1~8集
劉詩詩の新作ということでお試し。いろいろ勝手に誤解をしてまして、焦った。
まず、新作は新作なんだけど、これ2023年の年末には撮影終了してるんですよね。その割には全体的になんかもっと前の作品のような印象がありません?
このドラマ、単独の作品と思い込んでたら、「狐妖小紅娘・月紅篇」に続く「竹業篇」が改題されて「淮水竹亭」になったんだと・・・月紅篇というと楊寞と龔俊が共演してた作品ですが、未見なのです。まあ、これ単独で見ても問題はないと公式が言ってるからよしとします。
話飛びますが、この「月紅篇」すでに日本に来ているんですが、DVDが出たときに「狐妖小紅娘:月紅篇原題縁結びの妖狐ちゃん」というとんでもなく可愛い邦題が付けられていて、そっとスルーしたんです。今年の初めにCSで放送されたときには「恋狐妖伝~ファースト・ラブ~」という邦題になってました。
どっちにしてもこの「淮水竹亭」、「月紅篇」とはずいぶんニュアンスが違うドラマ展開ではないんだろうか?これ日本に持ってくるとしたら、邦題どうするんだろう?と勝手に推測しているところです。
主演が劉詩詩と張雲龍なんで、こちらも平均年齢高めCPです。今回の劉詩詩はキャラは暗い方ですな。張雲龍のこういうキャラは初めて見る気がします。
すごいのが脇役陣の顔ぶれ、侯明昊、丁禹兮、陳鈺琪、孟子義、彭小苒、陳若軒と主演クラスがずらっと並んでる。そこに「一念関山」の元禄で目を引いた陳宥維、この春ブレークしたらしい恋愛ドラマ「難哄」(見てない)の章若楠に翟瀟聞。この翟瀟聞ってもう4年前になる「天官賜福」のドラマ版で太子殿下謝玲をしてましたっけ。いつになったら見られることやらわかりませんが💦
主人公二人の妹役で沈月、呉宣儀も登場。どっちがどっちの妹だったか、迷い続けてます。すまん。
とにかく豪華というか派手な配役の割には、ドラマ自体はなんか地味じゃないですかね?
ドラマがスタートしてからしばらく、主人公たちが何をしたいのかよくわかならないし、人はどんどん出てくるしと視聴難航しました。やっぱり月紅篇、見た方がいいかね?時間はないしな~と思っているうちに全体像が見えてきました。
要するにこの世界では人族、妖族、狐族の三つの種族が共存していて、狐族から人族と妖族を守るために圏内と圏外を定めていた。人族の王権家、東方家、天眼楊家といった世家は一気盟を設立、稽查司を作って盟内の査察を行っている、
ところが、この一気盟の内部が腐り始めているというのがドラマ開始時点の状況。一気盟の盟主王権弘業の父は行方不明で息子の弘業が代理を務めている。そこに付け込んで盟主の地位を奪おうとした南宮家との闘いがまず起こります。この南宮家、稽查司を仕切っているのをいいことに、妖族を捕えては虐待する、妖丹を奪って剣を作る、無実の人族や妖族を捕えて責め殺してしまうとやりたい放題。
この悪者一族はもちろん、各世家の内部にもいろいろあるのを憂いたのが第二代世代の8人。彼らはそれぞれに面をつけて正体を隠し、面具団として正義のために戦っているわけです。
領袖が王権弘業、メンバーには彼の妹や各世家の若い主、跡継ぎなんかがそろっています。
この面で顔を隠した王権弘業と出会った東方淮竹は彼に好意を持った感じ。ところが面をつけてない王権弘業とは今一つうまくいかない。面具団の仲間たちからはさっさと面を外して正体を見せればいいじゃないかとたきつけられるものの、踏み切れないぐず男w
彼ら二人は協力して南宮家に対抗したりもしますが、結局東方淮竹が彼の行動を誤解したまま「后会无期」と別れを告げられてしまいます。
今回視聴分では南宮家の父子の悪逆非道が描かれました。父親は命を落としたものの、息子の方は錯乱した父親に殺されかけたけど死を免れ、父親以上に悪辣非道を繰り返しています。この南宮家とその後ろに控えている勢力との闘いがこれからの話でしょうね。
加えて、めんどくさい関係になってしまっている男女主人公CPとさらに数組のCPの関係もこれからというところ。ま、「恋恋劇場」ですから、当然でしょうね。
古装劇を見たいと現代劇放り出して、「念無双」「無憂渡」についで三つ目なんですけど、みんな幻玄劇なんですよね~おもしろきゃいいんですけど、たまにはがっつりした史劇とか骨太の武侠ドラマとか見せてほしい。5月の新作に期待してますよ~