江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

金色

1~13集


 古龍の「大地飛鷹」を原作とするガチ武侠劇です。

 中国のドラマには厳寒雪山系とか灼熱砂漠系、じめじめ熱帯森林系とかいうジャンルがあるといつも思っているのですが、こちら間違うことなく灼熱の砂漠を舞台に、武打シーンが連続する私好みのドラマ。

 ところが、わずか13集なのに、見終わるのに時間がかかってしまったのです。


 冒頭で砂漠に三十万両の黄金が隠されたという話が提示されたことと、章家鏢局で幻覚をもたらす毒を盛られ一族が滅ぼされてしまったという二つがドラマの背景になります。詳しいこと言わないのが古龍のストーリw

 

 この章家ジェノサイドの捜査のために砂漠に派遣された七品錦衣衛朴鷹、実家の滅門を知って嫁ぎ先の唐門から復讐に戻ってきた章路遙の二人によって話が動き出します。 

 

 彼らを迎えるのが涼州の副使虞侯らです。虞侯は上司であるひたすら大将軍を慕い、砂漠を守る立場でありますが、ずっと都風にあこがれ、砂にまみれながら都の文人のようなぞろりとした格好をして、偽物のブランド箏を演奏して悦に入ったりしている厨二キャラ。久しぶりの陳坤が、このなげやりで人生なめているような、かといって誠実な人物でもあるようなこじれたキャラを見せてくれています。

 

 涼州の役人たちは都から派遣されてきた朴鷹に対して小ばかにしたような態度です。しかし、朴鷹の方も七品錦衣衛というのがただ一つのステイタスのような初出張任務の若僧。尹昉が砂漠の剣呑な人物たちにもまれながら成長していく主人公を演じています。」

 

 章路遙というキャラは、原作にないオリジナルキャラだそうですが、女主1の貫禄は十分です。辛芷蕾はベストなキャスティングだと思いました。彼女は唐門で毒の実験台として扱われていましたが、実家の復讐をするというのをきっかけに唐門を抜け出してきています。

 

 そして、もう一人鹽商人という触れ込みで登場したのが班査、こちらが高偉光。

 

 濃くて剣呑さもたっぷりのこの4人が話のメインとなりますが、他のキャラもさらに曲者ぞろい。

 反派の尹鋳勝の哈秉忠のくせの強さは一見の価値があります。黄金に取りつかれ「黄金はどこだ!」と何度もそれだけを繰り返す狂気じみた場面の迫力はすごかった。

 連奕名の鉄浮屠たちのあくが強く、粘っこい反派ぶりも必見です。

 悪役がうさんくさくておもしろいドラマは、主人公がイケメンでかっこうよいドラマより見応えがあるんじゃないですかね?

 

 古龍ものらしく、大勢の人間が登場してきますが、彼らの背景に深く立ち入ることはなく、会話の中から垣間見えてくる部分で視聴者が想像をたくましくして彼らの人生を脳内に構築していくことになります。

 

 そして、次々と黄金に取りつかれた登場人物たちが世を去っていき、最後に黄金の呪縛から逃れた二人が・・・という終わり方には満足してます。

 

 このドラマ、武打シーンもたっぷりだし、こじれたキャラもたっぷり、不必要にしか思えないような恋愛エピソードもほとんどなく、人と人とのかかわりも濃いのに表現はあっさりなのに小ネタは豊富・・・と私にはぴったりでした。

 それなのにクリアするのに時間がかかってしまったのは、夜の場面が多くて、画面が見にくかったからなのです、続けてみると目がしんどい・・・

 暗闇の中でのアクションシーンとかいうと「盗墓筆記」なんかの地下探検ものでもおなじみですけど、撮影技術なんでしょうかね?最近の地下探検ものだと、暗いけど状況はしっかり見せてくれるのですが、今回はかなり見にくかったです。残念。

 

 それにしても、最後の生き残った少年十七の謎の大ボス感って何なんでしょうかw

 こんな砂漠の日照りの中、ほとんど上半身裸で登場していた中の少年俳優曹駿博の頑張りも認めてあげたいところです。

 

演 員      角色
尹 昉  飾   仆鹰
辛芷蕾  飾   章路遥
陈 坤  飾   虞侯
高伟光  飾   班查
卜冠今  飾   平萍
尹铸胜  飾   哈秉忠
吴汉坤  飾   小方
李易祥  飾   巴那
连奕名  飾   铁浮屠
洪 洋  飾   池仵作
娄艺潇  飾   琴魔女
曹骏博  飾   十七
葛 铮  飾   唐铮


