江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

任 賢齊版 笑傲江湖

儀林がいない


イメージ 1武侠23」で李亜鵬版の「笑傲江湖」の放映が始まる、うれしいね。
というわけでもないのですが、たまたまレンタルショップに行ったら、4枚そろってたんで借りてみました。まあ、400円です。
 これも、ひどいダイジェスト版。多分、もとの半分以下。それでどうしたかっていうと、儀林をきれいさっぱり切り捨てた。タイトル以外影も形もない。田伯光も、林平之もほとんど出てこない。岳不群はさすがに出てきたけど、親子そろってあれっいつ消えたんだろって感じ。
 ダイジェスト版なんか、きらいだあ!!
 ものすごくたくましい曲洋や緑竹翁たちおじいちゃんの群れ、二人しか出てこない桃谷六仙、やっぱりどう見ても魅力が感じられない林志頴版「絶代双驕」の鉄心蘭やってた陳徳容の岳霊珊・・・脚本によってストーリ展開が違ってくるのは当然なんだけど、やっぱり李亜鵬版のがおもしろいかな。
 こちらも、わりとテンポもいいし、悪くなさそうなんだけど、いくらなんでも話が飛びすぎて、原型がしっかり見えてないから、なんともいえんなあ。
 いちばん面白かったのは、崋山派を破門になった令狐沖が食堂でアルバイトしてたこと。「小二!」「来了!!」なんてね。江湖な世界では、お金はいつの間にかわいて出てくるかとおもってたけど、しっかり働いて稼いでたのね。
 この2000年ごろって、1,2年のうちに馬景濤版(新加波版)とこの二つの三つの「笑傲江湖」が立て続けに作られてたんですねえ。それはそれですごい話だと思いませんか。