1~8集
ということで、唐磚。
こちらは、ダメになったはずのタイムスリップもの。
現代で唐代の墳墓の発掘調査に参加していた雲不器が落っこちた穴の先は唐代だった・・・
大パニック起こしながらも、客棧の小二の髪の毛を奪って、鬘をつくってしまったりしてさっさと適応してしまう調子のいい主人公。
不器が出された食事に味がないと、出された高価な岩塩の塊を精選して細塩を作ったことから、これはすごい!大唐帝国を救う!とか突然注目の的になるが本人的には何?何~?って感じです。
彼が出会った李安瀾という若い女が、彼が大事に持っていた簪子を私の~~と持っていったために不器は彼女を追って移動開始。
次に、大唐軍と吐蕃軍が戦っている戦場に遭遇。傷ついた太子李承乾を輸血で助ける!
正体不明の雲不器だが、先祖の名雲燁を名乗り、その一族に混ざってしまった。実は雲家というのはかつて李淵に滅ぼされていたというブラック歴史を思い出す皇帝だが、様子を見てから雲燁を亡き者にしてしまっても遅くないと長孫皇后が引き留める。
朝廷では、安瀾を自分の娘と認めた李世民に、死んだ母田若蘭に皇后の地位を追贈してくれと安瀾が言い出してひと騒動が起こっている。
長安で雲燁は太子李承乾や程咬金の息子程处默らとすっかり遊び仲間。どこから見ても太子とそのご学友とか見えない。ただの街のあんちゃん達です。
タイムスリップものというと女性がタイムスリップする設定では意識だけだったり、古代の人間に憑依したりというパタンが多くて、男性がする設定ではごそっと体ごとという設定が多い気がします。古天楽の尋秦記を筆頭に、胡歌の神話、井柏然の相爱穿梭千年とかみんなそのパタン。
今回も同じように発掘現場からそのまま唐代に行ってます。そして、彼らが古代の人々に認められるきっかけに現代の科学や技術を使うというのもお約束。
けど、この主人公のように製塩というのは珍しいと思ました。とはいえ、その後の輸血w
竹筒を煮沸消毒しているあたりはともかく、たまたま持ってた輸血キットで、血液型チェックの、注射器で採血の~チューブで竹筒から輸血の~~では、あまりの展開に笑うしかなかった。
刀とか靴に縛り付けてアイススケートとか、かわいい部類w
その後も、程咬金の軍に入れられたら、楽をしたくてブートキャンプ並みに訓練設備を構築。もっともこれはお前もしろ~となって見込み外れ。
勉強中の太子を羊肉串を焼いて呼び出す。その太子の先生の出した算術問題をさっさと公式を使って解いてしまうとか、タイムパラドックスで悩むことなさそうなタイプです。
それでも、自分が雲燁になったということは、自分はもう21世紀に戻れないのではないかとパニックたり、いなくなってしまうと雲家ただ一人の男子雲燁がいなくなるということで子孫が絶えて、やっぱり自分は存在しなくなるとかは一応考えてはいるようです。
母親を皇后の位を追贈することに朝廷中が反対、父李世民も承諾してくれないと、八方ふさがりの安瀾は、母の友人であった李靖の夫人紅拂女を訪ねる。
皇帝や皇后は、雲燁に妻を持たせ、朝廷の役に立てようとするが、14歳の娘を紹介された雲燁はドン引き。どうやら雲燁は安瀾が好きなようだと。こっちのマッチングを計画。
配役的には、アラサーの雲燁の王天辰、安瀾の張佳寧、太子李承乾の王文杰あたりが若い方なので、20歳前後が主演してる場合よりは安定感があります。この人たちもこれからの俳優さんですね。
李世民と長孫皇后には張智尭と袁詠儀とこちらも香港スター登場。
侯君集は王永泉、なんか企んでそうです。
今のところ、軽い喜劇というノリで気楽にみられるドラマとなっています。登場人物たちもこちらは李世民、長孫皇后、程咬金、紅拂女・・・とおなじみのキャラに、オリジナルキャラが入っている形なので、将夜のように一から覚えなくちゃとはならないのでストレスは少ないです。
このまま36集、しかも原作は何巻もあるようなので、軽喜劇のままで話の進まないシチュエーションコメディ的なドラマとはならない雰囲気です。
案外、将夜よりこっちが重苦しい展開になったりするかもな~と勘ぐってます。