1~10集
あけましておめでとうございます。
2025年も中華ドラマを見ては、好き勝手言いたい放題するだけの感想文ブログです。こんなところでよければ今年もよろしくお付き合いくださいませ。
そのためには、私の視聴意欲をそそるようなドラマがたくさん出てきてくれるのを待っています。いくら世間的に評価が高くても、個人的趣味嗜好にあわないと私的「いいドラマ」にはならないんですよね~ええ、ええ、私は身勝手です。自覚は十分にw
というわがままな人間の今年最初の更新は王鶴棣主演の「大奉打更人」です。「将夜2」や「蒼蘭訣」など彼の主演作も結構見てるんですが、これが一番気に入りました。
ドラマは異世界転生ものというジャンルでしょうか?導演は「贅婿」も取ってるし、「与鳳行」や「旗袍美探」「神探」等わりに気に入った作品の多い人。どれにも共通するのは、展開のリズムの良さではないでしょうか?
この「大奉打更人」でも、現在のビジネスマン楊凌が目が覚めてみたら、どこともわからない古代っぽい架空歴史世界の許七安になってたというところからスタート。すぐにこの世界になじんでしまって、すぐにレベルアップしていくし、異性にはモテまくり、人脈作りまくり・・・という転生ものあるある展開。
目が覚めたのが、いきなり牢獄の中だったとかなかなか強烈な展開するのに、主人公は現代の知識と持ち前の調子よさで局面を打開していきます。
とにかく主人公のノリの良さ、ドラマ全体のノリの良さが、年跨ぎの正月ドラマにふさわしいんでして・・・ハマりましたw
許七安は叔父の家に居候していて、吝嗇な叔母からは邪剣に扱われ、従弟にあたる新年や二人の妹とは良好な関係を持っている。本来の七安は彼らと食事も一緒にしないような人物だったらしいが、楊凌の七安はたちまち彼ら一家の中心になってしまう・・・慶余年?
許七安の叔父の許平志が税銀を輸送の途中、その税銀が河に落ちで爆発消失してしまったという罪に問われ、連座した一族もろともに牢に入れられていました。許七安は早速現代の知識を生かして、その謎を暴き、一家を窮地から救います。
同時に水に触れると激しく反応する軽い金属ナトリウムを錬成、これと税銀が入れ替わっていたことを証明します。このことで科学部門的な司天監に目を付けられます。ついで、詩を書いて見せたことで文化面担当的な雲鹿書院の大珠たちにも目を付けられ、治安担当らしい打更人にもスカウトされます。
そして、従妹の許玲月、司天監の褚采薇、打更人の南宮倩柔、教坊司の花魁浮香とたくさんの女性が登場しています。そこへ彼を利用したいと考える長公主懐慶、公主臨安も登場してきましたが、許七安は臨安公主を懐慶長公主だと勘違いしていて、これからドタバタが進行しそうです。
打更人の採用試験では、毎度おなじみの塔を登っていく場面が登場、ところがこれがほぼスルーされてしまうとか肩透かしだったりするのも愉快。
話の内容としては、打更人の一番下級レベル銅鑼に採用された許七安がさらに武功を極めてレベルアップしていくのと、公主や皇帝家とのつながりを持つようになってこの辺のもめごとに首突っ込んでいくんだろうなと予想しています。
今回はあまりシビアな展開にならないといいなぁと思ってるところです。
同時に女性陣との話もあるんでしょうけど、どう考えてもねばつきそうにないキャラばかりなのでちょっと安心してます。
キャスト陣は許七安に絡んできて反撃を食らう反派周立に張宸逍、この人「蒼蘭訣」で東方青蒼の弟していた人です。臨安公主は「卿卿日常」の田曦薇、そして司天監の錬金術師宋卿が姚一奇でまた田曦薇の公主にさんざん振り回されてます。
もう一人「卿卿日常」からは南宮清柔で范帥埼、褚采薇で劉美合等々大勢登場してます。そのうち、張暁晨も出てくるはず。
「琅琊榜」からは打更人のボス魏淵で謝玉劉奕君が登場、そのうち沈追馮睴も出てくらしい。2の方も叔父許平志で岳暘が登場、そのうち劉鈞も出てくるはず。
このドラマ、こんなふうに見知った顔がたくさんでそれだけでも楽しい。
「慶余年」の范閑同様に許七安も現代の知識を生かして窮地を乗り越えていくんですが、范閑にはかなわない感じ。詩を作ってみせて周囲の注目を集める・・・と言っても、許七安のは中途半端なんですよね。范閑のように100首以上も暗唱したりはできない。ま、設定も違いますけど。
深読みして楽しむようなタイプのドラマではないので、肩の力抜いて思い切り笑いながら楽しんでいます。
とまあ、今年もこんな調子で役に立つ情報は少なく、脈絡のない感想を垂れ流すだけの我が家です。