江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

醉玲瓏 その1

1~4集

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 始まったばかりの架空歴史ものというか幻仙ものというか・・・最近の白いふわふわ幻仙ドラマには正直食傷気味なんですが、先行して出てきたビジュアルがあんまりふわふわしてなかったので、ま見てみるかとなりました。
 
 主演は陳偉霆と劉詩詩。この組み合わせなら、演技力で頭抱えることもなさそうだし、他の顔ぶれも顔だけの小鮮肉はいなさそうなので・・・と、とことん自分をなだめて視聴に取り掛かりました。
 
 どうしてそうなるかというと、このドラマのスタッフ、大結局間近になってストーリ展開ぐだぐだにしちゃった花千骨のスタッフなんですよね。そうなった事情には大いに同情はするものの、もうちょっとなんとかきれいにまとめられなかったものかと・・・
 このがっかり感は、その後別制作とはいえ青雲志でさらに巨大化してしまって、用心深くなっているわけです。
 
 で、気を取り直して視聴開始。ところが、この酔玲瓏、始まってわずか4集でもう一応の「結末」がついてしまった。おいおい、これでこの後どうするんだ?という声が多数なのも当然です。
 
 ざっと、ストーリ紹介。
 
 舞台は西魏という国。ここの皇帝はかつて兄から帝位と嫂を奪って、帝位についた人物。この皇帝にはたくさんの王子がいるが、そのうちの四皇子凌王元凌は実は前皇帝の遺腹児。
 
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 この皇帝が謝玉@琅琊榜の劉奕君、元凌が陳偉霆です。現皇帝の息子として育ち、玄甲軍を率いる大将軍として絶対的な人気と実力を持っている。いわば林燮と祁王を重ねたようなキャラ。その可愛がってきた凌王が実の息子でないと知って、恐怖を感じ、殺してしまおうとする皇帝。追い落としを図る太子、三皇子元済と九皇子元溟のトリオ。いかにも悪そうな元溟の張赫は武神趙子龍でも嫌われ役耿純をしていましたが、トリオをリードする元済の中の人は琅琊榜の祁王だった季晨。ちなみに太子は花千骨で蜀山派の双子の一人をやってた人。なんか収まりが悪い琅琊榜脳w
 
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 もう一人、帝位争いには興味なさげに見せていて、実は真っ黒けなんじゃないかという七皇子元湛を徐海喬がやってます。この人、花千骨の孟玄朗の後、最近よく見かけます。熱血長安、崑崙闕之前世今生とか見ました。今度は、私には初めての悪い人?で、ちょっと期待。
 
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 この西魏の王朝を支えるのが、离镜天に住む巫族一族。長老の昔邪と桃殀が中心となって、天下と巫族の平安のために20年前の帝位簒奪を容認し、同時に元凌を守ってきた。そして、この巫族の聖巫女に選ばれることになる鳳卿塵が劉詩詩。
 
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 4集までで、それまでこらえてきた元凌がさっさと帝位を奪い皇帝になり、「父」前皇帝や太子たちを排除、彼の朝廷に残ったのはずっと味方をしている十一皇子元澈と引っ込んでいた七皇子元湛だが、怪しい動きを見せる元湛。
 
 皇帝となった元凌は、強引な政事を開始。早速、自分を窮地から救ってくれた鳳卿塵を皇后にすると宣言。ところが、巫族の聖巫女は皇帝の妻にはなれないという掟があって、大反対の声が起こる。元凌は彼女を妻にするために聖巫女の地位から下し、自由にするなら自分の寿命を十年割くと言い、鳳卿塵もこれを受けて聖巫女の地位を下りるための試練に挑むと決意したところで4集終了。
 
 主人公は、ビシバシとかっこよく、さっさと父の仇をとり、皇位を取り戻し、愛する女性とも手に入れてしまいました。
 
 で、これから?
 
 これだけ急上昇してしまうと、待つのは急降下・・・そう思うとなんかモチベーション低下気味。
 
 つい2年前の花千骨に比べてもCGのクオリティはよくなってるし、しっかりデザインされている衣装も悪くないです。ただし、ヘアスタイルはおもしろい・・・
 
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 心配なのは、またグダグダ展開になってしまやしないかと言う一点。
 
 このドラマの売り文句に「花千骨と三生三世十里桃花をも包括した幻仙劇決定版」的なことが出てきて、かえって不安を募らせるのは私ひとりでしょうか?幻仙ワールドのCGアクション、人海戦術のリアルアクションの両方をたっぷり楽しませてくれたら、それで十分なんですけど・・・まあ無理な注文でしょうね。わかってはいるんです。一応。