江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

崑崙闕之前世今生

1~24集

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 今配信中で見てるドラマが「天意」だけになったので、また「滞貨一掃」を始めました。
 しかし、なぜか「奔荒記」見ようって気が起こらないんですよね~ついでにいうと「大唐栄耀」とか「錦繍未央」とか「双生寵妃」なんかもですが、これはまあ私の好みとは方向が違うんですが、なぜ「奔荒記」その気になれないんでしょうねえ。
 
 「崑崙闕之前世今生」は昨年の1月に配信されたネットドラマ
 低予算の玄幻劇で、1集19分強がたった24集。配役的には張馨予、徐海喬以外には、かろうじて王仁君の名前を知ってるだけという程度。
 
 古代の「前世」で起こった事件が、「今生」の現代に続いていくという展開。
 
 昨年の1月ごろというと、今日本で放送中の2017版射鵰英雄伝、鬼吹灯之精絶古城、奇星記之鮮衣怒馬少年時に狐芳不自賞、三生三世十里桃花・・・と話題作やら大作やらが続き、しかも徐海喬的にはこの次の熱血長安が出てきて、そっちの方が私好みで、わずか19分強×24集を見終わるのに、1年半かかってしまった。
 
 Twitterでお付き合いいただいている方は、当時なかなか見られないとぼやいていたのを見かけてもらっているかもしれません。
 
 ドラマのスタートは「前世」。話の設定は古剣奇譚か青雲志、盤古印をめぐる争いの最中、母親の手で体内に盤古印を体内に封じられた重暄が闇落ちした父親の贖罪のために「輪回」して、文字通り姿を消してしまう。
 
 この重暄を助けようとしたのが、今では剣星閣の掌門となっている兄の重屹。その恋人が師妹の霊惜で、彼女は重屹が弟を探しに、輪回之門を開こうとしているのを止めようとするが、結局彼女も「今生」の現代にやってきます。
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 現代では、重屹の転生の重离の方が弟、重暄が兄と立場が言え替わり、しかも弟は知的障害があって、兄は思うように働けず二人の生活は困窮している。
 その重暄の恋人竹洛は、重暄を見限って、金持ち男に乗り換えようしている・・・というところで、重屹が重离に乗り移って、話が回りだします。
 
 このあたりで、例のごとく視聴がストップしてたんですよね。
 
 結局、無関係に見えた彼ら兄弟を囲む人々も、「前世」からの転生であったり、タイムワープしてきたりしていて、「今生」で幻仙劇的戦いが展開します。でも、「前世」での魔族との戦いとかでなくて、数千年かけての恋人を取り戻そうとした男の復讐が「今生」の戦いの原因。
 
 一応の結末はついているように見えて、実は「前世」の揉め事はスルーされたままだし、続き作ろうとすれば出来そうな感じです。
 
 確かに、低予算ドラマで、衣装もお金かけてないし、ロケ地もセットも少ない。それでも、大作揃いだった2017年初めにけっこう評価高めだった理由もわかる気もしました。
 なにしろ正味16分ぐらいでちゃっちゃと話が進んでいくんで、けっこううざい恋愛話もねばついてるひまがなくて助かる。
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 重屹=重离の徐海喬は、私の見た分だと花千骨と熱血長安の間ごろです。このドラマでは、「前世」の剣星閣掌門重屹と、「今生」の重离を演じていますが、重离が登場時点の幼児的なキャラと後半のキャラですっかり変わっているので、実質三役している感じです。でも、やっぱり古装の方がよろしいなあ。それになんか古装の方が御肌がきれい・・・メイクのせいか?
 
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 ヒロイン霊惜=裘琳の張馨予は、外見的には徐海喬ほどの違いがないこともあって、あまり二役してるって感じはないです。裘琳は霊惜が乗り移ってからも、自分を失ってないので、もう少しアクセントがあってもいい気もします。
 神鵰侠侶の李莫愁とか天龍八部の康敏とか妖艶な悪女みたいな役柄を続けて見てきたので、こういうキャラは新鮮でした。
 
 ということで、滞貨一つ減らしました。次はどれだ?
 
演員
徐海喬  飾  重离
張馨予  飾  霊惜
蘇 青  飾  竹洛
呂聿来  飾  重暄
楊奇鳴  飾  李珣
孫晶晶  飾  傅佩瑶
黄梓駿  飾  阮健
王仁君  飾  劉心哲
李 奔  飾  海哥
 
職員
出品人 孫忠懐、呉宗翰
制作人 王怡卿
監制  張敏
導演  李秉光
編劇  饒俊、李明超
美術設計 王立山
動作指導 張志輝、王平
造型設計 EMMA
服装設計 曼瑞
視覚特效 吉治中