48~60集
終わりました。
珍しくきれいに終わりました。
太子妃昇職記のつけばかりか、猟場のつけまできれいさっぱりに払ってもらった気分。
ややこしい結末でもなく、もやもやする結末でも、そりゃないだろうでもなく、きれいにハッピーエンド。
中身についてはツッコミどころやら、文句言いたいところもあるんですが、とりあえずちゃんと終わってくれたことを喜んでいるところ。
この先、結末に触れてますのでよろしく。
対西夏の戦争が始まり、主将として軍を率いる葉昭。ところが、このタイミングで彼女の妊娠が発覚。敵はもちろん兵士たちに知られても士気にかかわると、先頭に立って戦えない将軍なんてありえないと子どもをあきらめることを決意する葉昭。
そこへ子どもができたことを皇帝から聞かされた趙玉瑾が大喜びで駆けつけてくる。
皇帝、甥の玉瑾にさっさと子ども作れとか言ってたのに、「なんでこんな時に妊娠させるんだ。お前が替わりに妊娠しろ」とかめちゃくちゃ言ってる。
天幕に文字通り転がり込んできて、父親になった!と大喜びの玉瑾を目の前にして、子どもを下ろすということはなくなり、二人と事情を知る胡青たちで将軍が妊娠していることを隠し通す作戦を展開。代わりに「子どもを産む」という筋書きで柳秋水と胡青がどさくさ紛れに結婚。玉瑾、軍営に残って葉昭と子どもの世話をしようと初めは郡王という身分を隠して、兵舎に潜り込んでたようですが、そのうちなあなあに・・・
軍を維持するために予算が足らないという場面で、あっちからもこっちからも銀票の束を取り出してくる玉瑾。こんな大金を眉一つ動かさずにポンと出す相公って素敵と葉昭。いくらいるかわからない戦争のために費用として書画骨董の類を売って金を作ったらしいのですが、こういう評価が出てくることがこのドラマらしい。
崖落ちするまでは深窓の令嬢で、それからも祁王宅で大事にされていた惜音のどこにこんな男を操るテクがあったのかがわからない。とにかくただのウザキャラから、凄腕のスパイに変身。
彼女の衣装が初めは白、祁王のところでは白の上に黒のレース的な透ける衣装、西夏では黒、最後は元の白と彼女の立ち位置に応じて変化するのは興味深かった。
太子と皇帝が彼女の陰謀の結果死んでしまい、残った伊諾王子は全力で宋軍に攻撃を仕掛けてくる。
その宋軍を率いているのは実は葉昭に化けた趙玉瑾。こんなところで女顔設定と葉昭の仮面が生きてくるとは思わなかった。でも、無理あり過ぎだな。
西夏王宮にいた惜音は、死んだ太子哈尔敦に詫びて、自害。ほんとは哈尔敦を愛してたとまで言わないけど、大事にしてくれてたとかないと哈尔敦気の毒すぎる。
伊諾王子は葉昭と趙玉瑾、胡青の活躍で戦死。3対1だけど、玉瑾の戦闘能力が低いし、胡青は助けに入っただけなんでまあいいかw
この戦いの結果、損をしたのは西夏だけ。皇帝一族ほぼ全滅。でも、赤ん坊を新しい皇帝にして政権を掌握した反皇帝派は損もしてないか。ともかく、もう戦争はやめたと和談に入ることになる。
宋朝廷では、謀叛を企んだ祁王一味が捕えられる。新政のメンバーが決まり、玉瑾も朝廷の予算を管理する任務を与えられ、やっと皇帝からも一人前に見てもらえてよかったね。
そして、話はいきなり数十年後に飛んで、すっかり高砂の媼と翁のようになった葉昭と玉瑾の幸せな老後を登場させています。画像は自粛しておきますw
こんなにきっちり結末つけた古装劇って、希少価値ないですかね?
葉昭と玉瑾のやりとりにはジェンダーの視点からは、どうなの?ってところもあったのも事実。でも、それをカウントに入れても、おもしろいドラマでした。やっぱり脚本がいいんでしょうね。
日本人スタッフによる衣装にはずっと違和感が消えませんでしたが、なぜかそっち方面では日本人スタッフ入れてると聞いてない九州・海上牧雲記の方にもおんなじテイストの衣装が出てくるんで、そのうち感覚がマヒしてしまった。こっちの話はまた別に・・・
で、やっぱり送風機は大活躍でした!
演員 角色 配音
馬思純 飾 葉 昭 張喆
盛一倫 飾 趙玉瑾 王凯
丁 川 飾 胡 青 魏超
王楚然 飾 柳惜音 張碧玉
潘时七 飾 秋 水 吟良犬
王 瑄 飾 秋 華 唐小喜
張峻鳴 飾 伊 諾 劉琮
芦芳生 飾 宋仁宗 魏超
于 波 飾 范仲淹 呉凌雲
王 力 飾 秋老虎 湯水雨
朱泳騰 飾 祁 王 趙毅
牟鳳彬 飾 柳将軍
張 瑶 飾 趙太妃
恬 妞 飾 劉太后 郝幽玥、林蘭
劉金山 飾 劉太傅 湯水雨
鄭暁東 飾 海威寧
安泳暢 飾 楊 氏 唐小喜
張歆莹 飾 眉 娘 劉芊含
鄭舒環 飾 萱 儿 張予佟
王 策 飾 西夏王
趙 磊 飾 哈尔墩
職員
制作人 金屹菲
監 制 胡海昕
原 著 橘花散里
導 演 文杰、霍耀良
編 劇 奭辰公子
芸術指導 侶皓吉吉
美術設計 小沢秀高
造型設計 和田惠美