出品人    孙忠怀
制作人    李尔云、赵子惠、周昊
监 制    王娟
原 著    古龙《大地飞鹰》
导演    徐兵
编剧    徐兵
美术设计    马赟
动作指导    谷轩昭、周齐齐、舒健
造型设计    李璇
服装设计    郭海民
视觉特效    张卓

 

 

不成功穿越指南

不成功穿越指南

 

 推し活といってはなんですが💦
 配役表に名前があるとつい見たくなってしまう役者さんっているんですよね。ということで、楊皓宇主演の喜劇です。

 イケおじ、イケ爺というより老若男女を問わず、どうも一味違うというか一癖ある俳優が好みなんでして・・・この映画、主演の三人がどの人もその好みにぴったり。見ずにはいられないw

 

 30歳の陳涛は、父が「息子が30歳になったら渡してくれ」と残したものがあるという母親からの知らせで故郷へと戻ってくる。都会での生活もうまくいってなかったし、きっと何か遺産的なものがあると期待しています。

 しかし、彼が渡されたのは一冊のノート。それは亡き父親陳国良が残した小説のアイデア集だった。がっかりする彼に母親の姜玉珍は、地元でも就職を進める。それが、彼女が再婚を考えていいる相手からの話とあって、複雑な表情の陳涛です。

 ところが、このノートを読み始めてみた陳涛は父の創作世界に入り込んでいくことになります。

 

 まず初めに父と再会したのは、「科挙」の会場で受験生として、次は殺人事件の起こった研究所・・・その後、民国時代の新聞社だったり、武侠世界の侠客だったりと世界を穿越しながら、父と子の距離が縮まっていきます。

 この陳涛が穿越していく世界という話は、数年前に大ヒットし映画「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」を思い出させますし、実際穿越した二人がリンゴになったり石になったりするのは・・・ですかね?

 ただ、この映画ではエブエブのように世界を揺るがすような展開にはならず、あくまでも陳国良と陳涛の父子、そして姜玉珍を含めた親子三人の世界がリフレッシュされていく物語が描かれます。

 

 不条理な展開をする喜劇ではあるのですが、描かれている世界観は実に篤実な家族の物語と感じます。いなくなった父親への不信感を抱え、母親に男朋友がいることに反対もできず、かといっておもしろくないという主人公の陳涛。生活が破綻しているというほどでもない30歳です。しかし、実は母からも父からも十分に親離れしきれていなかった。そんな彼が、穿越世界で父と共に事件に立ち向かっていく経験を通して、父親を理解することができ、そこから精神的な自立を果たしていく。そんな映画です。

 楊皓宇が演じるのは父親の陳国良。世界が変わるたびに、科挙の受験生になったり、科学者になったりしますが、それらの場面の創造者でもある彼はすべての状況を把握はしています。でも、想定通りには進まなくて、息子とともに逃げ回ることになります。とぼけた表情の中にペーソスをにじませています。

 

 息子の陳涛が詹鑫。今年の初めに見ていた「低智商犯罪」にも登場していました。父親にも、母親にも振り回されてしまっている感じのあるキャラです。彼の変容がこの映画の柱なのは確かだと思います。

 

 母親の姜玉珍を演じているのは劉琳。この俳優さん、「瑯琊榜之風起長林」での莱陽太夫人、「隠秘的角落」の朱朝陽の母親役などを見て、気になるようになりました。最近では「逐玉」の趙大娘で登場してました。登場してくると目を引かれる俳優の一人です。







 喜劇映画として頭空っぽにして楽しむもよし、深読みしてみるもよしということで満足して視聴終了。
 
 しかし、「宇宙探索編輯部」が日本で公開されたのだから、これも期待していいですか?また某オカルト雑誌とのむにゃむにゃ・・・いえ、単なる妄想です💦

 

演 員      角 色

杨皓宇  飾   陈国良
詹 鑫  飾   陈涛
刘 琳  飾   姜玉珍
石老板  飾   考官
六 兽  飾   师爷
刘 旸  飾   柯公子
土 豆  飾   郑主任
松天硕  飾   方博
马旭东  飾   周编辑
张小婉  飾   陆萍
宇文秋实 飾   二师兄
张晔子  飾   小文
尹贝希  飾   郑编辑
冯 田  飾   商店售货员
金广发  飾   报社老板

出品人    董宸辰、李捷、孙琪伟、曹欣、石介甫、曹仁玉
制作人    董宸辰、关旭乐
监 制    林岗峰、孟钧、常子凌
导 演 冯一平、郝心悦
编 剧 冯一平、郝心悦

師兄太穏健 その2

11~30集(大結局)

 

 残り20集、一気に楽しく見終わりました・・・と言いたいところなんですけどね~

 終わってなかった!!!
 「未完待続」だって!!!

