11~24集(大結局)
終わりました~
ネタばらさないようにして感想文w
前のと比べるといろいろ言いたいことはあるんですが、伝奇的な雰囲気はやはり好みなのでした。
ドラマはいくつかの殺人事件などを解きつつ、全編を通しての大きな謎に向かっていきます。ついでに前作のラスボスの末路まで見せてくれました。
「九牛二虎一鸡现,河神降魔镇海妖」というのがこのドラマ全体を貫く故事なんですが、この九牛、二虎がなんだったのかを理解するのにずいぶん手間を取りました。ドラマ戻して見てるだけではついていけずに、中華サイトの記事に随分お世話になりました。もっともこれ、日本語字幕がついてたり、吹き替え版だったりしても相当めんどくさい話じゃないかと思われます。
前回、ブログにアップしたときは「横溝正史っぽい」と書いたんですが、11集から後を見ると江戸川乱歩っぽいと言った方がよかったような気がしてきました。
11集からの女学校を舞台にしたエピソードの結末近くは、テレビで故天地茂が演じた明智小五郎のパノラマ島なんかを思い出しました。怪しげな工場の中で行われている黒魔術っぽい儀式、とにかく怪しい男女に怪しい「科学」とか、横溝正史じゃないな~乱歩だよな~と一人突っ込み。
後半に入ってようやく水中シーンが増え、主人公の面目躍如と言った感はありました。
前作に続いて、郭得友とタッグを組んで事件の謎に取り組む丁卯の張銘恩、丁卯の恋人で新聞記者の肖蘭蘭の陳芋米は続投。
直前に見ていた「民初奇人伝」では優雅な令嬢を演じてた王紫璇がこちらでは全く違ったキャラを演じていて、はじけまくっていました。彼女の衣装を見るのも楽しみでした。
世界観にふさわしい衣装やセット、ヘアスタイルで、微妙に現実離れをしている異世界の居心地の悪さを演出しています。主人公はその世界の住人なんで、彼らが居心地悪そうでは困るんじゃないかと思うのですが、やっぱりなんか居心地悪げなのも計算のうちなんですかね?最後の大々的なアクションシーンになってようやく生き生きと活躍しているように見えてしまいました。
土着信仰を取り入れた話の構成は原作者天下覇唱の得意とするところで、難しいよ~と嘆きながらも見続けてしまうのはこういう雰囲気のドラマが好みだからなので文句は言えない。でも、もうちょっと前作にあったようなおどろおどろしさがあってもいいと思う。
毎回のドラマの初めに講釈師が一席語る形で前回までのお話を提示してくれるのはいいアイデアだと思いました。それにタイトルロールでいろんなキャラがその回の思わせぶりなキーワードをつぶやくのもおもしろかった。毎回「河神」と主役陣の4人が言うので、いい発音の勉強になりましたw
演 員 角色
金世佳 飾 郭得友
张铭恩 飾 丁卯
王紫璇 飾 顾影
陈芋米 飾 肖兰兰
裴魁山 飾 郑队长
苇 青 飾 张神婆
康恩赫 飾 连化青
袁富华 飾 都督
唐以诺 飾 付队长
王 放 飾 范君尧
张子琪 飾 戎傲霜
党浩予 飾 伍作男
杨凯森 飾 白纪文
郭九龙 飾 郭淳
梁国荣 飾 胡总管
陈 剑 飾 鱼四
杨子骅 飾 顾唯良
董向荣 飾 崔疯子
職員
出品人 龚宇
监制 王晓晖(总)、汪启楠
原作 天下覇唱
导演 田里(导演)、三品(执行)、 何坦(副导演)
编剧 唐方园、张在峰、魏祎、刘成龙、杨宏伟
美术设计 邢柳亭
动作指导 孙井岩
造型设计 袁斌
服装设计 马海福
视觉特效 詹涵苏