江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

大江大河 その4

31~40集

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 気が付けば2月も後半。ずいぶん更新の間が空いてしまいました。こんなに更新の間隔をあけてしまったのはここ数年ではなかったんじゃないかと自分でも当惑っています。
 公私ともにバタバタしていたというのも理由ですが、忙しい時ほど趣味に走ってしまう性格なので、どうもそれだけが原因ではなさそうです。
 今見てるのがとうとう「大江大河」に「鬼吹灯之怒晴湘西」の二本になってしまってるんですよね。
 日本でテレビ放送してるのは別として、リストアップしてる古装劇の新作が「知否知否応是緑肥紅痩」「小女花不弃」「公主駕到」「皓鑭伝」「独孤皇后」・・・みんな主人公が女性なのはともかくとして、なんか今一つモチベーションが低いんですよね~どれか私の好みにあいそうなのあります?乞うご教示。
 もうすぐ「大江大河」見終わる予定なんですが、次はYoutubeに出てる「天衣無縫」かな?と考えてます。でなきゃ「大帥哥」?「失腔」?どっちにしても古装じゃないなw
 
 で、この間何を見ていたかというとドキュメントです。「人生一串」はBS12で放送された「舌尖上的中国」よりもっとディープな食の世界を取り上げた作品です。
 「国家宝蔵」は昨年第1季、今年第2季が放送された中国各地の博物館の収蔵品を紹介するドキュメント。こちらは昨年半分くらい見残していたので、この際それも含めて第2季を見ています。紹介される「国宝」も興味深いですが、それぞれの紹介者で明星が出てくるのも楽しい。
 何度も「琅琊榜」のBGMが流れたとか、「那年花開月正圓」の趙大人こと任重がやたらにかっこいいとか、張国立と王剛のおじさん二人がかわいいとか、本質とは関係ないところでも楽しく見てしまいました。
 
 というようなうちに、時間が経ってしまってました。
 
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 さて、ドラマ中では成長する中国経済と共に、東宝の小雷家も運輝の金州化工も発展。小雷家の電線を売らしてもらえることになった楊巡も一度は商売が波に乗ったが・・・
 
 なんかこのドラマ中国版「ガイアの夜明け」ってにおいがするんですよね。ドキュメントではなく、ドラマなわけですが・・・
 雷東宝と結婚した宋運輝の姉運萍が退場したことで余計にそんな感じがしてきました。
 
 今回の視聴分で、運輝は程工場長の娘開顔と結婚しています。
 
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 この二人の出会いから結婚に至るまでの恋愛時代もけっこう時間を取って描かれているのですが、宋運輝、君いつの間にそんな恋愛テク身に着けたんだ?と突っ込みたくなるくらい。食事を作って運んできた開顔に「これからのボクの家計は任せた」とお金渡したり「小猫~」と呼び掛けたり、もうなんというか他のドラマのキャラ持ってきたみたいの変貌ぶりがおかしい。
 
 いつ求婚してくるんだと程家両親はやきもきしてましたが、楽しい恋人時代を過ごして、無事結婚。ただ、結婚式シーンはなくて、宋家の両親に会いに行った後、次の場面では夫婦になってました。
 
 ドイツから帰って以来、新施設運用の現場責任者として頭角を現し、出世頭となった宋運輝。今回視聴分ではそれなりに順調ですが、相変わらず重役たちの権力争いに巻き込まれています。
 
 ずっと手計算をしていた運輝がドイツからでかい電卓を買って帰ったと思ったら、後のシーンではなつかしいカシャカシャ音を立ててキーボードをぶったたくパソコンを使っていたのが好ましかったです。
 
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 小雷家の雷東宝の方は、みなの尊敬を集めていた老書記が横領をしていたことが発覚。なんとか内密に処理しようとした東宝や士根だが、村人の知るところとなってしまう。老書記が自死してしまうと、村人の非難は東宝達に向けられる。しかし、じゃあ、この始末をどうつけるか、村人全員の投票で決めようと「死者に罪はない」「遺族が償う」の二者択一を提示すると、圧倒的に「遺族が償う」に票が入っていく。これを見た東宝は「老書記の命は横領した金より安いのか?小雷家の人間を見損なった」と激高する。
 東宝は「知」より「意」「情」の人なのですが、この事件をきっかけに大きく豊かになった小雷家村の経営する事業のシステムを合理的なものに変える必要を知る。
 
 そして、宋運輝の助言の元、資本主義的システムを導入する。村の役員の給与を引き上げたことで、士根たちは「こんなにたくさんもらっていいのか?」と戸惑い、村人たちの反感も募る。
 けれど、彼の改革で村が豊かになっているのは事実で周囲の注目も集めているが、こちらも大丈夫ですかね?
 
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 その小雷家の工場で作る電線を売って稼ごうとしていた楊巡は粗悪品を売った騒動に巻き込まれ、負傷。商売は挫折、病院にいる間に金持ち男に恋人戴嬌鳳を奪われてしまう。
 
 どうもこの楊巡には、ちゃっかりしたところ、いい加減なところと純情なところ、商売の才能が同居していて浪花ど根性ものの雰囲気があります<古いw
 
 三人三様に変化する社会の中で流れに飲まれ、というよりは流れの先に立って時代を生き抜いているところです。
 
 日本から見ていた中国の経済、社会の移り変わりを中国国内から見ている感じがするせいでしょうか?やっぱりどこかこのドラマには懐かしさを感じずにはいられないところだあります。