7~16集
「唐朝詭事録之西行」と「少年白馬酔春風」の2作で、気分良く中華ドラマタイム堪能中です。
今回視聴分というか、こちらに取り上げるのは二つ目のエピソード「件作之死」と三つ目の「風雪摩家店」になります。実はその次の「千重渡」も見ちゃってるんですが、どうにも区切りが悪くてこのままでいくともっと先まで行ってしまいそうなんで、とりあえず少し戻ったところで一区切りしました。
つまり完全に更新追いしております。二作同時に更新追いというのも、最近では珍しくないですか?
第7集冒頭で、皇帝が退位、太子が新しく帝位につきました。それでも相変わらず朝廷は公主派が多数を占めている。そんな状況で、蘆凌風がとっさに公主に対して「娘!」と叫んでしまったのがただですまされるわけがありません。
「降魔変」の謎を解いて、太子と公主の命を救った蘆凌風と蘇無名でしたが、蘆凌風と公主の関係を新皇帝に知らせた蘇無名はまたしても官職を解かれ、蘆凌風は事件の捜査に落ち度があったとして思い切り僻遠の地らしい寒州雲鼎の県尉に左遷されてしまいます。長安で蘆凌風を片付けるのはまずいけど、僻遠の地ならば何とでもごまかせるという太子改め皇帝一派の計算ですかな。
というわけで、二人はそれぞれに長安を離れ、西へと向かうことになりました。
蘇無名がまずやって来たのは拾陽県、そこでは前作の「黄梅殺」で妻を殺したと疑われ蘇無名一行に助けられた独狐遐叔が県令に任じられていました。不運なことに、彼はまた連続殺人事件に巻き込まれ、蘇無名の力を借りることになります。
今回の話は件作独孤羊が人形に殺されたという事件が発端となります。新米の県令を軽く見ている地元捜査官一同というところに、蘇無名が登場、早速独孤遐叔を助けて事件の解明に乗り出します。
やがて、蘆凌風たちも合流して大活躍という流れです。
今回のゲスト出演独孤遐叔の韓承羽、亡くなった彼の妻にそっくりな独孤羊の妻春条の奚望は前作に続いての登場。独孤羊には王茂蕾、その母曹恵には「上陽賦」で王皇后を演じていた史可。この二人、すばらしいです。
息子の死を知って慟哭するのはもちろん件作の任務をやりとげる史可の曹恵が何と言っても迫力いっぱい、今回の事件には盗墓要素とかもいろいろな要素も盛り込まれていましたが、この母子に春条を含めた件作一族の三人に話を持ってかれた感じがしています。
独孤遐叔と別れた一行はさらに西へと向かいます。
ここから「風雪摩家店」パート。
やって来たのは人気のない山中にぽつんとあった旅籠、雪のためにここへ泊るしかなくなった旅人たちが次々とやってきます。店も客たちもなんか怪しげなのはお約束。この店の女主人は客たちに「ロシアンルーレット」を持ち掛け、自分が死んでしまいます。
そこへ、雲鼎県の県尉だと自称する龍太が部下二人を連れて登場。殺人事件があったことを知られまいとする一同との知恵比べの一幕が展開します。
この怪しげな旅籠の正体は?客たちの正体は?と、ここでもいくつもの謎に取り組むことになります。
いかにも能吏然とした龍太を演じているのが印小天、この前に見ていた「顔心記」の変身版顔南星とは同じ人とは思えないくらい。客の一人で書生らしい姜威は李汶翰。この人見るのは「熱血書院」の太子以来・・・と言っても誰も見てないだろうな💦王一博と同じUNIQのメンバーといった方が通りがよさそうですねw
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とうとう蘆凌風を狙う刺客も登場し、だんだんと事件は複合化、複雑化してきました。
事件の経過と謎解きを楽しめるのはもちろん、配役陣の演技を楽しめるのはうれしいところです。変にひねってないのもこの際長所に見えてきます。ひねりまくったドラマは大好きなんですけどね~最近ひねり損ねた感じのドラマによくぶちあたって、ちょっと食傷気味なのです。