  なんか悪い予感してたんですよね~

 前回の記事で「これが70集も80集もあったら云々」とぼやいたのが現実になってしまったわけですが、的中してうれしいというよりげっそりしてます。30集でも長くないかと首ひねってたのに、第2季ですか・・・

 

 前回視聴分の終わりの方で、主人公たちは南海の孤島の熊寨にたどり着き、次から次へと事件に遭遇します。
 一見、荒っぽい賊の群れに見えた住民たち、その彼らをこき使っている連中やら洪荒世界そのものを狙う連中とかなんとかがどっと登場してきて大騒動。
 
 東海龍王の次男敖乙、島で出会ったニートの絵描き、実は天帝の昊天や、やっと女主1らしくなってきた雲霄仙子らと協力関係、信頼関係もでき、この世界に悪意を持つ勢力と戦い、東海龍王のところから天界と次々場所を移しながら、この世界の真実、ひいては主人公李長寿の真実に迫っていきます。

 島にたどり着いたときに女装してたためにずっと女性と思われてた敖乙、その「彼女」に一目ぼれしたニートの絵描きの一幕とかはおもしろかった。すぐに扇動されてしまって付和雷同する熊寨の面々というのは何を皮肉ってるんだろ?と想像たくましくしたし、まあ、場面場面では結構目を引くシーンもあったし、おもしろくもありました。

 全体としては次々に場面が切り替わっていって、今一つ「ここがクライマックス!」という感じが薄かった。どちらかというと、ずっとクライマックスみたいなシーンが続くことで、全体が平たくなってしまった感じ・・・ですかね?

 結局、李長寿の転生設定は後半の話の中で、どう生きていたのですかしら?あんまりしっかり見てなかったから、いろいろ見落としてるのは自覚してますけど💦

 

 雲霄仙子から李長寿に「プロポーズ」した後、ラスボス戦に突入。李長寿の自己犠牲によって、世界に平和が訪れるけど誰も彼が存在したことを覚えていない・・・という切ないラストと思ったら、これが29集。

 ここからの30集で、彼の記憶を残していた雲霄仙子が天帝たちを説得して、李長寿を連れ帰りその代償として今度は彼女がこの世界から姿を消して、今度は彼女を助け出すためにがんばるということで「未完待続」


 ここまで見てきて、すべてが長い長い前振りですか?と白目になってしまった。物語の途中で主人公の位置付けとか舞台がころっと変わるというのはいくつも見てるし、それ自体を否定するわけじゃないです。でも、30集の終わりまで来てここから仕切り直しね~と言われてもね~


 李長寿の実は強大な力の持ち主なのに隠しているというキャラは、度仙門のパートを過ぎるともう隠しきれてないのにみんな気づけないふりしてるとしか見えなくなってくる。

 彼だけでなく、多くのキャラが「実は・・・」という隠された正体を持っていて、どんどん話が大きく広がっていきます。「天官賜福」ほどではないにしろ、かなりの〇〇、実は〇〇、さらに実は実は・・・という展開。

 それ自体が悪くはないのですが、今回のラスボス金蝉も倒したと見えたけどそうじゃないみたいだし、そもそも真実の黒幕は別にいるっぽいし、こういうところの作りがドラマを平たんに見せているのかもしれない。

 最初の方の凝った設定や話の進め方が長続きせず、大結局近くになると普通によくある仙界舞台の覇権争いになってしまって残念。登場するキャラの設定も、それぞれのエピソードも面白みがあるんですけど、もうちょっと起伏が欲しかったかな。

 前半では敖瑞鵬の李長寿の軽みとかとぼけた感じがよかったのですが、後半ではコロッとキャラ変して真面目に世界の平和を守り、愛する雲霄仙子を追うシリアス一辺倒なキャラに。シリアスな敖瑞鵬も悪くはないのですけど、このドラマではそこを期待してなかった視聴者なのですよ。

 

 そんな中で宋峰岩の東木公が登場してくるのが結構楽しみでした。彼とか月老たちのキャラは最後まで力の抜けたところに揺らぎがなくて不思議な安心感がありました。なんというかかの有名なシウマイ弁当に入ってる「あんず」みたいな?

