の中、キャストもスタッフもがんばったのはよくわかる。でも、ほとんど同じところで撮影してるわけで、少しは場所移動した気分を出せないのかというくらいバラエティがない。
ちょっと高いところから撮影したら、砂漠の向こうを自動車が走ってる。話をするのに呼び出したところが凍結した川かなんかの上、呉磊すべってるし~寒いのに何もわざわざ、こんなとこで撮らなくても。
CGは言わずもがな・・・
そして、何よりドラマの展開がどうしようもなくまとまってない。
基本的には、奇星を集めるために次々場所を移動しながら、事件に巻き込まれていって、最後にはラスボス倒して大団円としたかったことはわかるんです。
でも、一つのエピソードをクリアしたという区切りがきちんとしていない。この場合、奇星を手に入れる、新しい事件にぶつかるという流れなんですが、奇星をゲットするとすぐに誰かにとられ、まいっか~と次に進んでしまうパタン続き。
それに、交代交代に出てくる人君やら馬大刀やらの話で、ストーリ展開がいっそうぐちゃぐちゃしてしまった。
一つのエピソードが終わっても、すっきり終わった気がしないのは、どれも展雄飛たちの活躍の結果どうなったかというのがあいまい。もとにもどっただけじゃないかというのが多すぎ。地下の町と海賊の島の話なんか、大騒ぎした割になんにも雄飛たちは手に入れてない。地下の町の住人達も地上に出ることになってしまったけど、それまでずっと太陽の光を浴びると死んでしまうという話だったのに、少しなら平気、すぐに薬を作ると・・・作れるんなら前から作っておけば良かったじゃないかw
極論言えば、20~50集くらいの話なくても良い気がする。
後、突然、それまでになかったキャラやら設定やらが降ってわいては、消えていく。死んだと思っていた展雄飛の父親が生きていたくらいは許容範囲だけど、突然出てきた千年前に男に捨てられたことを恨んでいる女とか、丁竦の双子の弟とか、アニメの鳥ならぬ魚とか、無敵の防具とかお前の心臓よこせとか・・・
そういや紫蘇の誅魔人設定はどこに行ったんだ?
最後の最後まで、この調子で謎が謎を生むというよりは、謎が中途半端に解明され切らないまま次にすすんでしまう。主人公たちが去った後の町なんかもその後どうなるのか見通しがない。
ラストは、ベイマックスもどきかなあ。
結局、奇星がいつどうそろったのか、最後にどうなったのかよくわからない。そして、それを確かめる気力はない。
いったい何がしたかったんだか、よくわからんけど、私的にはがんばる呉磊と並んで、郝邵文がかわいい小坊主さんそのまま大きくなったようで、そこはとっても楽しかったです。
41集以後のストーリ紹介しないのは、ネタバレ避けるからとかでなくて、あんまりのいい加減な展開に紹介のしようがないからなんですが、まあそれでも何とか最後まで見ることは見ました。
これ、後宮モノならとっくに投げ出してたの確実w
演員表
呉 磊 飾 展雄飛
陳 翔 飾 白澤
張予曦 飾 阿吉雅
鄭合恵子 飾 紫蘇
郝劭文 飾 元帥
張峻寧 飾 銭一手
雪村 飾 馬大刀
邱心志 飾 丁竦
何美鈿 飾 黄千尋
呂頌賢 飾 人君
職員表
出品人 呂超、谷雷、楊偉東、呉剣鋒、米昕、王連君、梁巍
制作人 何后義
監 制 公鈺涵、許志敏
導 演 黄祖権
編 劇 張璐、包尔沁、楊秀麗、高暁曦、陳宏
配 楽 鎌田俊哉