江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

風流少年唐伯虎

黄暁明的電視劇


どういうわけか見終わるのにほとんど一年かかってしまった。
周星馳の「唐伯虎点秋香」(詩人の大冒険)と同じ題材。唐伯虎というのは15,6世紀明代に実在した人で、この話は民間伝承の形であるんだそうです。だから、おんなじ話。
江南第一風流才子と自他共に認める唐伯虎が、華家の侍女にほれて、下人に身をやつしてもぐりこみ、四大才子仲間の手を借りて、彼女の心を射止めるまでの物語。
これだけの話を28集のドラマにまとめるには、あっちふくらませ、こっちふくらませ・・・で、少々間延びしてしまったのは仕方ないか。
15世紀なのに英語の勉強をしてたり、学校同士の競争のテーマが手品だったり・・・つっこめば、きりはないけど。
イメージ 1黄暁明の唐伯虎は、軽いコミカルな演技で楽しそうに演じてます。いろんな役をするけど、けっこうコメディに向いてるかも。ただ、さっそうとした風流少年唐伯虎を期待してた向きには、ちょっといじられキャラ過ぎって気もします。才人って割には、要領悪すぎだけど、それなりに難題をクリア。
連城訣なんかに出てた何美鈿がでてるんで、ヒロインの秋香かと思ったら、その友人で、唐伯虎たちをいじりたおす。ヒロインは台湾の鄭家楡って女優さんなんだけど、どうしてこの娘に唐伯虎が一目ぼれしたのかが、このドラマ最大の疑問。台湾の女優さんって、私が見ても「ああ、きれいな人だ」という人もいるけど、どっちかというと「かわいい系」が多いような感じ。その上、どうして、この人が絶世の美女なの?って首をひねっちゃうケースも多いのよねえ。別に、美人でなければヒロインになっちゃいかんとは思わないけど、「絶世の美女」ならやはりそれなりにねえ。価値観の違いなのかもしれないけど。
そういや神鵰侠侶で楊過にひどい目にあわされてた鹿清篤をやってた田重が、今度は華家の二少爺として唐伯虎に世話されてました。(いや、こっちが先か…)
ものは、ついでで、周星馳の映画も見てしまった・・・やっぱりこのくらいテンポがいいなあ。ゆっくり黄暁明、見るだけなら、これでもいいけど。