 ということで、毎度よそ様のお役には立たない感想文でした。

 

 

演 員      角色   配音
敖瑞鹏  飾   李长寿
孙珍妮  飾   云霄    卜群
艾 米  飾   蓝灵娥
敖子逸  飾   敖乙    孙志诚
于 毅  飾   齐源
马敬涵  飾   蒯思
王嘉懋  飾   元青    杨凯祺
田 重  飾   酒乌
韩 栋  飾   东皇太一
刘小凡  飾   熊大头
大 锁  飾   月老
合文俊  飾   赵恭鸣
刘丽雯  飾   流霞
许潇晗  飾   文净    王瑜
孙子航  飾   玄都    魏一凡
张 樟  飾   熊伶俐
张 初  飾   土才
李宝儿  飾   龟丞相
张亚奇  飾   金蝉
李哲豪  飾   昊天
张常宁  飾   有琴玄雅  毛盈盈
宗峰岩  飾   东木公
赵毅新  飾   敖甲
贺 镪  飾   敖广
谢 宁  飾   熊老三   高旭东
曾可妮  飾   酒玖    刘曼


出品人     孟钧、刘小凡
制作人     王平、张晓洲、张元欢
监 制     关旭、谢颖
原 著     言归正传
导 演     何澍培
编 剧     徐伯翔、叶方舟
美术设计    陈鑫
动作指导    王程、孔鲁楠
造型设计    高佳霖、赖宣吾
服装设计    范国浩
视觉特效    刘培宇

懸案 その2

10~17集(大結局)

 
 
 前回視聴した「珠宝行連環劫案」に続く「卞記旅館滅門案」です。
 
 同じ「懸案」というドラマにくくられていますが、実質的には別のドラマです。キャストもキャラも、舞台設定なんかもまるっきり別の事件。同じように犯人を捕らえるまでに22年かかったという事件を取り上げたドラマですが、つながりは一言「そういえば、あっちでも大事件が起こってる」というセリフだけのような?
 
 どちらもあまり要領がいいとは言えない犯人の残忍な犯行とそれを追うものたちの警官たちの22年を描いています。アメリカドラマの「コールドケース」なんかとは違って、ずっと事件を追い続けている警官たち、逃げ続けている犯人たちを描いています。
 
 今度の事件を起こす劉永坤は、学はあるのに生活力はなく、農民作家を気取っても妻が隠した金を持ち出して博打に使い果たしてしまうような情けない男。何とか金を手に入れないと、と仲間の汪向前とひったくりを企みます。しかし、悉くタイミングを外されてうまくいかない。
 そんな二人は泊まった安宿の客の大金を奪おうとして不発、そこで今度は宿の主人を狙います。結果、客と主人、さらに金を保管しているその母、たまたま居合わせた10歳の孫の4人を惨殺してしまいます。
 
 その犯行を追うのがベテランの魯志豊と学校出たばかりの李感らの警官チーム。
 
 しかし、この当時指紋を採取しても検証するのは人間の目が頼り。宿の従業員たちの証言や聞き込み、残された靴の足跡と授業員の記憶から靴の出どころは発見したものの、そこから先に捜査が進まない。
 こうして膠着したまま年月が過ぎていきます。ここで一気に捜査に新しい展開。22年前に採取し、保管されていたたばこの吸い殻からDNAを取り出し、分析するという技術の進展が捜査に新しい糸口を与えます。
 
 家系の調査を理由に関係者から一斉にDNAを採取したり、詳しい家系図が村の廟にあるというような中国ならではでしょうか。
 
 こうしてようやく犯人たちを追いつめることができたという話です。
 
 この間に、「農民作家」を気取ってただけの劉永坤は作家になっています。逃げ続けた彼らの22年間だけでなく、捜査に当たった警官たちの去就も描かれます。
 
 前作の「珠宝行連環劫案」と同じく残忍な犯行を描いています。あまりにも大げさな犯行がいかにも作りもの話に見えた前作に比べ、本作の方は犯行はただ一度とはいえ、犯行の残忍さがリアリティを持って迫ってくると思います。
 
