江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

我不是大師 その2

13~24集(大結局)


 題名はもともと「長風起」だったようですね。

 

 快調に視聴終了しました。男主は上官誠明と名乗って、天相派にもぐりこんでいます。幹部たちからはうさん臭い厄介者扱いされつつ、着実に天相派内でのさばってきています。

 天相派は自分たちは「替天行道」の組織であるといってますが、実態は詐欺師集団です。
 しかし、王家賢は利を貪ろうとする彼らの欲を利用し、悪辣な組織や人物を打倒していきます。

 

 天相派自体は表向きは道士のふりをしていますが、彼らの起こす奇跡とか幻術の裏にはすべて仕掛けがあるという設定。ところが、権力欲やら金銭欲に取りつかれた人物たちは、彼らの口車に乗って一族の利益のために息子の嫁になるつもりで嫁いできた若い娘たちをいけにえにするために虐殺する、映画監督は彼の虐待に耐えかねた女優の妻を殺害、悪辣な物乞い集団の主は稼ぎを上げるために手に入れた子どもたちの目や足を奪ったりと残忍極まりない。

 彼らに仕掛けた罠は、物乞いの親方に自分は実は清朝の末裔だと思い込ませ、皇帝陛下~と持ち上げて見せるとか、死んだ女優の幽霊が姿を現したと信じ込ませて幽霊を主役にした映画を撮るように仕向けるとか、奇想天外なやり口を無理やり押し通していく力技をユーモアも交えつつ描かれています。

 しかし、もともとの詐欺の対象になっている人間たちのやってることが天相派の詐欺師たちとどっこいどっこいで極悪。その連中を王家賢が天相派の人間たちと金と権力によだれたらたらの官僚や警官たちを利用して、鮮やかに詐欺を成功させていくところは爽快と言えないこともないですけどね~

 天相派にしろ他の組織や彼らに騙される人物たちにしろ、罪のない人間たちを犠牲にしてその上に自分たちの権力や財産を築いてきた極悪人ぞろい、その彼らの犠牲になって財産を奪われ、家族を殺され・・・という真の被害者たちの姿が繰り返し描かれているので、どれだけ鮮やかに詐欺を成功させてもすっきりとはなりにくいです。

 

 でも、結局王家賢は最終的には天相派を壊滅させ、無残に命を奪われた家族の恨みを晴らすのが目的。ラストバトルは、天相派の祖爺相手に展開します。さすがに上官誠明と名乗っている王家賢の正体も暴かれ、彼と彼に協力する女主江飛燕は命の瀬戸際にまで追い込まれます。

 行動の目的が今一つはっきりしてなかった王家賢の師父金不換の行動の理由も明らかにされます。

 ドラマ全体に濃く漂う血生臭い雰囲気は、好まれない向きも多いと思います。

 

 24集終わって、主人公グループとして、天相派内で暗躍していた王家賢、江飛燕、傻亮の三人はそれぞれ別れて行きます。江飛燕は女主ではあるのですが、そもそも男主と関わったきっかけがきっかけなので、協力関係を持つようになっても恋愛劇方向に進みませんでした。


 長く天相派内で行動を共にしているうちに、命を狙われたりというのは当然としてもけっこう手助けしてもらったりもしているのですが、王家賢は最初の言葉通り天相派を根絶やしにしてしまいます。もっとも、自ら手を下すのではなく処刑されるのを見ています。
 
 こういうところが民国劇っぽい?それ以前の時代なら、主人公が手を下してることでしょう。

 

 なお、この天相派のそもそもの成立が「反清復明」だったらしい・・・すでに清朝が崩壊した民国時代に残ってしまった反神復明組織がブラック化しているというのには何か悲哀も感じてしまった。

 詐欺師を主役にしたドラマとしては極悪な詐欺師集団を破滅に追い込む正義の詐欺師という構造になっているのかな?あまり見ない展開だったのでそれはそれで興味深く視聴することができました。


