1~27集
いったい、この見るべきドラマが立て続く中でなんでこれ見てるんでしょうね?
このドラマは、日本ではチャイニーズオデッセイ1,2という題名で出ている周星馳主演の映画と同じ話のドラマ化ということでいいと思います。先日見てた大話西遊3も同じ映画の3作目ということでしたが、続編でも前段でもなく仕切りなおした映画という感じでした。このドラマもその辺はいっしょ。
全54集のドラマを約半分見たわけですが、映画ではとっとと進んだ分をゆっくりやっています。だから、まだ孫悟空再登場まで来てません。周星馳抜きの大話西遊なんて見る値打ちあるのか?という過激な書き込みも散見されましたが、まあこれはこれ。
そのせいで、孫悟空がいなくなってしまったので、ミスをごまかすために悟空のふりをして悪さをしていた六耳猕猴を捕え、これに身代わりを命じた・・・というのが話の発端。
この六耳猕猴、孫悟空、孫悟空が人間の親のところに生まれ変わった至尊宝と、紫霞仙子、青霞仙子、白骨精の白晶晶、蜘蛛精の春三十娘との誰が誰を好きだという話が500年の時間を挟んで進みます。映画より話がはゆっくり進むので、まだわかりやすいですが、紫霞と青霞が一つの体を共有するようになったり、六耳猕猴は孫悟空と名乗っていたりで、混乱するようになってます。
悟空抜きで取経の旅に出ることになった金蝉子=唐僧には孫悟空のふりをしている六耳猕猴が同行しています。でも、この唐僧、とにかくぐじゃぐじゃよくしゃべる。六耳猕猴には蒼蝿と嫌がられ、もう気がおかしくなりそうだと逃げ出されてしまいます。この唐僧を尹正。彼の唐僧は、映画の唐僧よりぐじゃぐじゃ度が高くて、破壊力がありますわ・・・「あいや~うこんや~~」と立て板に水で長台詞が始まると、もう爆笑です。
これを見たいばかりに、ドラマ見てる気もする。
六耳猕猴は蒋龍。タイトル画面での位置が低い感じですが、約半分見たところでは、彼の六耳猕猴と黄子韬の至尊宝が主役で並んでいる感じです。
唐僧の尹正は郭京飛の龍門鏢局の一エピソードで登場したのが実質的なデビューだそうで、まだまだ新人なんでしょうが、霍建華の他来了、請閉眼の主人公親友役で注目して以来、目が離せない感じです。無表情のようで、表情がよく動く・・・というとなんか矛盾した感じですが、なにか独特の雰囲気があってこれからが楽しみです。
実は、このドラマも尹正が唐僧というのがなければ、多分見なかった。
でも、全然期待していなかった黄子韬の至尊宝や蒋龍の六耳猕猴も元気いっぱいという感じで悪くないし、将軍在上の配信待ちにはちょうどよい塩梅です。
それにしても、今見てるドラマ、これも含めてコメディが三つ。こんなのも珍しいです。