 警察当局は犯人を情報を得るために賞金を懸けますが、そのためにどっと押し掛ける金目当ての「証人」たちとか、他に手がかりがなくて「思い出してくれ!」と責め立てられて精神的に追いつめられる宿屋の従業員とか、犯罪の周辺で起こった人間たちの描写もしっかり入っています。
 
 
 今回の犯人劉永坤は王伝君が演じています。彼ってほんとうに演技の幅が広いです。彼を追うベテラン刑事魯志豊に黄覚、最近だと「蔵海伝」の庄芦穏が記憶に残っています。若い方の刑事李感には姜冠南、「低智商犯罪」でも同じような位置の役で出てましたっけ。ほかに私的に注目だったのは捜査チームの一人陸敏学の公磊、古装劇で見る方が多い俳優さんですが、現代劇でも刑事役というのはあまり記憶にないような?
 後、周野芒、金澤灝、久しぶりに魏偉や張暁謙の瑯琊榜組も見かけてちょっとうれしかったです。
 
 ということで、「金色」と「師兄大穏健」に戻ります!
 


 
演 員      角色
江奇霖  飾   徐亮
杨 烁  飾   施占军
郎月婷  飾   周丽
岳云鹏  飾   白朗
王砚辉  飾   严总编
 
王传君  飾   刘永坤
姜冠南  飾   李感
黄 觉  飾   鲁志丰
曾美慧孜 飾   甘翠娣
公 磊  飾   陆敏学
艾丽娅  飾   费明霞
刘 洋  飾   汪向前
金泽灏  飾   王兵
周野芒  飾   陈著
魏 伟  飾   汪国方
 
出品人 姜海清
制作人 马骏、王文姐、孔歌子、贾磊
监 制 梁红、关旭、李黎
导 演 算、竹目升
编 剧 邱玉洁、袁继犀、孔歌子、魏市宁
摄 影 史成业

 

師兄太穏健 その1

1~10集


 ドラマの40集制限が撤廃されるという話ですね。
 無理やりカットしたり詰め込んだりして40集にするのもどうかとは思いますが、だらだら水増しした無駄に長いだけのドラマが横行するのも勘弁してほしいのですよ。

 それより、規制の期間にカットされまくったあれとかこれとかを改めて「完成版」とかの形で出してくれないもんですかね~

 

 さてと、今度視聴したのは敖瑞鵬主演の「転生してみたら、洪荒世界の修行者だった」という感じのドラマです。
 入ってきた情報では、普通の幻玄ドラマとか仙界・天界舞台のドラマの定石をひっくり返したストーリが話題ということでした。

 確かにそういう方向で展開していく、軽いノリの仙界修行ものです。

 これは30集だそうです。楽しく見てますが、これが70集とか80集とかあったら、さすがにな~と思うのでして💦


 主人公の李長寿は、仙界ものの小説に夢中な現代人でしたが、病院のベッドから落ちて、気が付いたら仙界に来ていた。そして、この世界の「管理者」にこの世界でどう生きていくかと聞かれて、目立たず争わずにいたいと答えて「穏字経」を自らの生きる方針とします。

 彼は度仙門の小瓊峰の師父斉源に救われ、二人で楽しく暮らしています。ところが、度仙門で二番目に大きい仙霖峰から逃げてきた藍霊娥を師父が助け、彼女も小瓊峰の弟子となります。

 師父の斉源はかつて有力な修仙者だったのに道基を傷つけられて、もはや修行者としての成長はありえない。彼をあざけるけんか腰の仙霖峰の弟子たちをこそっと倒したのは李長寿なのですが、彼は絶対に自分が非常に高い能力を持っていることを表ざたにしません。

 といって、師妹になった藍霊娥には、彼が現代の知識を生かして作った道具なんかも平気で見せています。

 李長寿はこの藍霊娥に自分の研究した呪術や陣法なんかも伝え、彼女を助手にして、まず度仙門の中での歴練大会で仙霖峰の野望を砕き、次に東海龍王の世界龍族との一触即発を回避して大活躍しています。

 しかし、そのことを知るのは藍霊娥ただ一人。なんとしても自分の高い能力を見せたくない李長寿に、彼女は何度も「兄さん!そんなに隠さなくてもいいじゃない!」とぼやくことになります。

