江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

暗黒者第3季 その1

1~8集

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 まる二年以上待ってたんですよね。感涙です。
 
 このシリーズ、第1季からもういろいろありすぎたし、もうすぐ公開って情報に何度もぬか喜びさせられたし、見られただけでもよかった・・・としておきます。
 
 第1季から数えると5年くらいにはなります。毎回中の人が交代する尹剣は今度もまた中の人交代。前回の経超から張瑞涵への交代のときはキャラそのままでしたが、今度はキャラも中の人に合わせて若くて軽みのあるタッチになりました。
 
 彼だけでなく、羅飛の友人でもあり協力者でもあったけど、実はDarkerの一人だった薛天が梁大維から魏千翔に交代。羅飛の大学時代の恋人で最初のDarkerの事件に巻き込まれて死んだと思われ、羅飛が精神にトラブルを抱える原因になった孟芸を郭京飛のリアル配偶者鮑莉が演じていましたが、今回は厳屹寛配偶者の杜若溪に変わりました。
 
 第2季の終わりに、死んだはずの孟芸がちらっと姿を現すところで終わったので、孟芸が生きていて、しかもDarkerの一人と知った羅飛の場面とか実はとても楽しみにしていたんですが、そのあたり最初のナレーションでさらっと過ぎてしまいました。
 ナレ死てのはありましたが、今回はナレ生?
 しかし、開始数分で「大結局 終劇」とかやるかw
 やっぱり相当の改編とかあったんでしょうかね?
 
 導演が周琳晧から毛鲲宇に変わったこともあって、あの暗黒者のテイストがどこかに行ってしまってないか不安でした。
 
 でも、始まってみれば、とんでもない展開をするオープニングが待ってました。2集ごとに全く別のものに変わる片頭、しゃれた会話、陰惨な事件とひねりのきいたユーモアの絶妙なバランスはそのまま。
 復活した特捜班のベースになるのが、倉庫、航空母艦と来て、今回は格納庫、飛行機付きw
 
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 床がガラス張りで取調室を上から眺めるとか、それだけで笑えてしまう。
 当たり前のことをしてても、何かピッチが違っていて笑いがこらえられない、でも素直には笑ってられないという暗黒者テイストそのままでうれしい。
 
 それは変わったところも多々。羅飛がお金にこだわることがなくなってるし、尹剣は以前より突っ込みキャラになってるし、という違いも見えるんですが、基本的なキャラはそのまま。
 
 ただ今回のドラマでは、羅飛サイドからのストーリと並んで、東南アジアのどこかの監獄に収監されている薛天の話、羅飛たちに挑むDarkerグループの視点からの話、龍宇集団のトップとなった阿華こと饒東華が他の裏組織との抗争に突入する一方で養父の仇Darkerに復讐しようとする話が並行して進んでいます。
 
 私としては、演員変更は仕方ないと思うんですが、というか梁音の李倩や曲少石の二隊長周浩、張黎明の丁局長、胡耘豪の阿華たちがちゃんと脇を固めているのでまあ満足。何しろ十分覚悟する時間もあった。甘露の穆剣雲は外国に去ったという設定なので、戻ってくる可能性もあるんでしょうか?
 
 個人的に一番残念なのは、やっぱり薛天の中の人の交代です。魏千翔の薛天はまた別のキャラに見えてしまうんですよね。梁大維の方が浮世離れしてるというか謎の人物感があったように思います。まあ、「個人の感想」です。
 
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 新しいメンバーとして特捜班に配属された態度のでかい新人陸飄飄。女性版の熊原という感じでアクション担当ですが、心理分析や推理もなかなか。
 
 それでも郭京飛を中心にがっちり「暗黒者ワールド」が継続していて、演員の変更でまったくイメージが変わってしまった法医秦明シリーズなんかとは一線を画しています。
 
 放送はされたとはいえ、今シリーズは24集だけなんですよね。これまでは46集、49集だっただけに短い。短すぎます。
 公開された8集分もう見てしまったし、先は見たいが、後もう16集しかないんですよ。えんえんと同じようないじめ場面とかくっついたり離れたりする場面繰り返すドラマに80集とか使うのにな~ミステリファンはいじけてます。これも「個人の感想」
 
 こうなったら残り16集。とことん楽しんで見てやります!