1~10集
「仙剣奇侠伝」のリメイクです。
見ようかな~見ない方がいいかな~とうろうろしているうちに、配信が終わってしまいました。不思議なもので、「射鵰英雄伝」とか「笑傲江湖」なんかの新版が次々出てくると、とりあえずは見てみようという気になるのに、「仙剣奇侠伝」のリメイクと聞いたとたんに、もう見たい気よりも「貧相なリメイクだったらどうしよう~」と心配の方が先に立ってしまうのですよ。リメイクだけじゃなくて、続編とかでも同じなんですけど・・・だって、「神劇」のリメイクがもっと神々しくなるなんて想像できます?
というわけで、この十日ばかり読書に専念するというのを言い訳に、視聴スタートを先送り先送りしてきて、ようやく10集まで見終わりました。
見る前から、今度の主役陣には仙気が足らないように思っていたのですが、そこは当たってました。19年前の胡歌と劉亦菲の「仙剣奇侠伝」と比べちゃいかん!と思いながらも、つい比べずにはいられない・・・
結論から言うと、思ってたより悪くないです。映像的にも美しいし、ストーリ展開もテンポよく進んで小気味がよいです。
演員的には、まだまだこれからの若手をベテラン勢が脇で支えるというパタンですが、このベテラン勢がなんとも豪華です。
最初に登場してきたのが李逍遥の叔母李大娘の楊昆、彼女は胡歌李逍遥の叔母も演じていたのを思い出して、お~っと喜んでしまいました。続いて剣酒仙が呉樾、林月奴の父林天南が張子健、三当家が王成思@贅婿と喜ばせてもらい、拝月教主がなんと王勁松。前回の徐錦江の拝月教主の薄気味悪さは格別でしたが、今回はどんな不気味キャラ演技を見せてくれるのか楽しみです。
主役陣も悪くないのですが、申し訳ないけど、やっぱりちょっと「若さ」が足りない感じです。19年前のドラマよりちょっと平均年齢高め?のせいか、演員陣が自然と放つフレッシュなきらきらした雰囲気が感じられない気がします。その分、今回では演技として見せてはくれますが、視聴者としては何か受け止めるものが違うのですよ。
李逍遥、張霊児というと思い浮かぶのはやっぱり胡歌、劉亦菲で、今回の何与、楊雨潼がどれだけ良い演技者であってもそれにとって代われるとは思えない。まあ、結果として彼らがビッグネームになったからそう思うのかもしれませんけど、それだけではないと思うのです。
ところが、「仙剣奇侠伝」と比べなければ、正直かなりできのいい作品だと思います。私はゲームはしたことがないのですが、ゲームファンに言わせるとこちらの方が再現度が高いとも聞きます。
「仙剣奇侠伝」を見た当時は何回かリピしていたのですが、今回10年ぶりくらいで再びリピしています。
そんなことしているから視聴スピードが遅れるし、つい比べてしまうのですけど・・・ファンの宿命ですかね?
この主役陣6人ですが・・・李逍遥に何与、「与鳳行」で拂容君を演じていました。張霊児が楊雨潼で、彼女は最近見た作品が「九義人」で性暴力の被害を受けて尼寺に籠ってしまった田小玲とか「黒土無言」で金持ちおじさんの愛人になった挙句に死んでしまう陳小明とかでなんとなく不幸キャラのイメージがついてしまって・・・ご当人には迷惑な話でしょうw
林月如が徐好、「天盛長歌」とか「颤抖吧,阿部!」で見てるはずなんですが、ごめんなさい~記憶にないです。彼女を愛する従兄で武芸のできない状元郎劉晋元が李川。このきわめてまじめな風雅な文人のようで、ときおりずっこけさせてくれるキャラは極めて李川にあっていると思います。
阿如が胡意旋、というとこれまた「九義人」で性暴力の被害を受け追いつめられていく藺如蘭の中の人。今度の役はまずは180度違うはっちゃけたキャラですが・・・昔、彭于妟が可愛かった唐鈺は葉盛佳。「玉骨遙」の主人公弟時雨とか「鏡・双城」の炎汐の中の人ですが、エディポン恋しい視聴者としては、なんというか時雨の可愛さがここでもほしい。ほんと迷惑な視聴者ですねw
とまあ、文句言ってますが、結構楽しく見てます。ぶっちゃけ前回見てた「与鳳行」より視聴意欲がわく感じです。
ま、ともかく・・・今回視聴分は李逍遥と張霊児の最初の出会いから、「もとい!やり直し!」となって、二人で南詔めざして旅立ち、まずは蘇州まで来たところで林月如、劉晋元と合流して、あちこちの事件に巻き込まれているところ。
もう一組の阿如と唐鈺も南詔から霊珠集めにやってきていますが、もうすぐ合流のはず。
とにかく最後までストーリを知っているので、オーバーランしないように自重しております。でも、もう配信終わったからどうでもいいですかね?