 タイトルの「穏健」というのは、日本語の穏健の持つニュアンスとは少し違うように感じました。辞書引いてないですが・・・藍霊娥はどうも兄弟子が、必要もなくこそこそやってると苛立っているようです。

 

 話の展開は普通によくあるパタンで進んでいます。掌門争い、野心家のナンバー2、武術大会に不思議な植物、龍族との対立に腕比べ、酒大好きな師叔に実は公主の師妹、地位は高いのに頼りにならない天庭の面々とかおなじみ設定におなじみキャラいっぱい。

 

 10集まででざっと二つのエピソードが終わりました。
 度仙門の中での掌門の地位を狙う仙霖峰の師父蒯思、偉そうにしていますが、結構小物ですな。その弟子たちは師父に倣って小瓊峰の師徒3人をばかにしていますが、早速痛い目にあっています。蒯思の思惑では暦錬大会で主導権を握り、度仙門の掌門の地位まで奪うはずだったのがあっさり失敗しています。

 次の東海龍宮エピソードでは、交戦的な兄皇子敖甲と我関せずの弟敖乙というが登場。度仙門と龍族を争わせようという蒯思とその背後の人物の思惑をくじいたのはここでも李長寿ですが、やっぱり表にでない。その代りにひげ面の長庾に化けて、敖乙の前に現れています。


 李長寿はなんとか自分が表立たない、目立たないようにと必死になっています。普通ならば、主人公が悪を倒して、大見えを切るようなところで彼はこそこそ隠れてしまう。

 けど、他のキャラもたいがいで、度仙門の弟子の中で「一番弱い」と見た李長寿に挑戦してきた敖乙の目的は、一番弱い李長寿に負けて、王宮を追放されたいというもの。二人は何とかして、弱いふりをしたまま相手に勝たせようとし続けます。

 何もかもがこういう感じで、確かにちょっと普通のドラマとは違う調子外れなところが楽しいです。

 しかし、まあ、「大奉打更人」とか「永夜星河」「成何体統!」なんかに共通したものもあります。

 

 主人公がとにかくモテるというのもお約束でしょうが、彼が何をやっても好意的に受け止め「師兄、すばらしい!」と目をハートにする有琴玄雅、お酒大好きな師叔酒玖と助手になってる師妹藍霊娥の三人は常に彼の周囲にいます。しかし、演員表的には雲霄仙子の女主1らしい。ここまで見た感じでは、女主1は艾米の藍霊娥なんですかどね~

 敖瑞鵬の李長寿は彼のキャラによく似合っている感じで悪くないです。演員表でただ一人の領銜主演というだけあって、出ずっぱりで大活躍してます。李長寿とは正反対ですねw

 演員的には、李長寿の師父斉源に于毅、東木公の宋峰岩が出てきたので、私が喜びましたw

 

 ドラマのセリフの中に、他のドラマのセリフが出てきたり、よく見る設定が一ひねりされて出てきたりするのも見ている楽しみです。

 李長寿の相談役?という位置の「管理者」が彼の履いているブーツ。何か用事があるたびに、靴を脱いで話しかけるというのに、例の邦題「大英雄」こと「東成西就」を思い出してしまったのは武侠迷ゆえの穿ち過ぎ。わかっちゃいるんですけどね~ブーツ見るとつい思い出してしまうのですw

射鵰英雄伝之降龍十八掌

レジェンド・オブ・ドラゴンテイマー/降龍十八掌

 

 これ、アマプラがお薦めしてきた映画でして・・・「レジェンド・オブ・ドラゴンテイマー」という邦題だけなら、絶対見なかった。けど、その後に「降龍十八掌」ってついてたんですよ。ならば、見ないわけにはいかん!と早速お試し。

 実際見てみると、これがなかなか・・・思ったほど悪くなかった。

 原作の「射鵰英雄伝」のうち、郭靖が砂漠から出てきて、張家口で黄蓉と出会うところから崋山論剣までを扱っています。

 時期的には2025年に作られた徐克の「射鵰英雄伝:侠之大者」より少し前の2022年の作品。

 予算的なものは、「侠之大者」にははるかに及ばないわけですが、内容的には何じゃこりゃというような付け足しがなくてむしろすっきり。無駄に腹立てることなく見終われました。

 