演 員      角色
李 现  飾   上官诚明、王家贤、吕如晦、林生祥
李一桐  飾   江飞燕、江淑仪、江晚棠、江玲玉、江曼玉
刘冠麟  飾   傻亮
吴 刚  飾   金不换
果靖霖  飾   祖爷
杨一威  飾   曹三
张晶伟  飾   唐玉山
徐均朔  飾   范辛泽
艾晓琪  飾   黄法蓉
王沛禄  飾   钱怀仁
王奕婷  飾   陈庆瑛
刘美含  飾   青年上官红
李殿尊  飾   张远帆
杨晶伟  飾   唐玉山
张晓谦  飾   周文心
岳 旸  飾   陈佳荣
罗海琼  飾   李英娟
上 白  飾   刘坝头
海一天  飾   胡广元
党 涛  飾   二坝头
徐 洋  飾   青年祖爷
梁 天  飾   杜瞎子
黄 奕  飾   上官红


出品人     龚宇、乔柏华、董端端
制作人     张妍、董端端、乔柏华、樊斐斐
监 制     王晓晖
导 演     杨磊、罗仪威
编 剧     杨哲、乔柏华
摄 影     丁一
配 乐     王梓同
剪 辑     姜涛
美术设计    毛分、杜兆鍌、李龙
动作指导    张林东
造型设计    马德帆、张庆杰、王啸
服装设计    庞艳
视觉特效    李理

魅影神捕 その1

1~10集

 

 羅雲煕主演の古装懸疑劇。羅雲煕主演というとどうしても個人的にはトラウマ級に趣味の合わなかった「長月燼明」が頭に浮かび・・・いや「水龍吟」はおもしろかったと思いなおして、ちょっと用心しつつ、視聴開始しました。

 これ、結構好みかもしれない。さくっと10集三分の一見てしまいました。


 主人公の青陽公子黎斯を羅雲煕。彼は聚星楼という大きな妓楼をはじめいくつもの商売を手広くやっている商人です。この店を拠点にして太子をはじめ広い人脈を築き、配下にも恵まれている彼はイケメンで大金持ちの上に、武芸も達人、奇門遁甲の術も使え、からくりも作れるし~と向かうところ敵なしの完璧超人。ところが、彼には大きな秘密がある。
 とまあ、ありがちな設定です。

 

 彼は17年前に木蘭猟場という狩場で火事に巻き込まれて死んだとされる四皇子の死の真相を探るべく、捜査機関神捕司に入ろうとしています。

 

 神捕司は、皇帝の妃の妹軒轅善が統率する皇帝直属の組織のようです。そこには鬼捕蒙鋭、霜捕白珍珠、鷹捕楼天命らの神捕をトップに多くの捕り手たちが所属し、怪奇な事件の捜査にあたっています。

 

 黎斯は操り人形を使った連続殺人が起こっている中で、わざと操り人形を作って注目を寄せ、神捕司とのかかわりを持つことに成功します。

 この事件の解決に功績があったことを理由に彼は神捕司に入ることを申し出しますが、そんなに簡単に入れてもらえるわけでもなく、まずは見習いだと庭掃除なんかをさせられています。

 

 その割には態度もでかく、勝手に捜査に出かけたり、華麗な衣装で現れたりしてますな。

 

 お忍びでやってきて隣国北昆の太子温布が、殺害され、鬼捕蒙鋭がその犯人だと追われることになります。この事件を解決するために黎斯は影日向に活躍。結果として、神捕司に入り込んでいた今はない前朝离のスパイを暴くことになります。

 

 この手柄で、今度こそ神捕に取り立てられた黎斯は、早速神捕司の記録保管庫に入り込みます。彼の目的は、四皇子の死を巡る記録を探すことです。ここで特徴的なのは、黎斯自身がこの行方不明でさっさと死んだことにされた四皇子周衍たということでしょうか。彼は自分の死の理由と自らの復讐のために立ち上がったということ?

 もちろん、この背景には大世王朝の中にある黒い影があります。お前が次の皇帝だとかわいがってくれていたのにさっさと死亡宣告を出した父皇帝は真相追求より濡れ衣でもなんでもいいからとりあえず犯人にしとけというようなうさん臭げで投げやりな人物だし、現在の太子は二皇子のようですが、兄の大皇子とは常に角を突き合わせていますがどちらも大した人物ではなさげ。そして、軍を率いて都を離れている三皇子、これもまた腹の中が読めない。

 そこに前朝の生き残りだの隣国だのが起こす怪しい動きとそれに絡んでいそうな皇帝周辺のあれこれ・・・

 

 という権力争いとならんで、神捕司は次々起こる怪奇な事件に立ち向かうことになります。

 

 羅雲煕の黎斯は、完璧超人なのに病気で奇門遁甲の術を使っては吐血して、師父に叱られてるし、神捕司の白珍珠たち相手に人を食ったような態度をとるとかふり幅の大きいキャラです。

