江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

櫃中美人 その1

1~17集

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 周渝民の初古装主演ドラマ。これともう一つ約一年遅れで主演した烈火如歌がほとんど同時に公開されたせいで、ややこしいことになってしまってます。両方をお試しで覗いたままズルズルと見ているせいで、頭クシャってます。
 
 中華サイトで見かける評判もいったいどっちのことかわからなくなったり・・・
 
 ラブコメほとんど見ない人間なんで、流星花園とかは当時チラ見しただけですし、守備範囲が違うのでF4にも関心なし。朱孝天の楚留香が出て見たのがF4まともに見た初めでしょうか。周渝民は数年前の忠烈楊家将ですね。
 
 まあ、正直お手並み拝見ってところ。
 
 こちらの櫃中美人は、元々「臙脂醉」って題だったドラマなんですね。そういや聞き覚えがある。その程度の興味関心で視聴開始。
 内容は狐妖の娘たちと皇帝や朝廷の男たちとの恋愛話、朝廷での権力闘争を描いたドラマ。全体のイメージは、こんな感じ。
 
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 もう一つの烈火如歌のスタートが花千骨のラストまがいの悲劇的恋愛ドラマと見えたのに、結構にぎやかに展開してるのと反対に話が進むほどにマジになってきてる感じです。
 何しろラブコメ苦手なんで、そっち方面は半分目をそらしつつ、権力争い中心に見ています。
 
 唐の敬宗李湛が驪山の動物たちを皆殺しにして、行宮を建てようとしている。驪山に住む妖精たちはそれを阻止するために皇帝を殺そうと計画。黄鼬の黄軽風と狐精の胡飛鸞。人の任務を横取りして朝廷に側室として潜り込んだものの、皇帝が突然死去。
 
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 代わりに帝位についたのは弟の李涵。しかし、朝廷には李湛の遺児陳王を皇帝にしようとする太皇太后とそれを支持する軍を掌握する太監王守澄、その義女で仙術を使う全臻穎の勢力が幅をきかせ、李涵は次の帝位は利湛の息子に譲るという約束で即位。
 さらに、先帝の側室秋妃は李涵たちの弟漳王を皇帝にさせたいとぐちゃぐちゃ。
 
 あれやこれや入り組んだ皇帝一族、李涵の「小桂子」で一族を亡ぼし、自分を太監にした王守澄を仇と恨み、秋妃を命の恩人と慕う花無歓。
 
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科挙の状元として将軍となった李玉渓は、王守澄の門下となるが、彼らに同調はしない。
 
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 鼬妖の黄軽風は皇帝を殺す気満々だったが、中身が入れ替わった「皇帝」を愛するようになる。ところが李涵は孤妖の胡飛鸞の方に夢中。これは彼女たちが半分ずつ飲んだ魅果のせいで、胡飛鸞に引かれているわけですが、これがドラマのドタバタの原因。
 
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 その胡飛鸞は偶然出会った李玉渓と相思相愛に、それを嫉妬する全臻穎の邪魔にもかかわらずますます盛り上がってます。
 
 黄軽風はなんとか自分の方に目を向けてもらおうと必死にあれやこれややって、ようやく成果が出てきたようです。
 
 そしてもう一人、もともと朝廷に潜入する役目だった翠鳳もやってきて、花無歓に思いを寄せるようになる。
 
 おおむね、太皇太后と王守澄たちの陰謀にどう対処していくかという話を重ねながら、李涵が政権を固めていく展開のようです。
 しかし、李涵というと唐の文宗・・・なんか最後はろくなことにならなかったはず。
 
 恋愛話は、孤妖たちがどう動くかでしょうなあ。後は李玉渓に嫉妬している全臻穎の企みにどう対処するかあたりですか?めんどくさい。
 そういや彼女たちの正体がいつバレるかってのもありますね。
 
 周渝民の李涵は、もう一つの烈火如歌の銀雪よりすっきりとしていて見やすい。でも、結末は似たようなもんかも・・・
 花無歓は韓東でめんどくさい役です。
 李玉渓には心理罪の陳若軒が、また周りに振り回されながら自分探しやってます。
 王守澄はお久しぶりの李彧、今回は思いっきり悪い役です。
 
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 お久しぶりといえば秋妃の左小青もですね。
 黄軽風は胡冰卿、胡飛鸞は陳瑶ですが、陳瑶は無心法師の岳綺羅で強烈なイメージ残したんですが、今度は全く普通のキャラで残念。
 
 全34集でちょうど半分来たし、このままたらたら最後まで行きそうです。李国立の作品なので、可もなく不可もなくでも平均点はきちんと確保してる感じでしょうか。