追悼 計春華先生
7月11日の午后、突然飛び込んできた計春華「兄貴」の訃報。
呆然としてしまいました。
三年前の2015年7月5日、于爺と呼んで親しんできた于承恵先生のやはり突然の訃報に呆然としたのが思い出されてなりません。
「于爺が呼んだのかなあ」と思ってしまう昨日今日。
今はもうないヤフチャことyahoochatに毎週末に集まって、その週に放送された武侠ドラマの話などで盛り上がっていたころ。そのころから、「兄貴」といえば計春華と決まっていました。
異形の強烈な敵役なのに、どこかかわいげがある・・・そんな彼の出演作を見るのが楽しみ、そしてみんなでそれをネタにして盛り上がるのがまた楽しみ、そんな武侠迷スタート当時でした。卓越した武芸とつやつやした光頭、この頭にすぐ何かくっつけたがるんだよな~とインタビューで話していた笑顔。「今度は珍しくいい人役だよ~」と盛り上がったこと。私にはいい思い出です。
韓棟主演の鹿鼎記に海大冨を演じると聞いて、誰が韋小寶でも構わないけど「兄貴が海大冨!」「これは見なければ!」とドラマの完成を心待ちにしていたものです。
生命力にあふれた兄貴がわずか57歳で世を去ってしまうとは、今だに現実感がありません。
寂しくてたまりません。
兄貴、一路走好!