9~20集
全36集の半分を超しました。なんか予想通り、重苦しい展開になってきたんですよね~~雲燁の遊び仲間太子の李承乾ってのは、李世民の後を継いだ皇帝ではないことに、雲燁も気が付いて「あれ?」っとなっています。
太宗李世民の後継もおなじみの骨肉の争いだったよな~と能天気な雲燁の将来を案じる視聴者です。
画像以下、いつものように順不同な雑な説明です。
この雲夫人、演じている陳莎莉は黄暁明の大漢天子とかで何度も竇太后を演じているイメージが強く、とても風格のある俳優ですね。彼女が出てるとつい一生懸命見てしまいます。美爺もいいですが、迫力のある美婆もいいですよね~
それはともかく・・・
黒い影をもたらしたのは山東での大飢饉と突厥の王子たちだった。突厥との緊張関係はいつか戦端を開くことになるというのは誰もが思っていることだけど、山東で大飢饉がおこっている中、突厥との戦争を始める資金も食糧もない。
しかし安瀾自身がこの婚姻を受け入れることを宣言。
雲燁は安瀾に求婚、皇帝夫妻も暗黙の了解をしている。
李世民は突厥との戦争を始めることを決意。雲燁は金の問題には派手なオークションを開催、食糧不足にはサツマイモの栽培を始め、兵士に与える食糧にインスタントラーメンを作って、戦争のための条件整備をしてます。紅拂女を催眠療法で治すとかもしてるし、いいのかタイムパラドックス?
最近食べ物を扱うシーンになると舌尖上的中国風のまったりした画面になるんですよね~たかがインスタントラーメンにお湯かけてるだけなのに、なぜか美食に見えるw
ところが、この蘆寿の娘辛月が太子の恋人。彼女だけは何とか助けたい太子は雲燁に彼女を妻として雲家に迎え、蘆家から切り離してほしいと頼む。この願いを聞いて、皇帝に辛月との婚姻を求めた雲燁。皇帝は激怒するが、承認。当然、安瀾との間は大いにきしんでいる。
誰も幸せでない結婚式・・・ますますこの先の展開が重いな~
その上、李世民に対して反乱を企てている侯君集が安瀾に接近。彼女の母若欄を殺したのは李世民だと吹き込む。早速そう思い込んだ安瀾は衛星民暗殺に乗り出す。突厥戦への出陣式のさなか、雲燁が暗殺計画を暴くが、黒幕侯君集は娘を利用して太子に接近している。
この侯君集 玄武門の変で李世民についたのに扱いが悪いと拗ねてる。まあ、信用されないだけのわけはあります。中の人が王永泉@夏江@琅琊榜。怪しげ&うさん臭さに合わせて、凄みが効いています。この強烈なおじさんに能天気雲燁と、騙され安すぎる安瀾、「あんた自分の立場分かってるかい?」の太子たちがかなうはずもないよな~と変に納得。
で、物語はさらに重苦しくなってきていますw 予想通り・・・
ビジュアル的には、けっこうおもしろい場面が多くて、宮廷での舞女たちが長い裳裾を引いてだんだん自分の体に巻き付けながら踊るとか、出陣式での儀式、蘆寿一族処刑場面での巫術師?のダンスとか、雲燁と辛月の婚礼とかにこれまでのドラマではあまり見たことのないような演出があって、興味深かったです。巫術師のダンスは、東周列国で見て以来かなあ?
逆にオークションだのなんだののシーンはあちこちで出てくるせいで、もう見飽きてしまった感があります。本来こちらをアイキャッチャにしようという演出だったのかもしれないですが、外しましたね~としか言えない。
タイムトラベル物としては、ものすごくいい加減な感じなんですが、もう一回りいい加減な感じのタイムトラベル物時空侠ってのも出てきました。でもまあ、タイムトラベル物、禁止じゃなかったっけ?とつっこむのはやめにしておきます・・・