23集版の1~13集
大秦帝国の第二部。
これ2013年の秋に放映されたドラマなんですが、見てなかった。
第一部の裂変が2008年にできて、翌年日本でもダイジェスト版放送。その時にさっぱり話が分からなくて、必死でネットのノーカット版を補充しながら見てました。原作が全部で6部あるということで、続編待機。なのに、これがなかなか出なくて、なんか見る気が薄れてしまって、見ないままになってました。
ところが、2011年にはできていたのに、ずっと出てこなかった第三部崛起が突然放映開始。
それで、焦って見ているところ。第二部抜かして、第三部は難しい構成。
でもね~初回放送のときは51集だったのが、CCTVの公式だと43集(しかも15集は消えてる)になっているし、51集版見つけたと思ったら後半は一話が30分未満だし、もうわけがわからない。
大急ぎ視聴のため、諸先輩のブログ記事参考にしながら、繁体字版90分23集バージョンを見ています。
商鞅、孝公の死後の秦が恵文王のもとで強国への道をたどっていくという話。第一部の完全な続編なので、時間にも登場人物も引き継いで話が進む。
第一部で彼らの改革を邪魔した老臣たちや気の毒なまでに無能だった魏王なんかも引き続き登場、それぞれの幕を引いていきました。
恵文王の側室が、あの芈月伝の主人公で今回のヒロインになります。個人的には、途中で放り出した芈月伝の二の舞は困ると思ったんですが、こちらは基本的に国と国の勢力争いで、それをリードしていく支配者や重臣、将軍たちの話です。
恵文王を補佐するのが張儀ですが、この人プライベートとビジネスのオンオフの顔が違いすぎる。一国の相国としてはとっても切れるのに、こと自分の恋愛関係では不器用極まりない。中の人が、武林外伝の呂秀才の喻恩泰なんで、客棧の老板娘とごちゃごちゃやってるとそのまま帳簿付け出しそうな気になる。
悪賢くて、性格も一癖あるおじさんたちが、国をコマにきたなく、ずるがしこく容赦のない陣取り合戦を展開していた古代中国のドラマなんで、重苦しくなりがちなところ、張儀が息抜きにもなっているという不思議なキャラ設定です。武林外伝半分しか見てなくてもそう思うんだから、それを当て込んで脚本しあげたんでしょうね。器用だw
芈八子は寧静。うんと若い役からスタート、第三部でも彼女が同じ役をしています。芈月伝とはちがって、最初から義渠王との間に子どもを作っています。
恵文王の正室魏紓が傅淼ですが、この人、張紀中版の神鵰侠侶の公孫緑萼ですね~なつかし~
とにかく半分強見ましたが、43集版だと義渠王がらみの話が軒並みカット、私生活がらみも大幅カットされてる気がします。
相国を辞職した張儀が三日間は誰にも会わないという台詞が二回も続くと思ったら、その間の楚の人質にされていた義渠王と芈八子の息子を父親の元に返す話がすっぽり抜けていた。さすがに、これだけ抜けるとストーリ展開が歪んできてたので、一生懸命未削減版探しましたわ~~
それぞれ自分の国の利害を優先して肩に力の入ったキャラも多いんですが、一方で名利を求めてあっさりと国から国へと流れていくのも当然のこととして描かれています。昨日まで秦の相国、首になったら次は敵対してた魏の相国とか・・・フットワーク軽いw
ということで、残り半分弱。
とにかくこれを見ないと崛起が見られないという状況なんで、しばらくずるがしこいおじさんたちのドラマにはまります。