江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

四方館 その2

14~25集

 

 最近にしては珍しく3本同時進行で見ています。別にのんびり構えているわけじゃないんですけどね~気がついたら、このドラマの配信も終わってしまってたw
 ま、ここまで来たら、積みにはなるまい。

 

 と思うのは、あれだけうざったかった女主1が沈静化して、普通の恋愛ドラマ程度になったというのが一つ。もう一つは、ドラマの主軸が大雍国と諸外国との関係、そこで暗躍する反派白衣客という図式に移ってきて、そこに主人公たちの恋愛ドラマや親子のドラマなんかが入ってくる形は、私には大変見やすくなってきました。

 あれこれ外してみれば、国家間のもめごとや国家転覆を企てる話を楽しんで見られているので、視聴継続です。

 

 それにしても、「初めて見たときから、ずっと君が好きだったんだ」という元莫の告白。ここから二人はカップルになりました。命がけで逃げているという理由はあったにしろ、つまみ出されても仕方ないようなそれまでの元莫への仕打ちの数々でしたからね~先に彼が一目ぼれだったというのは妥当なところでしょうかね。
 
 ドラマは、怪しげな宗教集団による集団誘拐、炎の中からの阿術救出劇と来て、次は交渉決裂した焉楽以外の五か国との盟約を再び結ぼうという話になります。この話の展開の方が、恋愛ドラマ部分より興味深かった。

 

 ここでがんばるのが名誉挽回を図りたい安修義です。彼は、無能というわけではないし、冷淡な父親から認められたいと必死なのに、何か掛け違ってしまう。その彼の父鴻臚寺の少卿安遠道と四方館の館主于得水は、亡き父親に対する責任を感じるのか、元莫に対しては寛容で彼の行く末に責任を感じ、とにかく一人前に育てようとしています。
 それなのに、自分の息子には優しさを見せないんですよね~やっと手柄を立てて、元莫の父と同じ四方使候補に選ばれて鼻高々の安修義なのに、父が現れて自分を褒めてくれるのかと思えば、枠を増やして元莫をもう一人の候補にしてしまう。

 これで、ひねくれないほどの人格者ではない安修義なので、彼のこれからが気になるところ。

 

 ドラマは、白衣客という仮面キャラが、すべての悪事の裏で糸を引いてると見えます。彼の勢力は、焉楽や他国にも浸透していて、あんたも一味だったのか~というような場面も出てきます。こういう展開は好みw


 そして、国家間の力関係を壊し、自らの利益にしようという白衣客の最終的な目的はまだしっかりと出てきてません。しかし、彼らが探す焉楽の前朝の公主が実は阿術だったという視聴者には予想通りと言っていい身バレ。ここから、話が大きく進み始めました。なんとしても彼女を守りたい元莫と仲間たちに対して、白衣客や焉楽の現政権が何としても前朝公主を捉えようとしています。そこに現れた阿術の幼馴染という阿史蘭が自分こそが公主だと名乗りを上げます。

 というところが、今回視聴分です。

 

 漠北の王子多弥で徐海喬が登場、大雍との多国間交渉に重要な役割を果たすキャラを演じています。「夢華録」とか「蒼蘭訣」とは違って、久しぶりに軽快なキャラの徐海喬でしたが、なんか髪の毛盛りすぎて頭が重そうです。

 

 阿史蘭は陳小紜、今WOWOWで再放送してる「如懿伝」で女主の侍女やってますな。「斛珠夫人」とか「卿卿日常」に出てました。

 全体の三分の二というところまで見ました。それぞれの恋愛関係より、親子関係の行方とか焉楽国の政権の行方の方が気になるのは、わたしだけですかねw