江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

最近見た映画たち 古剣奇譚之流月昭明

古剣奇譚之流月昭明

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 ゲームの古剣奇譚2の映画化ですから、話の元はドラマ版と一緒です。
 
 2時間たらずの映画にまとめるためにばっさりと話も登場人物も切り詰めたために、かえって見やすくわかりやすくなっている面は否定できません。比べるのもなんですが、「三生三世十里桃花」の映画版が何か説明不足になってしまったのとは違って、もうこれだけで十分話は分かります。それだけドラマ版が冗長だったということか?
 
 あからさまに言って、こっちの方がさらっとみられておもしろかった。でも「よりまし」ってだけなのが哀しい。
 
 主人公楽無異には王力宏でドラマ版より年齢層アップした感じなんですが、そのまま同じタッチできゃわきゃわやってるのを見るのはちょっと辛い。
 
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 俳優たちの身体を除くとほとんどがCGで、全部CGを売りにしていた「熱血長安」も顔負けの「実物はどこ?」でした。
 
 登場人物は少なめなんですが、ドラマでは張智尭が演じていた謝衣をアーチ―・カオ高聖遠が演じているとか、李治廷が演じていた夏夷則はあの「武神趙子龍」で結構いいじゃないって珍しく高評価されていた呂布の高以翔だとか、ドラマ絡みで目を引く配役もありました。
 
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 ドラマでは俳優に白黒のパンダ模様のメイクさせていたキャラは、ここでは完全にCGでした。パンダメイクキャラが見るからに情けなく見て俳優さん気の毒に思えたのと比べりゃ、このCGキャラはよほどよく見えてしまった。
 元がCGなのを無理無理真人にする必要があったのかどうかってあたり、疑問です。するなら普通に人間キャラにすりゃよかったのに。
 
 ゲームの
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 ドラマの
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 映画の
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 ま、どっちにしても浮いてはいますw
 
 機械仕掛けのからくりを作る偃師が主人公ですから、そういうものがたくさん登場してくるのは当然です。人と絡むシーンが上手になってきたとは思いました。
 
 ドラマよりは面白く見られたのはたしかですが、しっかり戦闘向きに着込んでいる男性キャラに比べて、手足も腹もむき出しの女性キャラの衣装ってのは気持ちよく見られるものはなかったです。女性はへそ見せたら、強くなるとでも思ってるんでしょうかねえ・・・
 
 まあ、阿阮の配役は映画の方がキャラにふさわしかったです。
 
 アメリカ人のレニー・ハーリンを監督に招いて、ハリウッドスタイルを取り入れたそうですが、この人成龍の「絶地逃亡」の監督もしてましたっけ。でも、それを別にすると記憶に残ってる作品は「クリフハンガー」とか「ダイハード2」くらいなんですが、まあそういう方向の監督のようです。
 あっけらかんとしたストーリ展開ややたらにキラキラした感じの画面にハリウッドの片鱗が見えてるのかな?
 
演 員      角 色
王力宏  飾  楽無異
宋 茜  飾  聞人羽
高以翔  飾  夏夷則
呉千語  飾  阿阮
張智霖  飾  沈夜
高聖遠  飾  谢衣
柳 岩  飾  滄溟
伍嘉成  飾  少年楽無異
 
職員
出品人  張強 孟憲明
制作人  大本張
監 制  李錦文
導 演  雷尼·哈林
編 劇  譚広源