19~24集
まさか、こう来るとはw
ずいぶんドラマの風景が変わったんで、気になる方は画像以下はスルーでお願いします。
こちら、こわもての嫌われ役?で登場したものの、劇中CMでの怪演のせいですっかりなごみ系になってしまってる満寵です。
ここで郭嘉の命で「楊平」の顔を確かめに行っていた鄧展と出会う。彼は目の前にいるのが楊平だと気づくが・・・
結局、劉平は無辜の人間を殺したくないと思いながら、「皇帝」や彼の秘密を守るために次々と人が死んでいっているというつらい話。
淳于瓊からも逃れて、鄴城にやってきた劉平、伏寿、曹丕の三人。
ところが、この鄴城には袁紹に囚われている唐瑛を救出しようと司馬懿もやってきていた。劉平は唐瑛が袁紹のスパイだということをすでに知っている。彼女の正体は郭嘉も気づいているし、袁紹からは裏切ったと思われている。「牢を出ても行くところがない」という唐瑛に司馬懿は温県に来て、自分の妻になればいいという。いつの間にか二人の関係が完成してました。
司馬懿は唐瑛救出のために鄴城を守る審配の息子審栄に取り入る。この審栄が絵にかいたようなできの悪い若様なんだけど、それなりに義侠心もあって自分を「助けてくれた」司馬懿を怪しむ審配から必死で守っていて、かわいげがある。ちょうど劉复と張子雍の間みたいな感じ?
司馬懿は唐瑛のいる牢を見つけるが、中には入れても彼女をつないでいる鎖を外す鍵がない。
劉平は、「漢室はもうだめだ」と演説している若い儒生たち相手に論戦をいどんで、彼らを言い負かしてしまう。伏寿は満足そうだが、それを偶然目撃した司馬懿は「このやろう~~また面倒なことに」という表情。
捕らわれた劉平を解放しろと崔琰が若い者たちを従えてやってくる。その中に曹丕の顔を見つけて、ムカッと来てます。
だと思った!とお兄ちゃんから、竹簡ぶつけられてますな。
それにしても、司馬懿と一緒にいる時の弟顔w
他の状況では、すっかり皇帝らしい物腰なんですが、司馬懿が出てくると豹変。伏寿はそれも気に入らない。
そりゃまあ、「三人で白髪になるまでいられるといいね~」とか言う方が変だ。「司馬懿と二人で白髪になれば」と言い捨てる伏寿が普通でしょう。
その曹丕は、許攸を訪ねようとして失敗、街で出会った女性を助けようとして囚われてしまう。彼女は将来の曹丕の皇后甄宓なのですが、現時点では袁紹の息子の妻。このドラマどこまでやるんでしょうね?と、軍師聯盟とダブらせてます。
軍師聯盟では、ほとんど出てこなかった庶民の様子ですが、こちらの三国機密では出てきます。働いてもすべて重税に持っていかれる、どうして親を養える、だから軍に入るんだという少年、袁紹の名も曹操のも聞いたこともない流民たち。飢えに苦しむ住民たちを尻目に贅沢三昧で空論を闘わしてる儒者たち。劉平はこれが自分の天下だ、どうにかしようと考えるようになっている。
けど、飢えている住民の前で「まだ残ってる」と饅頭を出してこなくてもよさそうなもんだ・・・
こうやって話が進んでいくと、どんどん劉平が皇帝らしくなっていくのがわかります。最初からの陰謀に加わってたわけでもないのに、結局自分の命をかけて「皇帝の秘密」を守って死んでいく者たち。皇帝という属性を生まれながらに持っていたんでしょうね。それに加えて、司馬家で教育も受けてるし、武芸も医術も心得てるし、何より人を引き付ける力とがある。その上、司馬懿という強力な兄弟に伏寿という強力な「妻」がいるから怖いものなし。
劉平は、許都を出て以来、袁紹配下の人間に「天子の綉衣使者劉平」と名乗っているんですが、蜚先生には劉平ではないと指摘され「楊平」という「本名」を名乗っています。これが逆に皇帝と袁紹の間で連絡役をするために大掛かりな芝居を打ったと信用させることになったようですが、これからまた絶対ややこしいことになりますね。
で、まだ曹操は出てこない。