 

 彼と信頼関係を築いていく蒙鋭は、無口キャラの方の方逸倫。凄腕の神捕で武芸の達人ですが、周囲と打ち解けない彼に黎斯は強引に接近していきます。実は彼と周衍には深いつながりがあったと黎斯が気付いたのが今回視聴分の終わりの方です。

 


 女主位置にいるのが沈羽潔の白珍珠です。検死の役もする彼女ですが、どうもキャラとしては一本調子でステロタイプな感じ。この先化けてくれるといいのですけどね~というか、このドラマも恋愛対象としての「女主」は必要ないような気がするので、そっち方向では化けないでいただきたい。

 

 脇に徐正渓の三皇子周逐、宋峰岩の宦官郭安邦、軒轅善の何泓姗とか結構な顔ぶれがそろってます。

 そうそう。久しぶりに見る「山河令」の曹蔚寧が印象的だった馬聞遠が今回はガラッと違ったキャラで登場してきたのも悪くなかったです。そういや「蘭香如故」にも出てるらしい。けど、まだ見てない。

 

 調子が出るとあっという間に30集前後のドラマはクリアしてしまいますね。と言って、47集あるらしい「蘭香如故」には手を付けかねてましてね~私が嫌うほど根性悪系家庭劇要素ないそうですけど💦

我不是大師 その1

1~12集

 

 李現と李一桐主演の民国時代を舞台にした懸疑劇。悬疑というのはサスペンスのことだそうですが、次々と剣呑な事態に直面する主人公を追うのはまさにサスペンスフル。

 冒頭の雰囲気から「霊魂擺渡」とか「唐朝詭事録」みたいな超常現象ものとミステリの間ぐらいの感じかと見始めましたが、逆でした。占いだの呪いだのなんだのあってたまるか、みんな嘘つき!詐欺師!いう感じの展開です。

 

 李現の男主王家賢は、地方の金持ちの息子でしたが、父の許さない役者との結婚を強行したことを皮切りに、算命師(占い師)杜瞎子の一団に騙され財産をすべて奪われ、父母を亡くし、占いに逆らったからだと弟妹を惨殺されてしまいます。自暴自棄になって落ちるところまで落ちていた彼は、金不換に拾われ彼の弟子となって復讐に立ち上がります。

 この算命師は天相派という大きな組織に属していて、王家賢は彼らの仲間に入り込んでこの組織を潰し、復讐を果たそうとします。

 

 李一桐の女主江飛燕は、病気の母を抱えた役者でしたが、王家賢に救われたことをきっかけに彼の妻になります。しかし、実は彼女も天相派のメンバー・・・

 

 金不換は彼を弟子にして、天相派のやり口を叩き込みますが、実は彼は天相派の祖爺と兄弟弟子だったという人物。怪しさ全開のこのキャラは呉剛。まだまだなんか隠してるに決まってるw

 

 どこを見ても緊張感ある状況と人間関係が広がっています。

 

 男主は天相派の呂如晦をあっさり列車から突き落とし、彼に成り代わって、金山をネタに陳佳栄に対して詐欺を働こうとしていた胡広元グループの前に姿を現します。

 ほんの数カットの本物呂如晦の中の人が魏千翔。もっと出番あると思ったに~

 詐欺の相手陳佳栄の中の人は、最近見るドラマ見るドラマに高確率で出てくる岳暘。

 男主にぐいぐい接近されて、好意を持つようになったのにあっさり「利用してごめん」と捨てられた娘が気の毒です。

 

 このドラマは、男主が犯罪者集団以上に罠をかけ、人をだまし、利用していくのが特徴なんでしょうか?それだけに男主もまた騙され、裏切られていくのは当然の展開でしょうね。

 

 次には、異郷で死んだ人を自分で歩かせて故郷に送るという赴屍を利用して、アヘンを運ぶ一団にもぐりこみます。その一団にいた劉冠麟の傻亮は男主と共に行動するようになります。

 ぴょんぴょん跳ぶキョンシーはおなじみですが、ここでは最初からただ死者を並べた竹竿を担いでいくというインチキです。

 

 大きな薬屋を経営する銭家では上官誠明と名乗った彼は、この店を仕切る三兄妹に接近します。女主人の婿養子で彼女にも店の者たちにも軽んじられている周文心に、この一家に騙され、もともとの愛妻を奪われていたことを教えて彼の怒りを掻き立てます。

