13~26集(大結局)
どうしても2024年のくくりに入れたかったので、がんばって視聴終了しました。
原作のファンからは魔改編だとさんざんな言われ方もしています。日本語訳も出ているということで、早速買って読んでみました。確かにキャラの設定とかまるで違っています。最初に出てきて温悦を脅迫したいやらしい甘亮なんてキャラは、原作では様子のいい公子だったので、お気の毒にとか思いながらぼつぼつ原作も読んでます。
原作では、話はもっと淡々と進んでいく印象です。中国語の原本にあたってないし、まだ第1巻の途中までしか読んでないので、読んだ部分の日本語訳だけから受ける印象かもしれません。
原作本の冒頭の登場人物紹介でぶっ飛んでしまったくらい、ドラマとはキャラが違っていました。ただ、だんだんと原作にそってきました、もっとも温悦がくノ一まがいの武功の持ち主などという話にはなりそうにもないです。
キャラの設定だけでなく事件の展開も派手に改変されているようで、ドラマには探案ものというより冒険もののような雰囲気を感じています。個人的にはドラマの方が話の展開に魅力を感じています。
原作では清明上河図に描かれている人物すべてに名前が付けられている画像のリンクが貼られていて、趙不尤がここにいる、万福は虹橋の上だというように小説を読みながら、画像で人物探しをするという楽しみがあります。同時に小説に出てくる建物や場面が、詳細に書き込まれている清明上河図のどこにあるのかを探すのもおもしろい・・・などとしていると、全然読書が進まない。
ドラマでは、そういうことが映像として取り込まれているので、話を途切れずに楽しむことができました。それに、張拓瑞の描いた絵が3Ⅾ画像として立ち上がってきたり、動く映像として再現されて、ストーリ展開の中に登場してくるのは見ごたえ十分です。
でも、それより主人公たちの後ろを通っていくエキストラたちが清明上河図の中に描かれている人物に倣った姿で現れるが楽しかったです。何種類かあるエンディングでは清明上河図の画面からリアルにキャラが動き出すところを見せてくれていて、すぐ飛ばしてしまう人物が最後までちゃんとエンディング見てしまいました。
今回視聴分は趙墨儿の友人が巻き込まれた科挙の不正を追う中で、邹家という有力者一族の姿が見えてきます。続くエピソードでは若い娘たちを誘拐しては慰み者にしているとんでもない有力者たちが出てきます。それが邹家の主邹勉の一人娘とその婿がとその仲間たち。彼らと対決する趙不尤一家と開封府の顧震たちという話から、諸悪の根源と思われる邹勉との対決という話に展開していきます。
趙墨儿と瓣兒が自分たちが趙不尤の実の兄妹ではないことを知って動揺、一方で温悦の両親や弟が殺害された事件の真相が明らかになってきて、彼らの間の因縁も明らかになってきます。そして、温悦の死んだと思っていた弟が姿を現しますが、こちらは復讐の念に凝り固まっています。
こうして、それぞれの人間関係やら思いが錯綜する中、趙不尤の父趙离が思いがけないアビリティを発揮。やっぱりただの老人力だけではなかった。というか、この人、息子たちが思いもよらないところで全体を見てるんじゃないかね?
趙不尤が弁論で事件の真相と犯人を追及する一方で、顧震と万福はそれを守って大活躍と見せ場もそれぞれ。初めの方で登場した墨儿の友人たちとかも余すところなくストーリ展開の中に組み込まれてました。
原作ファンの怒る気持ちもわかりますが、これはこれでよかった。
今年最後のドラマ視聴も楽しく見終わることができました。
ということで、2024年のまとめにこれも入れられそうです。年内に視聴終了というマイルールに苦しんでしまった💦
ところが、今度は王鶴棣の「大奉打更人」というのが出てきて、これがまたおもしろくて・・・でも、これは次年度回し決定ですね。
演 員 角色
张颂文 飾 赵不尤
白百何 飾 温悦(苏悦)
周一围 飾 顾震
侯岩松 飾 赵离
张 耀 飾 赵墨儿
夏 梦 飾 赵瓣儿
林家川 飾 万福
是 安 飾 张择端
郝富申 飾 宋齐愈(丁旦)
郝 汉 飾 姚禾
李乃文 飾 狄伦
海一天 飾 萧逸水
张馨予 飾 章七娘
姜珮瑶 飾 池了了
尤靖茹 飾 王云裳
程 茉 飾 汪月月
王沛禄 飾 甘亮
张天阳 飾 章美
莫小奇 飾 费香娥
宋楚炎 飾 栾回
林 鹏 飾 邹紫茵
陆妍淇 飾 春熙
汪 铎 飾 罗准
任运杰 飾 何欢(苏铮)
李逸男 飾 孙勃
建 康 飾 单十六
出品人 薛继军
制作人 吴梦琦、周渊枚、马骏、张元欢、张晓洲
监 制 梁红、谢颖、陶昆、向阳
原 著 治文彪(清明上河图密码)
导 演 杨帆
编 剧 郝静伟、汪启楠
摄 影 冯思慕、王钧铭、赵宗跃
配 乐 韩红
美术设计 孙健
动作指导 唐腾飞
造型设计 方思哲
服装设计 方思哲
视觉特效 黄明鑫、刘培宇