29~46集
中華ドラマって、なぜか同じ時期に同じようなテーマというか時代背景のドラマをぶつけるんですよね。
今だと、清朝後宮ドラマの延禧攻略と如懿伝、武動乾坤に闘破蒼穹も主人公が冒険を重ねながら成長していくというテーマは共通。結果的に天下長安が予定通り配信されなかったのですが、予定通りならこれと天盛長歌もそうなったはず。
この沙海に対して天下覇唱原作の天坑鷹猟がやってきました。
最初の1集だけは見たんですが、ずいぶん雰囲気は違います。
ちなみにめっちゃ見たいドラマがあふれて来たんで、後宮ドラマまで覗いているゆとりはないです。
29~46集というとずいぶん物語も進んだんですが、天盛長歌は毎日配信があるんで見るのに一生懸命でブログ停滞気味。
砂漠にやってきた黎簇、蘇万、楊好のトリオに無理やり同行する梁湾の4人は、古潼京にたどり着く。
そして、彼らとは別に呉邪を追う汪家の一行も砂漠へ。
九門では、解雨臣が汪家に殺されたと葬儀が行われ、その場で解家の財産や事業を誰が引き継ぐかで揉め事が起こる。しかし、解雨臣は本当に死んだのか、怪しい。
この揉め事の裏ではやっぱり汪家が糸を引いている。
九門の一行も古潼京にあると信じられている財宝を求めて砂漠へ。
先に砂漠についていた黎簇達は、黒爺と共に地下へ。そこでバラバラになってしまった彼ら。
命からがら地下から脱出した黎簇たちだったが、黎簇は汪家にさらわれ、彼らの本拠地へ拉致される。汪家はどうもスペクターかギャラクター並みの組織を持っていて、そこで子どもたちを訓練し、工作員として使っている。
黒爺と梁湾と地下に閉じ込められていた蘇万は、張日山と出会い、地下から脱出。家に戻るが、悶々とし続けて、黒爺に弟子入り。
一人地下に残された梁湾は、彼女を助けに戻った張日山にべたべた。すでに百歳を過ぎているという秘密を聞かされても、ま、いっか~でスルーするところが強いw
地下で九死に一生を得た楊好は霍家の人間と家に帰るが、そこではたった一人の肉親だった祖母の死が待っていた。やりきれない思いの彼は霍道夫の元に身を寄せ、ブラック化。
朱戩もがんばってます。執明@刺客列伝以来、役柄は違ってもどこか彼自身だったんですが、うまくなりましたわ。刺客列伝の俳優たち、おもしろいほど変わってく、もしくは全然変わらないのが見てて楽しい。
黎簇は捉えられている汪家の本拠地で沈瓊と再会、彼女は汪家の一員だった。汪家のメンバーになれと命じられる黎簇。実はこれらすべてが呉邪の計略で、黎簇はそれにそって汪家に入り込もうとしている。もうすっかりスパイの気分。
ここまでで九門が互いに対立しあうようになったのは汪家の暗躍のせいだとか、汪家は張家に対抗する人間たちの集まりで血縁ではない、張家の祖である張起霊の謎とかが語られます。でも、張啓山はどうなったのかはまだ語られない。
もっとも失礼ながら、先に盗墓筆記シリーズがあって、あとから老九門、さらにこのシリーズと続いたせいか、なんか無理に話つなげて膨らましているような気がしないでもない。
今度また原作の南派三叔制作で盗墓筆記を朱一龍の呉邪で作るらしいので、これで辻褄合わせるのかもしれません。
黎簇、蘇万、楊好の三人が全く別の場所で、まったく性質の違う訓練を受けているということになっています。今後の三人の再会も見どころですね。
40集からは「沙海 下」となり、ラストまであと8集。
また砂漠へと戻っていくのだと思われますが、もともと汪家の一族らしい梁湾もまだ「だからどうした?」という部分が現れていません。楊好のブラック化は本気なのか?黎簇は汪家に入り込んで何をするのか、そして地下に残っている張日山は?ヒマラヤ近くにいるらしい呉邪と汪家の蘇難は?そういや張起霊は?とかいっぱい気になることがあるんですが、後8集で収まるのかがめっちゃ不安でもあります。