江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

九州縹緲録 その5

48~56集(大結局)

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 無事に視聴終了しました。

 終わっていたかって? ちゃんと終わってましたw

「かかれ~~」って戦闘が始まるところで一連の物語は終わったのですが、「終わってないぞ」とはなりませんだ。

 なぜか?

 呂帰塵をメインとした物語という枠で見ると、第1集の冒頭で登場した老人が何十年後かの呂帰塵?そしてラストに数秒だけ登場した緑豊かな草原と北都城。これで青陽部そして北陸の命運をかけた戦いの帰趨がどうなったか、その後の九州がどうなったかが十分に想像できるのです。形式としては少林問道とも共通する枠組みです。

 呉秀波の「大軍師司馬懿之軍師聯盟」だとまだ世に出る前の司馬懿から死を迎えるその時までを丁寧に時を追って描いていたのですが、原作はどうであれ、このドラマではそこまでの描写はしないという判断で問題ないと思いました。

 どっかのドラマみたいに70集以上も見てから、実は3部作です、だから75集全部見ても終わってませんよ~と突然放り出されるよりずっといいです。ちゃんと話全体を見通すことができれば、もっと見たかったという気持ちはあっても腹は立たないものだとわかりました。
 と、総括しておいて、この先はストーリ展開に触れるので立ち入りご用心です。

 

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 下唐国に戻った呂帰塵は、この機に乗じて呂帰塵に軍勢を与えて青陽大君の地位につけ、青陽部と北陸を従属させようと図る国主百里景洪の申し出を拒絶。斬首されようというところを小舟の手引きで乗り込んできた姫野と天駆武士団、そして青陽部の戦士たちが駆け付け呂帰塵を救出。
 呂帰塵は相思相愛の小舟と別れ、故国に帰ることを決断。


 百里景洪は彼を見限った将軍拓跋山月によって殺され、国主の地位を乗っ取った彼もあっという間に本家の百里寧卿の手で殺されてしまう。下唐国をわがものとした百里寧卿は、次に長公主を切り捨て、小舟を皇帝に据えて大胤帝国をも意のままにしようとする。世の安寧のためにそれを受け入れ、百里景洪の遺児で精神の発達が2歳児くらいで止まっている百里煜との結婚も受け入れ、皇帝の地位に就く小舟。
 この場面、すべてを手に入れてにんまりしているが表情に出さない百里寧卿、小舟の決意を見守るしかなかった名乗れない実の父白毅将軍、不穏な空気を察する息衍将軍と天駆の大宗主を引き継いだ姫野、今にも泣きだしそうな悲痛な表情の小舟・・・そこに響く「百里景洪、百里景洪、どこ?」と呼ばわる百里煜の声とでんでん太鼓のからからという音・・・これからが安寧なんかでは無さげなことを十分見せているいい構成でした。

 

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 ドラマとしては、この天啓の朝廷での動きと北都での物語が交互に出てきますが、時間的には先に天啓での話が進んでいるはず。でないと、別の大陸にある北都まで姫野たちが来れるはずがないw


 話が前後しますが、青陽部の北都城では呂帰塵の兄たちが大君の地位をめぐって争い、それを見た青陽部の族長たちがもう知らんわ~となったうえに、朔北狼王蒙勒火儿が生きていた雷碧城の言葉に乗って北都城を攻め青陽部を壊滅させようとしている。そこに呂帰塵が一人悶々としながら、戦いの先頭に立つのですが、連戦連敗。もう後がないという戦いの火ぶたが切られようとする場面で姫野が軍を率いて登場。エンディングへ・・・


 血を見るとバーサーカーになる呂帰塵もようやくこれを自力でコントロールできるようになったが、前の方が戦闘能力高かったような気がする。


 なんでも原作では、呂帰塵は北陸をひとつにまとめ草原の帝国を作り、姫野は大胤王朝に代わる新王朝の実質的な開祖となるそうですが、そうでなくてもいろいろ話は想像できると思います。


 演員的にはやっぱり主役の二人、呂帰塵の劉昊然と姫野の陳若軒ががんばったと思います。今回の制作にあたって話を呂帰塵中心に進めているのですが、企画段階では姫野を中心にという構想もあったそうで、それも見たかった。劉昊然も陳若軒もちゃんと演技の出来る若い俳優で今回は二人が自分のキャラの成長をしっかり演じていて好感が持てました。

 宋祖児の羽然というキャラは、青州にとどまったせいもあって、彼女抜きでも話がまとまってしまった感じになってますが、BL疑惑除け?というのは冗談としても、ドラマの尺がもっとあればもっと話の根幹にかかわる部分が増えたのかもしれません。

 でも、主役トリオには入ってない陳昊宇の小舟公主の方が、後半の話を進めるキーになってるんじゃないですかね?

 

 このコンビに加えて、親世代になる白毅と息衍もよかった。若いころは共に天駆に一人として理想に燃えて戦っていたが、白毅は愛をとって天駆を去ったという過去。で、その二人が再会、いろいろあったけどやっぱり友情はかわらないよね~という一幕。というより阿吽の呼吸は変わらない。子ども世代はみんな自分の愛や思いを振り切って、自分に課せられた責務を受け入れていきますが、親世代はけっこう自分の思いの方を大事にしてます。

 

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 個人的にはひらひらでもちゃらちゃらでもないずっしりした張智尭が見られてものすごく満足。

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 期待してた嬴无翳リターンズはなくて、残念。でも、そのかわりに狼王蒙勒火儿の多布杰と大合薩の楊新鳴の年長者が目を引きました。多布杰、胡歌の「香格里拉」以来注目の濃いおじさんなんですが、今度もいい味出してました。

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 しかし、この話の段階では東陸の帝国、北陸の草原には従属関係はないのですが、一体なにがあって海上牧雲記スタート時点のような関係に変化してしまったのか、気になるところです。と言って、原作にまで手は出さない!めっちゃ長い!読めない!

 さて、演員とスタッフですが、最初ゲスト出演で名前を見かけた雷佳音、董洁、李一桐の姿はありませんでした。カットされた部分にはいたんでしょうかねえ?


演員       角色   配音

劉昊然  飾  呂帰塵

宋祖儿  飾  羽然

陳若軒  飾  姫野     許凱

張志堅  飾  雷碧城

李光洁  飾  息衍

許 晴  飾  白凌波 

江疏影  飾  宮羽衣    韓嘯

王 鷗  飾  蘇瞬卿

張豊毅  飾  嬴无翳    宣暁鳴

張嘉澤  飾  百里景洪

宣 言  飾  胤喜帝白鹿顔

魏千翔  飾  百里寧卿   姜広涛

劉冠成  飾  拓跋山月   楊默

江 涛  飾  翼天瞻

董 勇  飾  呂嵩

楊新鳴  飾  大合薩    郭正建

張智尭  飾  白毅     宝木中陽

陳昊宇  飾  小舟公主

楊 玏  飾  呂鷹揚

呉佳怡  飾  嬴玉

魏 鵬  飾  息轅

陸妍淇  飾  蘇玛     劉雨斯

多布杰  飾  蒙勒火儿 

馮 暉  飾  姫謙正    高楓 

職員

制作人  張為為

原著   江南

導演   張暁波

編劇   江南、常江、霜城、雷博

美術設計 孫立

造型設計 奚仲文

視覚特效 韓雷、周珮珺