江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

又見逍遥 その2

11~26集

 

 お話の中間部分。覚えていたつもりでも結構忘れていて、思ったより新鮮な気分で見ることができました。
 と言っても、ストーリ展開は変わってないわけで・・・先を知ってるから、辛くなってしまう部分もあるんですよね。ちょいと困った。

 

 李逍遥と張霊児、劉晋元と林月如に阿如と唐鈺の三つのCPが揃いましたが、これからそれぞれがついたり離れたり、ごたごたしつつ終幕に向かっていくことになります。

 韓医仙から盤龍剣を贈られた李逍遥、妊娠がわかっても記憶を失ってる李逍遥には離せない趙霊児、李逍遥を好きになったけど趙霊児も大事な友人と思うと口に出せない林月如に、彼女が李逍遥を愛していることを知って彼女への自分の愛情を隠してサポートする劉晋元となんとも面倒くさい関係になっています。ただ、彼らの間に悪意や敵意がないので、ドロネバ展開にはならないのです。

 「仙剣奇侠伝」後の幻玄ドラマに、こういう三すくみ、四すくみみたいな恋愛関係をもちこんでいるケースも少なくないんですが、某ドラマとか某ドラマのように底なし沼に頭から突っ込んだようなドロネバ展開にしなくても、緊張感のある関係を描くことはできるということですね。

 

 そして、もう一組、ようやく合流して共に南詔に向かうことになった阿如と唐鈺、最初は阿如の母南盟主の命令で仕方なく霊児公主を探しに出発、わがままお嬢様に無表情で有能な護衛という関係から変化が見えてきました。しかし、そんな唐鈺には大きな秘密が・・・

 

 と、今回視聴分では揚州で事件に巻き込まれたり、砂漠になった雲夢澤でかつての南詔国の将軍たちに出会い、とうとう拝月教主と直接対決。

 

 王勁松版の拝月教主はとにかく怖そうです。なんというか徐錦江版の持っていたわけのわからない薄気味の悪い怖さ、不気味さとは雰囲気が違うんですよね。「破冰行動」の林耀東のような理路線然とした巨悪の怖さはあるんです。でも、なんか違うw演員さんの個性が違うから当然なんですけどね~

 

 今度は桃花村で李逍遥と趙霊児が村に残ると言い出し、それを月如が村人の仕業と見抜いて大活躍、村に留まるようにかけられた呪いを解き放ちます。

 で、今回視聴分の最後は霊児の持つ霊珠を横取りしようとする蜀山派の不良出来抱朴のせいで、蜀山派一同と戦いになり、霊児が囚われてしまいました。その上、彼女は李逍遥と月如の記憶から自分を消し去ってしまい、李逍遥くん二度目の記憶喪失。

 

 ここまでで、まずは毒に侵されたことを黙ったまま劉晋元が家に残り、同じく重傷を負った阿如を師父に助けてもらうために唐鈺と阿如が別行動になりました。そして、李逍遥と月如は趙霊児の記憶を失ったまま劉晋元と再会しますが、彼は知らぬ間に知らぬ相手彩依と結婚してました・・・
 劉晋元ってもともと好きなキャラなんですけど、李川にはことのほか似合ってると思うのですよ。またしばらく彼の登場シーンがあると思うとうれしい。

 

 しかし、なんか気の毒な林月如です。

 趙霊児は蜀山で搭の中にとらわれてしまいましたが、この蜀山派の掌門剣聖が修慶。今度は掌門とはいうものの今一つ頼りなさそうなキャラでしょうか?

 

 この蜀山派弟子8人と李逍遥、霊児、月如の三人との闘いはなかなかの迫力とスピード感で楽しめました。CG処理で華麗な演出がされていたのはもちろんですが、実写部分の切り替えの速い展開、アクションのスピード感に満足できました。

 

 今回視聴分でも揚州刺史の王雨、石長老の郭軍などいろいろな演員がゲスト的に登場しています。ちょっとそう来たか~となったのが李川の劉晋元の母を演じたのが斕曦、「甄嬛伝」の沈眉庄の中の人。10歳離れてるかどうかの母子です?「薬屋のひとりごと」などちらっと思い出したりしてたw

 

 20集まででブログ更新する予定でしたが気がついたら、もう26集でした。

 最近「仙剣4」「仙剣6(祈今朝)」と続けてみたのですが、おもしろさはやっぱり断トツです。個人的には、19年前には自分にとって最初の中華ファンタジーだったから見る目が甘かったのかと思ってた部分もあったのも事実。でも、ストーリ展開、スピード感、キャラ設定等々の秀逸さはさすがとしか言えません。もっともこういうのはもうゲーム段階からのことで、ドラマだけの問題ではないかもしれませんね。ゲームしてませんけど💦