 アマプラの説明見た時には、郭靖と黄蓉が共に幼児誘拐事件を追うみたいなことが書いてあって、「こりゃ、あかんやつかな~」と覚悟して視聴スタートしました。

 しかし、全くの杞憂でした。確かに主人公郭靖の耿業庭も黄蓉の林姸柔にはあまりなじみはなかったし、もう少しオーラが欲しいとも思いました。その分、脇を固める東邪、西毒、老玩童には关礼杰、Alex Toこと杜徳偉、林子聰と香港映画でおなじみの顔がそろっていたのもポイントです。

 

 

 でも、余計な付け足しなしに、ばっさばっさと原作を切り取っているのが、かえって潔よく感じられたのが一番のポイントでしょう。

 

 登場してくるのは、郭靖、黄蓉の後は、洪七公、欧陽鋒に欧陽克、黄薬師、王重陽、老玩童、江南七怪だけ。楊康も穆念慈も華箏もジンギスカンも梅超風も誰も彼もでてない。発端部分の親世代の話も、蒙古草原での話もなければ、南帝も出てこなくて大理絡みも、サマルカンドも何もない。

 とにかく話は武術家郭靖の成長の一点に絞られてるといってもいい感じ。

 
 まずは張家口での二人の出会いからすぐに欧陽鋒との因縁ができ、洪七公に降龍十八掌を習い、そこから桃花島に移動。老玩童との出会い、九陰真経に婿合戦、江南六怪の死と続いていきます。

 

 その後、黄薬師は師父の仇と荒ぶる郭靖、でも、「あっさりあれはわしらのしわざじゃ!」と欧陽鋒がばらしてしまってます。

 

 こうして、黄蓉探す話も、ジンギスカンの遠征に同行する話もすべてなしで。洪七公に降龍十八掌を全部教えてもらった郭靖が師父の仇を討つのが崋山論剣の場ということになります。

 襄陽攻防とか、ジンギスカン絡みの話もまったくなくて、武術の腕を上げていく郭靖という視点一つだけでドラマが進んでいきました。

 映画化にあたっての監督などが原作を敷衍していったり、新たな解釈や価値観を付け加えていくという改編ではなく、ここでは原作を大胆不敵にカットしまくった形です。

 

 あまりに見事にあれもこれも捨て去っているので、「侠之大者」ではあれだけ気になった「楊康の不在」が全く気にならなかった。

 

 ただ、これだけ武芸者として腕を上げていく郭靖を描くというドラマ展開にしては、武打シーンが今一つ量的にも質的にも不満が残ります。まあ、予算不足という面は否定できません。

 

 金庸の原作を矮小化しているという批判もできますが、まあこういう「5分でわかる射鵰英雄伝」みたいな作風もこれはこれでおもしろいかもしれないということで視聴終了。

 

 なお、今回も主題歌はあの「鉄血丹心」でした。もほや新しい曲はでないんですかねw

 

演 員       角色   配音

耿业庭   饰   郭靖    夏觅尘
林妍柔   饰   黄蓉    段艺璇
杜德伟   饰   欧阳锋   赵震
关礼杰   饰   黄药师   宝木中阳
朱鉴然   饰   欧阳克   袁铭喆
骆应钧   饰   王重阳
林子聪   饰   周伯通   林强
刘 頔   饰   说书人
岳冬峰   饰   洪七公  姚雷

 

出品人     许钟民、程洋
制作人     窦黎黎
监 制     胡庆刚、朱任之、刘艳娥、张思聪
原 著     金庸《射雕英雄传》
导 演     朱凌锋
编 剧     朱先中、王师尧、黄嗣轩
艺术指导    傅鸫
美术设计    九宬、任思远
动作指导    王程、刘希阳
造型设计    王熙雨
服装设计    文山
视觉特效    向飞

九門 その3

18~30集(大結局)

 

 やっぱり呉老狗、「その後」に字を勉強したんだ!ってことが、ドラマ終了後の最大の感想、次が呉邪しか出なかった!だという、視聴開始時点よりテンション下がった視聴者です。

 いや~地下探検している間はおもしろかったんです。あれこれの謎も解け、忘れ去られたかと思った401部隊も発見、呉老狗と張啓山の間のわだかまりも解け・・・とテンポよく展開。

 全然「科学的」ではないのに、無理やりにでも「科学的」な理屈をつけて、不可解な出来事や怪奇な生物の説明をしてしまう力技は、「盗墓筆記」ならではでしょうか。

 

