江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

2018年版笑傲江湖 その2

9~14集

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 思過崖で令狐冲が風清揚から独孤九剣を伝授されるところからスタート。
 
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 田伯光「出家」、崋山派下山、陸大有の死、令狐冲の孤立、余命宣告、船で福建を目指して、祖千秋たちとの出会い・・・
 で、ここで五覇崗での邪派の集会があるはずなんですが、見事にスルーされました。
 
 いや、五覇崗で令狐冲と任盈盈が出会ったのは出会ったんですが、それだけで大宴会はなし。
 
 だいたいもう盈盈はとっくに素顔さらしてるんで「おばあさま」ごっこはないし、王元覇も福威鏢局で殺されてるんでこっちの話もカット。
 
 その代り、黒木崖での東方不敗と蘭鳳凰の話がたっぷりとオリジナル展開。
 
 黒づくめの謎の人物が盈盈を誘拐して、辟邪剣譜を手に入れようとして、五覇崗で会う約束した令狐冲が持ってるとだまして、五覇崗にやってきて、令狐冲と二人で逃走。
 岳不群たちから縁を切られるが、まあもう死ぬからいいやという感じ。
 
 この黒づくめはどうも複数いるなと思ったら、案の定で・・・
 
 黒木崖に戻ってきた東方不敗を待ってたのは、表妹の「楊蓮婷」。武功はなくて、事務方やってます~というんだけど、裏で企んでます感があふれかえってます。
 東方不敗と蘭鳳凰がタッグを組んで、黒づくめの正体を探ろうとしてます。もう黒木崖に信用できる人間は他にいないと東方不敗が蘭鳳凰に言ってたりして・・・
 現時点の東方不敗はまったく「妖人」じゃないし、まだ切ってないと見たんですが、彼がいつ本来の東方不敗に化けるのかも楽しみです。
 
 何度も出てくる余蒼海やらなんやらに襲われたり、盈盈と楽しいキャンプ生活を送ったりしてる間に令狐冲の体調が悪化し、気が付いてみれば少林寺に。緑竹翁ももう死んでいるので、ここもあっさり。
 令狐冲が自分が崋山派を破門されていることを知って、少林寺を出て、向門天と出会って、梅荘に来たところで14集お終い。こちらイケメン向門天。
 
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 黒木崖方面のオリジナル展開がどう転んでいくのか、が楽しみでも不安でもあるのですが、今のところドラマはひやひやしながらも楽しく見ています。
 
 ただやっぱり全体のバランスから考えても令狐冲の中の人は若すぎる。笑傲江湖に郭靖が混ざってみたいという中華サイトの表現のありましたが、うん、郭清の方が人に合ってると私も思う。両方やった人もいますがw
 アクション下手という声も見たけど、こなれてはいないけどまあがんばってるんでは?
 大師兄らしい言動があれば、ベビーフェイスで浮いてる分をフォローできるかと思ったんですが、崋山派一同がみんな彼より年長に見えるんでかえって違和感がありました。崋山派一同が取り囲む中、岳不群や林平之たちが辟邪剣譜を出せと迫る場面なんか、おとなが寄ってたかって中学生いじってるみたいに見えたもんな~
 むしろ、崋山派から離れて、一人で江湖を彷徨ってる方が様になってます。
 
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 若いほうのキャスティングのバランスの悪さに比べて、一世代二世代上のキャスティングはまあ納得できる。祖千秋とか味のある爺様も出てきたんで満足。
 
 改編部分が多いというより黒木崖方面に追加のオリジナル展開を入れたために、あっちこっちカットしていますが、基本的な部分で踏み外していないのではないかと思います。
 明星がいっぱい出ていても「ああ」なるわけですから、新人がそろっていても脚本しだいでどうにでもなる。まあ、ヘアメイクや衣装でキャラ台無しとかいうこともありますが、そこも宮廷ドラマでもないんであんまりお金かけてなくても気になりません。
 ただ、やたらにしつこく挿入歌が入ってくるのは勘弁してほしいわ~