江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

侠客行 その2

11~23集

イメージ 3
 毎日3集ずつ更新、全32集。速い!少ない!
 
 酔玲瓏とか刺客伝奇とかに関わっている間に、もう大結局まで配信終わってしまった。
 
 一度にブログアップも何なので、ここらへんでひとくくり。
 
 相当にオリジナル展開してます。
 私は、原作至上主義でも史実至上主義でもないので、改編した結果が面白いものになってれば、私的には問題はない。
 一連の張P制作金庸ドラマでは笑傲江湖の改編が一番大きかったのですが、金庸先生がお怒りになろうと私にはドラマ版の方が好ましかった。
 逆に、頼水清の天龍八部は演員と衣装が気に入らないということを別にしても、改訂版原作にまあ忠実に作ってあっても、納得できるストーリ展開ではなかったわけで・・・
 
 という視聴者が見ると、この侠客行、石中玉の性格が調子のよい「小悪魔」程度に変わっていることが原作との一番の違い。次は、狗雑種と石中玉が入れ代わり立ち代わりすることで巻き起こるコメディパートとほぼ原作準拠パートのパッチワークなストーリ展開。これ、いやだと言う人は絶対いると思う。
 
 私としては、多少ガタついてるところもあるけど、この程度はまあ問題ない・・・于正のアレと比べたら、何ほどのことはないですな。
 
 それより、原作から一番乖離してるのは主人公の年齢を無視したキャスティングではなかろうかwさすがに少しは慣れたけど・・・
 
 ロケ地にも、お馴染みの「桃花島」が出てきたし、象山影視城のあちこちが出てきて、それも楽しい。
 
 23集まで来て、とうとう石中玉と狗雑種が入れ代わり立ち代わりしてたことが張三李四にオープンにされてしまい、話の舞台が雪山派の凌霄城へ移りました。
 
 この凌霄城には根性の悪い爺様やらおじさんやらがいっぱいですが、だいたいこの侠客行は、性格のねじれたやっかいな、でもものすごく腕の立つおじさんや爺様で成り立ってるようなもので。
 今回の分では、不三不四のコンビのやんちゃぶりが素晴らしかった。
 
イメージ 1
 
 丁不四の呉廷燁を含めた(香港)の付いたベテラン男優5人、貝海石の李子雄、謝烟客の徐少強、石清の劉錫明、白自在の湯鎮業に、鹿鼎記で韋小寶の母をしていた女優馬羚の史小翠・・・このベテランたちが、結構やりたい放題のキャラを元気いっぱいにしてるのが楽しい。
 
イメージ 2
 その割には、主人公や二人のヒロインの世代とこのベテラン世代との間に挟まる世代が弱いか?
 
 軍師聯盟には大いに満足で、第二部が待ち遠しいし、酔玲瓏もとにかく画面はきれいだから、今のところ続きが楽しみなんだけど、やっぱり武侠ドラマはいいですな。まるで我が家に帰ったような気分。
 
 と言っても、すぐに見終わってしまうのよね~