江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

盗墓筆記第2季 その2

13~40集(秦岭神樹&雲頂前伝)

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 見終わりました。見終わったけど、なんかもう全然すっきりしない。
 タイトルも「怒海潜沙&秦岭神樹」らしいし・・・なんじゃこれ?になってます。
 
 いや、特撮やCG、アクション、配役とかいろいろ突っ込みどころ満載なんですが、それ以上にドラマの構成が変、変すぎます。
 
 だいたい一つのドラマなのに、わざわざ題名を原作に合わせて、「怒海潜沙&秦岭神樹」としたことからもうやっつけ仕事感があふれてたわけです。で、実際に見てみたら、12集までが「怒海潜沙」、13~35集までが「秦岭神樹」、36集からは番外編1~5ということで「秦岭神樹之雲頂前伝」に突然の変身。
 しかも、地下宮殿探検を始めたとたん、「さあ、この後呉邪は蛇眉銅魚の秘密に迫れるんでしょうか!乞うご期待!」とかで終わってしまいました。
 
 しかもしかも、この続編となる「雲頂天宮」には呉邪の侯明昊も張起霊の成毅も出ない。
 一つのドラマの全編と後編で配役が交代するわけです。
 
 するとずいぶん前に噂にあった秦俊杰版も、最近噂のあった曾舜晞版もなしってことなんでしょうか?おそらく版権が原作者に戻ったことも関係しているんではないかと想像をたくましくしています。
 もう物語の謎より、こっちの方がよほどミステリです。
 
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 ま、ともかく、ということで・・・
 
 ともかくドラマ。
 
 「秦岭神樹」部分は山奥の森林から地下に潜っていく話になります。地下で大冒険を繰り広げるわけですが、暗い中での話が延々と続く感じでちょっと冗長。
 
 老九門の霍家や解家の話も交えつつ進む「地上の」話とか過去の出来事を挿入する場面の方がテンポがいいのです。
 
 演員的には、李易峰・楊洋の第1季より年長の出演者がしっかり脇にいる感じがしましたが、ふたを開けてみると王勁松なんか通りがかりに1、2分出た程度。呉三省の姚橹だけはしっかりと出演。泰叔の金士杰、凉師爺の舒耀瑄、霍老太太の斯琴高娃たちは出演時間は長くはないものの、画面を引き締めていました。
 
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 暗闇の中での撮影のレベルはずいぶん上がったなと思うのですが、私には「鬼吹灯」系列の方が魅力的でした。
 
 配役的には、年長ゲストが充実したけど、やはり李易峰版の華やかさには及ばない。侯明昊の呉邪は一生懸命さは伝わるんだけど、どうしても表情が硬く、背伸びしてる感じがしてならない。成毅の張起霊は楊洋版をコピーして雰囲気を維持しようとしてる感じがあるんですが、それが成功したのか失敗したのか・・・
 
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 それで、また話の真っ最中にこの二人が交代、呉邪は白澍、張起霊は趙東澤になるそうです。白澍というと「聴雪楼」の黄泉、趙東澤は高夢非ですが・・・すでに青嵐の韓承羽、南楚の張天陽、紫陌の李若嘉と揃っていて、まあ制作会社が同じだからなんでしょうが、これもやっつけ仕事感に結びつく要素ですな~
 
 あ、王胖子の張博宇は続投らしい。
 
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 突っ込みどころというと李易峰版の方が多かったように思うのですが、なんかこっちが見たくなってしまいました。
 
 次は朱一龍が呉邪の「盗墓筆記重啓」でしょうか?わくわく、よりもどきどき?いやむしろびくびくもんで待ってることにしますわ・・・あ、「雲頂天宮」も出るの?
 
 別バージョンの映画や「老九門」、「沙海」、今度の「重啓」はともかくとして、一連のドラマでこんなにころころ演員が変わり、設定やら話の続き具合もずれているのってあんまりじゃないかと嘆いているところです。
 
演  員      角色 
侯明昊  飾  呉邪 
李 曼  飾  阿寧
成 毅  飾  張起霊 
張博宇  飾  王胖子
劉学義  飾  解雨臣
姚奕辰  飾  青年呉三省と解連環
姚 橹  飾  呉三省
任嘉倫  飾  肖彧
白一弘  飾  潘子
 
職員表
制作人 江新光、高新杰、張萌、王儲
原 著 南派三叔
導 演 劉国輝、李昂、周煜
編 劇 白一驄、李昂