江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

追悼 計春華先生

追悼 計春華先生

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 7月11日の午后、突然飛び込んできた計春華「兄貴」の訃報。
 呆然としてしまいました。
 
 三年前の2015年7月5日、于爺と呼んで親しんできた于承恵先生のやはり突然の訃報に呆然としたのが思い出されてなりません。
 「于爺が呼んだのかなあ」と思ってしまう昨日今日。
 
 私、というか2000年ごろに日本で張紀中製作の金庸武侠ドラマが次々と放送されていたころ、同じようにそれを楽しんでいた仲間のみなさんにとって、計春華という存在は特別なものがありました。
 
 今はもうないヤフチャことyahoochatに毎週末に集まって、その週に放送された武侠ドラマの話などで盛り上がっていたころ。そのころから、「兄貴」といえば計春華と決まっていました。
 
 私個人では、武侠迷になる以前から映画の少林寺とかで姿を見ていたはずなのですが、強烈に印象に残ったのが天龍八部の悪貫満盈段延慶。そして連城訣の血刀老祖。
 
 異形の強烈な敵役なのに、どこかかわいげがある・・・そんな彼の出演作を見るのが楽しみ、そしてみんなでそれをネタにして盛り上がるのがまた楽しみ、そんな武侠迷スタート当時でした。卓越した武芸とつやつやした光頭、この頭にすぐ何かくっつけたがるんだよな~とインタビューで話していた笑顔。「今度は珍しくいい人役だよ~」と盛り上がったこと。私にはいい思い出です。
 
 韓棟主演の鹿鼎記に海大冨を演じると聞いて、誰が韋小寶でも構わないけど「兄貴が海大冨!」「これは見なければ!」とドラマの完成を心待ちにしていたものです。
 
 生命力にあふれた兄貴がわずか57歳で世を去ってしまうとは、今だに現実感がありません。
 寂しくてたまりません。
 
 兄貴、一路走好!