65~90集
終わりました・・・というか終わってたんです。刺客列伝にテンション傾いていたんで、ブログにあげる暇がなかった。
刺客列伝2もあと2集なんですが、一気せずに明日のお楽しみにしておきます。
龍珠伝奇は、親政を始めて間もないい康熙の時代、明朝の復興をめざす朱家の旧皇族や重臣たちの動きや歴史上の人物呉三桂や鰲拜たちの陰謀を背景に、康熙と実は明朝最後の皇帝の遺児易歓のラブストーリを彼女の婚約者で清を倒したら朱家の皇帝になる朱慈煊との三角関係を入れながら描いてきました。
最初は、女性版鹿鼎記という雰囲気だったんですが、韋小寶と違って本人が反清復明の当事者なわけで、この恋が成就するはずはなく、見かけの賑やかさに関わらず悲恋に終わるだろうとは予想していました。
騙されたとカッカしながらも、許してしまうんですね。
ところが、それを勘弁ならないのが「夫も、息子も、妖女のせいでなくした.。この上、孫までも」と嘆く太皇太后。
そりゃそうだ・・・と思わず納得できるくらいには、この時代のドラマも見ている迷子です。
どうして反清復明をしなきゃいけないの?康熙はいい皇帝だという易歓。彼女の心がもう自分の元には戻らないと知った朱慈煊は、自分の内力を犠牲に瀕死の彼女を救う。
ようやく康熙の妃となることを承知した易歓は、父たちを説得すると足元もおぼつかない朱慈煊とともに康熙に見送られて紫禁城を去っていく。
で、一転。
康熙の元に、血に染まりズタズタになった易歓の衣服と彼女が康熙のために作った布袋が届く。
殺される場面がはっきりあるわけではないですが、これは朱家の太子朱慈煊だけは生かしておくわけにはいかないという太皇太后と易歓に夫をとられている皇后、その叔父索額图たちが愛新覚羅家の支配を固めるためにとった措置であったらしいことはその前後のエピソードから想像できる仕掛けになっています。
最愛の女性を殺されて、康熙フリーズ。何日も乾清宮に籠って、祖母の呼びかけにも答えない。
ようやく姿を現した時には、すっかり雰囲気が変わって、恋する男から冷徹な支配者に代わっていた・・・ということでエンディング。
そういや刺客列伝でも、太傅や親友を殺されてた執明がショックのあまりブラック化していますが、こっちはまあ易歓が望んだよい皇帝になるという覚悟をした様子です。
とまあ、あんまり気持ちのいい終わり方でもなかった。
加えて、鰲拜もまだ生きてるし、呉三桂や台湾の趙家も健在。すべてはまだこれから・・・という「史劇」視点でも全くの中途半端なところでの終わりなんで、すっきりしません。
明の財宝のありかを秘めているという銅の箱やら三本の鍵とかも最後まで、どれが本物だという話はあるもののなんにも解決せず、易歓と朱慈煊の身分の入れ替わりも以後話題に上ることもなくそのまま。
なのに、どうでもいいようなお忍びで町へ行って大騒ぎとかなんとかのどうでもいいエピソードは無駄に展開。
こっちがラブコメの王道って気がしないでもないですけど・・・
演員表
演 員 角色 配音
楊 紫 李易歓 喬詩語
秦俊杰 康 熙 張杰
舒 暢 雪傾城、舒婉心 邱秋、張麗敏
茅子俊 朱慈煊 魏超
斯琴高娃 太皇太后 原音
黄海冰 永暦帝 姜広涛
韓承羽 葉黙声 馬正陽
劉学義 呉応麒 蘇尚卿
孫 蔚 樊倩影 徐佳琦
何中華 李定国、李徳福 宝木中陽、趙震
劉立偉 呉三桂
蘆星宇 索額図 厳明
劉錫明 樊 离 劉琮
姜 鴻 雪衣居士 張凱
肖栄生 鰲 拜 劉琮
修 慶 葉明章 郭浩然
謝 寧 劉徳昭
張維娜 皇 后 吟良犬
職員
出品人 呉毅、王賢民
制作人 鄧細斌、呉力
監 制 高新杰
導 演 朱少杰、周遠舟
編 劇 李亜玲
配音導演 姜広涛