 この気の毒な周文心、中の人が張暁謙。こちらもつい最近「懸案」で見たところ。

 

 驚いたことに、この店の二兄の婚約者として現れたのが彼をだまして妻となっていた江飛燕。

 

 ますます人間関係が入り組んできました。

 

 復讐者としての王家賢は情け容赦なく、富豪の陳父娘や周文心たちを利用します。その一方で、江飛燕には怒りだけでない微妙な部分も出てきて・・・というところ。あまあまバカップルにはならない展開を期待しています。

 

 全24集だそうですから、ちょうど半分まで来ました。
 王家賢というか上官誠明は、とうとう天相派のトップ祖爺のところにまでたどり着きました。めんどくさい存在だからさっさと始末してしまえという幹部たちですが、祖爺は上官誠明を手元に置こうとしてます。どうやら死んだ昔の女朋友の上官紅の子どもじゃないかと思っている模様。

 男主はここまでにも呂如晦などいくつもの名前と肩書を名乗り、女主もいくつもの名前を使ってます。一体本当のところはどこにあるのか・・・ここまで見ただけでも直接に王家賢一家をだました杜瞎子への復讐はすでに果たしていますが、天相派の本体は今のところ無傷。

 

 占い屋とか拝み屋とかを徹頭徹尾否定して、打倒していく主人公の行動にはすっきり感も十分にあるのですが、まだまだ隠されていたものがたくさんあって真実の姿が出てくるのはこれからでしょうか。最初の王一家の悲劇までの人のいいおばっちゃまが真実だとすれば、どんどん悪いやつになっていく男主というのも面白みがありそうです。

 

冬城猎凶

1~18集(大結局)



 「交鋒」「深淵無間」「蔵鋒」・・・と何となく似た雰囲気のドラマがある中、撮影地大連の風景と配役に惹かれてこちらを見てました。

 ちらっと内訳をいうと、主演が王凱の「交鋒」と任嘉倫主演の「深淵無間」ではとにかく久しぶりの王凱かね~と見始めました。でもね~王凱のソバージュヘアとぴらぴらシャツのあまりに似合わなさに苦戦、このドラマむしろ主演は彭昱暢と欧豪じゃないのかと首ひねりつつ5集まで見ました。とうことは、「深淵無間」は手付かず、似たような題名のドラマだな~としか認識できてない「蔵鋒」も同じ。

 ついでに、聞くところによるとこの秋のダークホースらしい古装劇「蘭香如故」は女性陣の家庭内権力争いとかいう噂を聞いて二の足踏んでる間にもう大結局まで出てしまったらしい・・・ということでそろそろお試ししようか思ってます。もめごと系ホームドラマとかだったら、さっさと撤退するかも・・・本来古装劇迷なんですけどね~

 

 ということで、するっと二、三日で見終わってしまいました。

 撮影地は大連ですが、ドラマの舞台は1999年の中都市と2012年の青岩市となります。一昨年に見たこまつ座の芝居「連鎖街のひとびと」の舞台でもあった連鎖街などがドラマ冒頭の事件現場となって現れ、それだけでも見たい気をかきたてられました。なお、井上ひさし原作の舞台「連鎖街のひとびと」もお薦めです。

 まず、1999年の中都市で起こったのは5人組の犯人による銀行襲撃。ここで二人の銀行員が惨殺され、金が奪われます。その捜査を指揮するのが王陽演じる李豫京とその師父洪継開。刑事たち鑑識や法医の協力も得ながら、わずかな証拠と証言をもとに捜査を進めますが、なかなか犯人の全貌がつかめません。

 そして、2012年の青岩市。ここでは万茜の演じる岳晴川と彼女のチームが児童誘拐犯グループの存在を暴こうとしています。

 二つの時間も場所も違う事件がやがて結び付いて、李豫京と岳晴川は共に犯人を追うことになります。

 

 

 このドラマでは、最初から犯人グループが誰なのかはわかっているので、そのへん遠慮なくレビューできるのが助かります。

 このグループを率いる二哥と呼ばれている段長河、これを久しぶりの余文楽が演じています。その犯行グループの梅文君が李純、秦又生が趙陽らがいます。
 彼らは銀行襲撃の後、身を潜めているのですが、段長河はそのうちの危ういメンバーを犠牲にして自分たち犯行グループの死を偽装するとかなかなかの鬼畜ぶり。

