江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

追悼 金庸先生

追悼 金庸先生

 10月30日金庸先生亡くなるの報に接し、言葉もありませんでした。
 
 9月に訪れた少林寺で「金庸先生の石碑、あった!」と同行のみなさんと写真を撮ってたときには思いもかけませんでした。
 何をどうするというわけはないし、私には金庸先生や作品の評論をする力もその気もないですが、ただ、自分の気持ちに一区切りをつけたくて、こうして文章を書き散らしています。
 
 ただの繰り言ですが、ご容赦を・・・ 
 
 このブログを始めたころ、私にとっての武侠ドラマはすなわち金庸ドラマだったし、武侠と言えば金庸があって、その後に古龍がいてほかの作家さんたちがいるという感じでした。
 
 今になっても、その感覚はさほど変わってはないです。
 
 私にとって、金庸先生の武侠世界はもう生活の一部になってるし、友人関係や趣味の世界もそれ抜きにはありえなくて、もう私自身を構成する一部となっていると言っても過言ではないかもしれません。
 
 とんでもなくおもしろい小説を書いた中国の作家・・・それだけでは語り切れないのは、射鵰英雄伝と天龍八部に始まる金庸ドラマおっかけの中で多くの人と知り合い、交流を深め、親しくお付き合いするようになったことが大きいです。もともと中国文化には特別な関心を持ってなかった私が、繰り返し中国に旅行し、中国の小説やドラマに触れ、自己流で怪しいとはいえ中国語の文章にも親しみ、海外にも知己を得ることができたのもすべて天龍八部から始まっています。
 
 ブログ開設前から今に至るまで、金庸武侠ワールドにどっぷりつかってきたこの10年強です。
 
 それだけに、訃報に接したときは呆然としてしまいました。
 
 寂しい、悲しい・・・
 
 でも、金庸先生が残された武侠ワールドは永遠です。
 この秋にも倚天屠龍記とか神鵰侠侶のドラマ撮影が進められているようだし、この先も途切れることなく出るのは確実です。
 
 配信になれば、またそのドラマを楽しみに見ることだと思います。
 
 それでもやっぱりこの喪失感、寂寥を埋めることはできなくて・・・悲しくてやりきれないです。
 
 金庸先生、素晴らしい武侠小説をありがとうございました。私に豊かな人間関係と趣味世界を広げてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 金庸先生、一路走好!