 この件が片付いたら二人で・・・霍仙姑と約束していたつもりの呉老狗でした。でも、隔世老祖の秘密を解き明かし、時間が混乱している地下世界の謎も解き明かした霍仙姑は他人に頼らず自立して生きていける自分を発見。再会した呉老狗はそれまでの「五哥」ではなく「五爺」と呼ばれて、ショック。ちょっと気の毒ですが、素直にそれを受け入れて「七妹」ではなく「七爺」と返しています。いいやつです。

 鳩山美志との死闘を経て、地下の隔世楼を壊滅させ、地上に戻ってきてみたら・・・

 

 と、ここからは九門を潰そうと画策する軍の上層部羅昴、その部下のはずなのに私怨から勝手な動きをして怒りを買っている霍文海といくつもの動きが地上に戻ってきた張啓山たちを待っていました。

 

 そして始まる九門各家、各当家への攻撃。彼らを分断し、互いに潰し合わせようとする羅昴の陰謀。長沙の民衆を守るために、九門を壊滅させろと迫られる張啓山。
 解九爺から、九門を守るためには張啓山だけを守れ、そのためには他の人間をお前の手で犠牲にしろと迫られる呉老狗。

 と、ここから始まる九門各当家のジェノサイドに、行き着くところは呉老狗処刑。ドラマ最終場面に向かってのクライマックスシーンなんですけどね~どうにも緊張感が高まらない。だって、その後、呉老狗や霍九爺の孫が主人公してるし、霍仙姑や陳皮阿四も出てきてるんですからね~

 

 何と言っても、今回の主人公たちの後世代の話がいくつも発表されているので、今一つ盛り上がらなかったのは仕方なくないですか?

 本編では、九門が長沙から姿を消した後の消息や抗日戦でのそれぞれの活躍などが描かれ、エンディングを迎えます。

 

 ラストにようやく呉邪が出てきたり、話の中で「重啓」に出てきた十一倉の名前が出てきたりして、他の作品との関連ものぞかせています。

 

 けど、楽しみにしてた鉄三角の絡みは本編ではなし。

 その後に続く彩蛋には、さらに50年後の呉老狗と張啓山、陳皮阿四と張起霊、王胖子が登場。呉老狗に筆記に書かれた文字が読めないと文句を言う孫呉邪の一幕なんかもありました。

 で・・・これだけ?
 
 彩蛋に出てくるだけにしては、ずいぶんな💦

 

 まあ、ここまで描いたらもう九門を直接取り上げるのはないんじゃないか?でも「南部档案」方向からならまた出てくるかもな~とか思いつつ視聴終了。

 個人的には、やっぱり盗墓筆記系列は地下に潜ってなんぼのもんだと思います。

 演員的には、一部不満もありますが、やさぐれた黒背老六を演じる釈小龍とか、全体としてはなかなかな豪華配役で満足できました。


演員       角色    配音

陈伟霆  飾   张启山    边江
陈 瑶  飾   霍仙姑    李诗萌
曾舜晞  飾   吴老狗
王劲松  飾   尹老板
王茂蕾  飾   鸠山美志   呂思衡
王奕婷  飾   尹新月    乔诗语
李乃文  飾   半截李
释小龙  飾   黑背老六   魏子童
应昊茗  飾   齐铁嘴    张杰
季肖冰  飾   解九     刘晟
胡耘豪  飾   陈皮阿四   凌振赫
徐正溪  飾   二月红    杨天翔
章 涛  飾   霍文海
王祖一  飾   张小鱼    姜秋再
叶祖新  飾   隔世老祖   孔天畅
刘 畅  飾   张小烬
安 迪  飾   裘德考
孙葛川野 飾   王胖子
杨 帆  飾   罗昂     宝木中阳
陈欣予  飾   白晚眉(白姨)  若瑾
书亚信  飾   鸟取鸟居   卢力峰
钱 波  飾   丁千岁
徐振轩  飾   吴邪
程 相  飾   张起灵


出品人    孟钧、吴倩、叶方仓
制作人    周静、叶方仓
监 制    关旭
原 著    南派三叔(原著作者)
导 演    柏杉
编 剧    张沅玫含、邓悦、黎藻
美术设计    牛苒苒、佘显龙
动作指导    睢肖院、张永振、张贺甲、魏方辉
造型设计    李萌
服装设计    王文浩
视觉特效    猛子