江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

2018年のまとめ

2018年もおしまいなので、今年の中華ドラマ視聴まとめ

 今年は7月に計春華先生の訃報、10月には金庸先生の訃報が飛び込んできて、武侠迷にはつらい一年になりました。
 
 中華古装劇方面では、全く見てないも同然の後宮ドラマのことは知りませんが、結構いろいろあっておもしろい一年だったように思います。
 2017年から続く「琅琊榜之風起長林」「大軍師司馬懿之虎嘯龍吟」で盛り上がってたら、同じ年のうちにもう日本でも見られるんですよね。放送時期のずれが少なくなってきました。
 「琅琊榜之風起長林」の日本版登場がめちゃくちゃ早いのにびっくりしてたら、「天盛長歌」に至ってはネット配信とはいえ本国で大結局迎える前に日本版が出てきました。

 もう出ないのかと思った話題の大作「九州・海上牧雲記」も、まさかと思ってたのも日本に登場してきて、日本の中華ドラマ界隈もにぎやかになってきました。

 個人的には、ずっと一押しだった「少林問道」の日本登場が予想もしてなかったので、めちゃくちゃうれしかった。

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 中華ワールドで2018年に発表されたドラマ、見逃していたそれ以前のドラマをざっと40本今年も見終わりました。そのうち三分の一ぐらいが古装劇ではなくて、もう古装劇専門と言いにくくなりました。

 そんな私の今年のイチ押しは、普通にいうと「琅琊榜之風起長林」「大軍師司馬懿之虎嘯龍吟」「三国機密之潜龍在淵」「鎮魂」「将夜」に「天意」という感じでしょうか?
 出遅れたしまった感じのある「法医秦明第1季」「心理罪」「新神探聯盟之包大人来了」「大明按察使」もよかった。

 「琅琊榜之風起長林」は「予定してなかった続編なんか作るな~」と思ってたんですが、できてみればさすがのドラマ作りに目いっぱい楽しめました。 画像の選択は趣味です!

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 「大軍師司馬懿之虎嘯龍吟」は第1季にあたる「軍師聯盟」の「何より家庭を愛した男(某日本テレビ局の宣伝文句)」司馬懿のぶちっとキレた感じの後半生が見ものでした。そして、その中に将来の司馬炎の晋の危うさまで見せる脚本が秀逸でした。

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 これと、ペアになる感じになってしまってる馬天宇の「三国機密之潜龍在淵」。てっきり顔値の高いメンバーをそろえてのあまあまラノベ展開かと思ってたら、全く違う方向でドラマが展開。こちらも脚本といい方向で裏切ってくれた馬天宇の演技の勝利ですかね。

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 「将夜」も玄幻劇の一つなんでしょうが、こういう作り方もできるんだとある意味感心しました。若い主人公に大量のベテラン俳優を配置、硬軟緩急自在のストーリ展開が楽しくて毎週の配信が楽しみでたまらなかったです

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 私的なダークホースだったのは「天意」と「鎮魂」

 「天意」はまったく事前に聞いてもいなかったんですが、始まってみればとんでもなくおもしろいドラマでした。楚漢の争いをモチーフにしてるんですが、史実何それ?おいしいの?と言わんばかりの開き直った展開がいっそ爽やか。ついでに、規制それ何?って感じで、本来一本のドラマを番外編と二つに分けて、大胆不敵に歴史を改編してしまったのは痛快。

 史実変えるなという規制が出てから、架空歴史を舞台にしたドラマも増えていますが、そうでなくてもここまでぶっちぎれるもんだと拍手喝采

 神的使者。このけったいさがたまらん。大好きですw

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 もう一つ、古装劇ではない「鎮魂」。これBLドラマなんだそうで・・・私の守備範囲ではないのですが、おもしろくてはまってしまいました。BLだろうが何だろうが、人間関係の描き方が秀逸ですし、もともとBL小説が原作ということもあって、こちらも規制の枠をどうクリアするかで知恵を絞った様子が見えます。

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 架空世界、架空歴史を扱ったドラマはますます増えていますが、「天盛長歌」「将夜」が飛びぬけておもしろかったです。

 話題になってた「九州・海上牧雲記」、確かに丁寧に作られたドラマでおもしろかったんですが、あの終わり方では納得できない。
 それにしても、第2季に続くにしてもちゃんと終わっとけよな~というドラマの多いことと言ったら。第1季の大結局配信の日に第2季の制作発表やった「将夜」はまだ良心的なのかもしれない。

 逆もあるんですよね~せっかくきれいに終わってるのにいらんことつけるなよ~っての。なんといっても「橙紅年代」「烈火如歌」とか。それまでのドラマをひっくり返してしまってどうするんだ?

 期待してなかったけど、やっぱりってのもありました。まあ、あの「笑傲江湖」にはネタを提供してもらったということでw

 期待してたのに、大外れだったてのも・・・少なくない。「冒険王衛斯理」とか「古剣奇譚2」とかはなんともはや・・・

 来年もおもしろそうなドラマタイトルが並んでいますが、まずちゃんと出るのかどうかが気になるところ。それに、「天意」や「鎮魂」のようにノーマークだったドラマにとんでもなくおもしろいドラマが出てくるのも楽しみです。

 そして個人的にはますます古装劇専門から遠くなりそうです。