 そして、13年がたって、段長河は王淼と名を変えて、大手の事業家として名を挙げています。

 

 ドラマは警察官たちと犯人たちの生きざまも織り込みながら、やがて王淼の正体へと迫っていきます。

 13年の時間を経て、銀行襲撃犯に迫るといっても、その間にも捜査は途切れなく続けられていて、少しずつ犯人たちの名前や背景が暴かれてはいます。しかし、この13年の間に格段に進歩したDNA鑑定技術が犯人の特定に大きな力となって・・・というのは、最近の中華刑事ドラマによくあるドラマ展開です。ただ、最後の最後は、刑事たちの粘り強さと無謀な捜査、そして「刑事のカン」というのがほほえましいかも・・・

 

 主演陣に余文楽とならんで、譚耀文がちらっと登場してます。名前見た途端に、このキャラが黒幕に違いないと決めつけたのは私の悪い癖です。まあ、当たらずとも遠からずというかはるかに遠かったというか・・・💦

 それにしても、ずいぶんお久しぶりです。映画の「怒火・重案」以来でしょうか?打ラマとなるともう20年くらいはお目にかかっていなかったような?

 

 刑事役の王陽と万茜、ピリピリした刑事の姿とプライベートでの姿の落差をきっちりと描き分け、それが乖離せず一人のキャラの中に生きているのはさすがです。ドラマの展開を楽しむのはもちろん演技派の出演者ぞろいの演技合戦もたっぷり楽しめて満足してます。

 

演 員      角色

万 茜  飾   岳晴川
王 阳  飾   李豫京
余文乐  飾   段长河
尹文萱  飾   韩娟
李 纯  飾   梅文君
李梦男  飾   陶国庆
李培铭  飾   洪继开
张 澍  飾   唐方萍
张 琛  飾   龚欢亮
太 保  飾   钟师傅
周 逵  飾   伍建国
赵 阳  飾   秦又生
王子川  飾   金凤来
王 煜  飾   杨天降
董 畅  飾   罗军虎
谭耀文  飾   江锋
颜 北  飾   李大山

出品人     姜海清
制作人     张忠、张龙、周子健监制    梁红、关旭
导 演     翁子光
编 剧     娄霄鹏
摄 影     蔡涛
美术设计    单亦收
动作指导    安波、王飞、单俊华
造型设计    戴冠
服装设计    李亚茹
视觉特效    秦伟

金色

1~13集(大結局)


 古龍の「大地飛鷹」を原作とするガチ武侠劇です。

 中国のドラマには厳寒雪山系とか灼熱砂漠系、じめじめ熱帯森林系とかいうジャンルがあるといつも思っているのですが、こちら間違うことなく灼熱の砂漠を舞台に、武打シーンが連続する私好みのドラマ。

 ところが、わずか13集なのに、見終わるのに時間がかかってしまったのです。


 冒頭で砂漠に三十万両の黄金が隠されたという話が提示されたことと、章家鏢局で幻覚をもたらす毒を盛られ一族が滅ぼされてしまったという二つがドラマの背景になります。詳しいこと言わないのが古龍のストーリw

 

 この章家ジェノサイドの捜査のために砂漠に派遣された七品錦衣衛朴鷹、実家の滅門を知って嫁ぎ先の唐門から復讐に戻ってきた章路遙の二人によって話が動き出します。 

 

 彼らを迎えるのが涼州の副使虞侯らです。虞侯は上司であるひたすら大将軍を慕い、砂漠を守る立場でありますが、ずっと都風にあこがれ、砂にまみれながら都の文人のようなぞろりとした格好をして、偽物のブランド箏を演奏して悦に入ったりしている厨二キャラ。久しぶりの陳坤が、このなげやりで人生なめているような、かといって誠実な人物でもあるようなこじれたキャラを見せてくれています。

 

 涼州の役人たちは都から派遣されてきた朴鷹に対して小ばかにしたような態度です。しかし、朴鷹の方も七品錦衣衛というのがただ一つのステイタスのような初出張任務の若僧。尹昉が砂漠の剣呑な人物たちにもまれながら成長していく主人公を演じています。」

 

