1~5集
やっと登場した「慶余年」の第2季。4年も待たされたんだから、楽しませてもらわなくっちゃ!と膝を乗り出した視聴者はたくさんいると思います。私ももちろんその一人です。
最初に配信された5集分の感想です。
前評判は上々、私も期待感でいっぱい。でもまあ、そういう時ほど、見るのが怖かったりしません?
今回も楽しかったのは楽しかったんですけど、なんか期待したのと方向性が違うんですよね。
ネタバレはしない方針と言っても、もう前回の時にいろいろばらしちゃってるんで今更配慮しても仕方ないということで、開き直ってます。とはいえ、ほとんどストーリには触れてないかもw
前回は言冰雲が范閑を背中から刺殺したというとんでもなく続きが気になる場面で終わりました。ところがこのエピソード、原作にはないんです。范閑一行は何事もなく慶国に向かっていきます。
で、この後始末をどうつける気だ?と4年まえから気になってたんです。そりゃ范閑殺すわけにはいかないから、何か理由つけて復活させるか、死んだふりしてましたとオチをつけるかしかないだろうと思ってはいたんです。
予想外だったのは、これほどにコメディテイストにしあげてしまっていることです。最初の方なんかもうお笑い。げらげら笑いながらも、ちょっと戸惑ってました。
コメディだと割り切れば、悪くないんですけどね~「慶余年」ですからね~なんというか笑いの質が第1季とは変質してるような?
この後、原作での話は、ますますシビアになっていくんじゃなかったっけ?(理解度はともかくとして最後まで原作をめくっては見た。読んだとは絶対言わないw)
前作では改編されたところに外れがないと思ったんですけど、今回はどうなっていくかドキドキひやひやしてます。
范閑が死んだふりをしたのは皇帝を騙した大罪なので、死罪を言い渡されては大変と知恵を絞り、王啓年が配下から朋友にレベルアップして協力。
本来、北斉に残ったのは郭保坤じゃなくて王啓年だから一緒に戻ってきてないし、二皇子はあんなところで范閑に手を出していないわけで、最初の配信分のほとんどがオリジナル展開、王啓年の妻子なんかも全くのオリジナルキャラ。王啓年の娘覇覇はかわいいけどね~
それで、このあたりの展開に原作ファンが早速噛みついているのは当然かもしれません。
今回冒頭から登場した言冰雲が前回の肖戦から「天才基本法」にも出ていた呉幸鍵に交代するなど、何人かの演員の交代が話題になってました。呉幸鍵の言冰雲は肖戦のものより人づきあいがよさそうな感じがします。
新しいキャストにも、そのうち慣れるはずです。
前にもどこかで言いましたが、私としては演員の交代より、ドラマが進むほどに原作との乖離が大きくなっていくことの方が気になってました。前作ではそこに不安はなかったんですけどね~残念ながら、なんか早速不安が顕在化したような気がしてなりません。
とはいえ、前回のラストシーンとこれから始まる慶都に戻ってきた范閑のドラマをつなげるために、多少つじつまが合わなくてもやっちゃえ!的な力業というかアクロバット的展開が今回視聴分だったと解釈、この先はこれほどコメディにはならないだろうと期待して、視聴継続します。
というか、范閑と王啓年が都に入ってくるシーンとか見ると「なんちゃって~~」とスタッフが言ってるような気がしてならない💦
原作至上主義というわけでもないドラマ視聴者なんですけど、抱月楼での范思轍と三皇子の「やらかし」案件とか大皇子の帰京なんかは原作にもあって、それに何かほっと安心感があったりしてます。
私としては、原作からどれだけ離れてもいいからちゃんと話の根本は見失うことなく原作以上におもしろいドラマを見せてくれれば文句はないのですが・・・
しかし、この「おもしろい」という日本語、Interestingという意味とfunnyという意味があるんですよね・・・私としては「慶余年」にはfunnyだけではないドラマを期待しているのです。
最後に演員陣はこちらの画像を・・・
原作では、スタート時の「范閑17歳になってない、林婉儿16歳になってない、范思轍13歳になってない」という年齢設定、ドラマの方は「まぁドラマだからね~」となってた。
で、今回新登場の三皇子、范思轍の右上のキャラ。中の人郭子凡は肖戦と同じX玖少年团の一員。でも、この三皇子の年齢設定は9歳!彼が出てきたとたん、頭の中に「9歳!がんばれ若作り」と不思議なエールが鳴り響くのです。
ところで、張若昀、やっぱりダイエットしすぎ。「顕微鏡下的大明」とか「大唐狄公案」なんかではあまり気にならなかったけど、范閑となるとどこか違和感・・・。瘦せたんじゃないか?というような科白持ってきてますけどね~ちょっと心配になってしまう。