江湖迷人

Yahooブログから引っ越してきた武侠迷のブログです。中華ドラマの古装劇、ミステリ、SF方面を主に取り上げて、感想文を書き連ねてます。ネタバレはしたくはないんですが、ばらし放題になってることも、逆に肝心なことを抜かして何のことかわからないこともあって、あまりあてにはならないので、ご用心ください。

韓棟版鹿鼎記 その5

41~50集

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 50集見終わりました。

 神龍島攻撃から始まって、極寒のロシアに行って、戻ってきて、麗春院で6人と~で、蒙古の王子たちと義兄弟になって~と調子こいてたら、皇帝に天地会のことがばれてしまって、通吃島に逃げて、戻ってきて~~大結局。

 ロシア部分と台湾部分は全く存在しませんでした。
 神龍教に引っ張られていった部分はさすがに一瞬出てきましたが、寒い~とか言ってるうちにすぐに助け出されてしまって、ここが龍脈と財宝のあるところか~でおしまい。ものすごくリアルに寒いところでロケしたのに正味5分あったかなあw

 通吃島も、逃げ込んで陳近南が鄭克爽に殺された話のあと、いきなり場面は変わって子どもが3人生まれていて、名前を付ける話になった。康熙からの迎えが聖詞を持ってくる場面はさすがに飛ばせなかったようだけど、たった一回。それで、ドラマ内時間も1年ぐらいのものですが、所要時間は15分くらいのもんでしょうか。どうもこのドラマ、移動には時間をかけない方針のようです。
 それになんだか、海岸と海の場面がCGもロケもセットも使っているようなんですが、つなぎがうまくないのか、人が浮き上がって見えてるのはいただけない。

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 この後、康熙が韋小宝に自分の忠臣としてだけ生きていくように迫っていく話が続きます。ところが、ロシア遠征も台湾攻めもないもんで、ある日韋小宝一家が消えるという話のきっかけがなくなってしまったんでしょう。
 オリジナルストーリーで、その分を埋めるしかなかったわけですな。
 正直、これが心配だったんですが、案外破綻せずにまとめてました。

 双児が皇太后に護衛として、身近に仕えることになったというのが天地会と皇帝の二股をかけてきた小宝の人生の終焉の始まり。
 皇帝や清朝廷は親の敵と双児が皇帝に襲い掛かり、小宝ともども天牢に押し込められる。
 小宝と双児の二人が首を切られるという話まで、しっかり突っ込んでました。
 今回のこの部分は、今まで見た中でも康熙が小宝に厳しく迫っているように思います。

 それだけに、最後の牧歌的な終り方はちょっと無理な気もしましたが、韋小宝の首を康熙が切ってしまうわけにはいかなかったんでしょう。でも、今回の終わり方だと、小宝は結局康熙の手の中にいることになってしまいますが、いいんでしょうか?

 最後には、二人が決定的に決裂して終わるのではないかと思いましたが、そういうわけでもなかったです。
 決裂の仕方では一番仲良く分かれたのが梁朝偉版、張衛健版が最悪の別れ方と思ってるんですが、それを越すかと思ったんですけどねえ

 最後まで見終わったわけなんですが、最初に思ったよりはずっと面白かったし、登場人物のキャラがどっかのドラマのように根本から変わってしまってるということもなく、安心して見られました。
 最初の何集かは子役を使った方がよかった。いい年をした男性の無理なハイテンションがきつかった。

 女優のキャスティングにはやっぱり首をひねるところもあるけど、韋小宝のキャラは韓棟に向いてました。
 七个老婆は今回はヒロイン1が双児、2が建寧公主、3が阿珂、小郡主で4が方怡、5が曾柔で、蘇荃はゲストてな感じでした。
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 そして、康熙は影薄めでしたなあ。もともと韋小宝がうろつきまわって、康熙は五台山以外には動かないキャラなんで、影薄くなりがちなんですよねえ。

 それにしても、何で出てきた釈小龍?

演員表

角色          演員
韋小宝      韓棟
康熙          魏千翔
阿珂          賈青
双儿          張檬
建寧公主      娄艺潇
蘇荃          張馨予
沐剣屏      呉倩
方怡          趙圓瑗
曾柔          王雅慧
鄭克爽        林江国
陳近南       何中華
韋春花       王琳
太后           米雪
鳌拜           頼水清
海大富       計春華
風際中       閔政
索額图       李慶祥
劉一舟         呉華新
顺治           劉徳凯
呉三桂       馮進高
馮錫范       孟飛
茅十八       晋松
九難師太      王婉娟
職員表
導演: 頼水清 鄧衍成 龍紹基 
編劇: 劉殿潤