 章路遙というキャラは、原作にないオリジナルキャラだそうですが、女主1の貫禄は十分です。辛芷蕾はベストなキャスティングだと思いました。彼女は唐門で毒の実験台として扱われていましたが、実家の復讐をするというのをきっかけに唐門を抜け出してきています。

 

 そして、もう一人鹽商人という触れ込みで登場したのが班査、こちらが高偉光。

 

 濃くて剣呑さもたっぷりのこの4人が話のメインとなりますが、他のキャラもさらに曲者ぞろい。

 反派の尹鋳勝の哈秉忠のくせの強さは一見の価値があります。黄金に取りつかれ「黄金はどこだ!」と何度もそれだけを繰り返す狂気じみた場面の迫力はすごかった。

 連奕名の鉄浮屠たちのあくが強く、粘っこい反派ぶりも必見です。

 悪役がうさんくさくておもしろいドラマは、主人公がイケメンでかっこうよいドラマより見応えがあるんじゃないですかね?

 

 古龍ものらしく、大勢の人間が登場してきますが、彼らの背景に深く立ち入ることはなく、会話の中から垣間見えてくる部分で視聴者が想像をたくましくして彼らの人生を脳内に構築していくことになります。

 

 そして、次々と黄金に取りつかれた登場人物たちが世を去っていき、最後に黄金の呪縛から逃れた二人が・・・という終わり方には満足してます。

 

 このドラマ、武打シーンもたっぷりだし、こじれたキャラもたっぷり、不必要にしか思えないような恋愛エピソードもほとんどなく、人と人とのかかわりも濃いのに表現はあっさりなのに小ネタは豊富・・・と私にはぴったりでした。

 それなのにクリアするのに時間がかかってしまったのは、夜の場面が多くて、画面が見にくかったからなのです、続けてみると目がしんどい・・・

 暗闇の中でのアクションシーンとかいうと「盗墓筆記」なんかの地下探検ものでもおなじみですけど、撮影技術なんでしょうかね?最近の地下探検ものだと、暗いけど状況はしっかり見せてくれるのですが、今回はかなり見にくかったです。残念。

 

 それにしても、最後の生き残った少年十七の謎の大ボス感って何なんでしょうかw

 こんな砂漠の日照りの中、ほとんど上半身裸で登場していた中の少年俳優曹駿博の頑張りも認めてあげたいところです。

 

演 員      角色
尹 昉  飾   仆鹰
辛芷蕾  飾   章路遥
陈 坤  飾   虞侯
高伟光  飾   班查
卜冠今  飾   平萍
尹铸胜  飾   哈秉忠
吴汉坤  飾   小方
李易祥  飾   巴那
连奕名  飾   铁浮屠
洪 洋  飾   池仵作
娄艺潇  飾   琴魔女
曹骏博  飾   十七
葛 铮  飾   唐铮


出品人    孙忠怀
制作人    李尔云、赵子惠、周昊
监 制    王娟
原 著    古龙《大地飞鹰》
导演    徐兵
编剧    徐兵
美术设计    马赟
动作指导    谷轩昭、周齐齐、舒健
造型设计    李璇
服装设计    郭海民
视觉特效    张卓

 

 

不成功穿越指南

不成功穿越指南

 

 推し活といってはなんですが💦
 配役表に名前があるとつい見たくなってしまう役者さんっているんですよね。ということで、楊皓宇主演の喜劇です。

 イケおじ、イケ爺というより老若男女を問わず、どうも一味違うというか一癖ある俳優が好みなんでして・・・この映画、主演の三人がどの人もその好みにぴったり。見ずにはいられないw

 

 30歳の陳涛は、父が「息子が30歳になったら渡してくれ」と残したものがあるという母親からの知らせで故郷へと戻ってくる。都会での生活もうまくいってなかったし、きっと何か遺産的なものがあると期待しています。

 しかし、彼が渡されたのは一冊のノート。それは亡き父親陳国良が残した小説のアイデア集だった。がっかりする彼に母親の姜玉珍は、地元でも就職を進める。それが、彼女が再婚を考えていいる相手からの話とあって、複雑な表情の陳涛です。

 ところが、このノートを読み始めてみた陳涛は父の創作世界に入り込んでいくことになります。

 

 まず初めに父と再会したのは、「科挙」の会場で受験生として、次は殺人事件の起こった研究所・・・その後、民国時代の新聞社だったり、武侠世界の侠客だったりと世界を穿越しながら、父と子の距離が縮まっていきます。

 この陳涛が穿越していく世界という話は、数年前に大ヒットし映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を思い出させますし、実際穿越した二人がリンゴになったり石になったりするのは・・・ですかね?

 ただ、この映画ではエブエブのように世界を揺るがすような展開にはならず、あくまでも陳国良と陳涛の父子、そして姜玉珍を含めた親子三人の世界がリフレッシュされていく物語が描かれます。

 

 不条理な展開をする喜劇ではあるのですが、描かれている世界観は実に篤実な家族の物語と感じます。いなくなった父親への不信感を抱え、母親に男朋友がいることに反対もできず、かといっておもしろくないという主人公の陳涛。生活が破綻しているというほどでもない30歳です。しかし、実は母からも父からも十分に親離れしきれていなかった。そんな彼が、穿越世界で父と共に事件に立ち向かっていく経験を通して、父親を理解することができ、そこから精神的な自立を果たしていく。そんな映画です。

 楊皓宇が演じるのは父親の陳国良。世界が変わるたびに、科挙の受験生になったり、科学者になったりしますが、それらの場面の創造者でもある彼はすべての状況を把握はしています。でも、想定通りには進まなくて、息子とともに逃げ回ることになります。とぼけた表情の中にペーソスをにじませています。

 

 息子の陳涛が詹鑫。今年の初めに見ていた「低智商犯罪」にも登場していました。父親にも、母親にも振り回されてしまっている感じのあるキャラです。彼の変容がこの映画の柱なのは確かだと思います。

 

 母親の姜玉珍を演じているのは劉琳。この俳優さん、「瑯琊榜之風起長林」での莱陽太夫人、「隠秘的角落」の朱朝陽の母親役などを見て、気になるようになりました。最近では「逐玉」の趙大娘で登場してました。登場してくると目を引かれる俳優の一人です。







 喜劇映画として頭空っぽにして楽しむもよし、深読みしてみるもよしということで満足して視聴終了。
 
 しかし、「宇宙探索編輯部」が日本で公開されたのだから、これも期待していいですか?また某オカルト雑誌とのむにゃむにゃ・・・いえ、単なる妄想です💦

 

演 員      角 色

杨皓宇  飾   陈国良
詹 鑫  飾   陈涛
刘 琳  飾   姜玉珍
石老板  飾   考官
六 兽  飾   师爷
刘 旸  飾   柯公子
土 豆  飾   郑主任
松天硕  飾   方博
马旭东  飾   周编辑
张小婉  飾   陆萍
宇文秋实 飾   二师兄
张晔子  飾   小文
尹贝希  飾   郑编辑
冯 田  飾   商店售货员
金广发  飾   报社老板

出品人    董宸辰、李捷、孙琪伟、曹欣、石介甫、曹仁玉
制作人    董宸辰、关旭乐
监 制    林岗峰、孟钧、常子凌
导 演 冯一平、郝心悦
编 剧 冯一平、郝心悦

師兄太穏健 その2

11~30集(大結局)

 

 残り20集、一気に楽しく見終わりました・・・と言いたいところなんですけどね~

 終わってなかった!!!
 「未完待続」だって!!!

  なんか悪い予感してたんですよね~

 前回の記事で「これが70集も80集もあったら云々」とぼやいたのが現実になってしまったわけですが、的中してうれしいというよりげっそりしてます。30集でも長くないかと首ひねってたのに、第2季ですか・・・

 

 前回視聴分の終わりの方で、主人公たちは南海の孤島の熊寨にたどり着き、次から次へと事件に遭遇します。
 一見、荒っぽい賊の群れに見えた住民たち、その彼らをこき使っている連中やら洪荒世界そのものを狙う連中とかなんとかがどっと登場してきて大騒動。
 
 東海龍王の次男敖乙、島で出会ったニートの絵描き、実は天帝の昊天や、やっと女主1らしくなってきた雲霄仙子らと協力関係、信頼関係もでき、この世界に悪意を持つ勢力と戦い、東海龍王のところから天界と次々場所を移しながら、この世界の真実、ひいては主人公李長寿の真実に迫っていきます。

 島にたどり着いたときに女装してたためにずっと女性と思われてた敖乙、その「彼女」に一目ぼれしたニートの絵描きの一幕とかはおもしろかった。すぐに扇動されてしまって付和雷同する熊寨の面々というのは何を皮肉ってるんだろ?と想像たくましくしたし、まあ、場面場面では結構目を引くシーンもあったし、おもしろくもありました。

 全体としては次々に場面が切り替わっていって、今一つ「ここがクライマックス!」という感じが薄かった。どちらかというと、ずっとクライマックスみたいなシーンが続くことで、全体が平たくなってしまった感じ・・・ですかね?

 結局、李長寿の転生設定は後半の話の中で、どう生きていたのですかしら?あんまりしっかり見てなかったから、いろいろ見落としてるのは自覚してますけど💦

 

 雲霄仙子から李長寿に「プロポーズ」した後、ラスボス戦に突入。李長寿の自己犠牲によって、世界に平和が訪れるけど誰も彼が存在したことを覚えていない・・・という切ないラストと思ったら、これが29集。

 ここからの30集で、彼の記憶を残していた雲霄仙子が天帝たちを説得して、李長寿を連れ帰りその代償として今度は彼女がこの世界から姿を消して、今度は彼女を助け出すためにがんばるということで「未完待続」


 ここまで見てきて、すべてが長い長い前振りですか?と白目になってしまった。物語の途中で主人公の位置付けとか舞台がころっと変わるというのはいくつも見てるし、それ自体を否定するわけじゃないです。でも、30集の終わりまで来てここから仕切り直しね~と言われてもね~


 李長寿の実は強大な力の持ち主なのに隠しているというキャラは、度仙門のパートを過ぎるともう隠しきれてないのにみんな気づけないふりしてるとしか見えなくなってくる。

 彼だけでなく、多くのキャラが「実は・・・」という隠された正体を持っていて、どんどん話が大きく広がっていきます。「天官賜福」ほどではないにしろ、かなりの〇〇、実は〇〇、さらに実は実は・・・という展開。

 それ自体が悪くはないのですが、今回のラスボス金蝉も倒したと見えたけどそうじゃないみたいだし、そもそも真実の黒幕は別にいるっぽいし、こういうところの作りがドラマを平たんに見せているのかもしれない。

 最初の方の凝った設定や話の進め方が長続きせず、大結局近くになると普通によくある仙界舞台の覇権争いになってしまって残念。登場するキャラの設定も、それぞれのエピソードも面白みがあるんですけど、もうちょっと起伏が欲しかったかな。

 前半では敖瑞鵬の李長寿の軽みとかとぼけた感じがよかったのですが、後半ではコロッとキャラ変して真面目に世界の平和を守り、愛する雲霄仙子を追うシリアス一辺倒なキャラに。シリアスな敖瑞鵬も悪くはないのですけど、このドラマではそこを期待してなかった視聴者なのですよ。

 

 そんな中で宋峰岩の東木公が登場してくるのが結構楽しみでした。彼とか月老たちのキャラは最後まで力の抜けたところに揺らぎがなくて不思議な安心感がありました。なんというかかの有名なシウマイ弁当に入ってる「あんず」みたいな?

 ということで、毎度よそ様のお役には立たない感想文でした。

 

 

演 員      角色   配音
敖瑞鹏  飾   李长寿
孙珍妮  飾   云霄    卜群
艾 米  飾   蓝灵娥
敖子逸  飾   敖乙    孙志诚
于 毅  飾   齐源
马敬涵  飾   蒯思
王嘉懋  飾   元青    杨凯祺
田 重  飾   酒乌
韩 栋  飾   东皇太一
刘小凡  飾   熊大头
大 锁  飾   月老
合文俊  飾   赵恭鸣
刘丽雯  飾   流霞
许潇晗  飾   文净    王瑜
孙子航  飾   玄都    魏一凡
张 樟  飾   熊伶俐
张 初  飾   土才
李宝儿  飾   龟丞相
张亚奇  飾   金蝉
李哲豪  飾   昊天
张常宁  飾   有琴玄雅  毛盈盈
宗峰岩  飾   东木公
赵毅新  飾   敖甲
贺 镪  飾   敖广
谢 宁  飾   熊老三   高旭东
曾可妮  飾   酒玖    刘曼


出品人     孟钧、刘小凡
制作人     王平、张晓洲、张元欢
监 制     关旭、谢颖
原 著     言归正传
导 演     何澍培
编 剧     徐伯翔、叶方舟
美术设计    陈鑫
动作指导    王程、孔鲁楠
造型设计    高佳霖、赖宣吾
服装设计    范国浩
视觉特效    刘培宇